2007.09.18 Tuesday
思わず♪打て!打て!青木♪て歌ってたんだけどなぁ。まあ自分たちが勝てなかったんだから文句言う筋合いじゃないね(笑)。
敬老の日。ナイスシルバーデーで招待された方も大満足の好試合だった。
こんな時に「寿命が縮むような試合」しちゃいけないからね!(笑)
敬老の日に相応しく、ベテラン陣が頑張った試合。特に先発下柳は久々の自分らしい投球で流れを渡さなかった。投げ合った相手木佐貫はすでに12勝をあげているG右のエース。この日も立ち上がりから三振ラッシュで攻め込んでくる。もしGに先取点を奪われれば、勝てていない身だけに雰囲気が悪くなるところだが、この日は意図したところにボールが行っていたので大丈夫。前のD戦に負け越して首位を奪われ、その首位Gを迎える3連戦初日というドキドキの大事な日に、こういう「大丈夫感」を作り出した功績はものすごくデカい。もっとも浜風を背に投げることで下柳自信も大丈夫と思いながら投げていただろうし、攻撃陣やタイガースファンは、どれほど序盤から好投しようが、最終的に木佐貫は「はぐれインパラ状態」になると思っている。これらもデカい。
4回ウラ、二死から下位打線で小さなチャンスを掴むと関本がイヤらしいタイムリー右翼線ポテンで先制点。三振三振で綺麗に打ち取っても、グシャっと汚い当たりで点を取られちゃう。ダメージを与える関本スペシャル。だけど木佐貫もこの後しっかり踏ん張る。ちょっと今日はいつもと違う感じだ。豊田が背筋痛で抹消され、先発はより粘りを要求される。自覚を感じる投球内容。
一方の下柳も久々に「ザ・老獪」「ザ・下柳」。恐らく調整が抜群に上手くいったのだろう、直球の勢いがここしばらくとは全然違った。下半身強化できたんじゃないかな。直球で押し込めるから、左右の揺さぶりでより大きく崩せる。まるで柔道を見ているようだった。
しかしやっちゃいけない狙い打ちカウントで大失投。この回でお役ご免という6回表に、谷に同点HRを食う。崩せていないのに足を刈りに行って、スパンと背負い投げ一本、ママでも金!て感じ。これで10勝目も消えちゃった。だけどこの好投は大きかった。先発が6回投げてリードされてなければ高確率で勝てるチームなんだからね。今この局面、首位攻防のこの1試合の好投は、勝ちがつかなくたって2勝分の価値はあるさ。途中大雨に見舞われながらもホントよう投げた!
1日休んだ久保田がまた良い出来だった。ゴンザレスにはそこそこの当たり(遊ゴロ)をされたが、阿部のポテンをはじめ、直球の力で押し込める。試合終盤、さあここからというタイミングで、打つと手が痺れるような豪腕投手が出てくるというのは、相手にとって本当にイヤなことだと思う。
同点の7回ウラ、木佐貫もよう頑張っている。代打高橋光、鳥谷と簡単に退け二死。打者赤星のところで阿部がマウンドに行ってアドバイスを与える。頷く木佐貫。なんだこれ?とんとんと行けば良さそうなところ、なんでも「悔いの残らないように投げろ。(サインに)首を振っていいから」と言ったとか。なるほど、もしここで赤星を出すようなことになると、いらん心配しながらいつものようにキョドキョド木佐貫になりかねないと、危険を察知したというわけか。しかしこれはいかにも逆効果だった。群れの中でピョンピョン跳びはねている内は、その持てる能力を発揮できるインパラも、ひとたび危険の中にいると認識すると突如として固まってしまう。この場面、自分では気持ち良く躍動していて、危険はまだまだ遠くにあると思っていたのに、他ならぬ群れのリーダーから、「いや、気をつけないと食われるぞ」と言われたことでキョドキョド。失投をきっちり捉えられてライナーが木佐貫を強襲、危うくグラブで難を逃れたが内野安打となる。
今度は尾花コーチがマウンドにやってきて、「(赤星は)走ってくる。長く持つとかクイックやけん制を挟むなり工夫しろ」とアドバイス(ここらへんのコメントはサンスポより引用)。うーん、どうなんだろう。ハッキリ言ってそんなことは木佐貫だってわかっている。木佐貫&阿部コンビのクイックは速いし、赤星の体調も万全ではなく盗塁も止まっている、グラウンドコンディションもあまり良くない。バッターに集中しろと言ってやるべきところだと思うんだけどなぁ。何より阿部にしろ尾花コーチにしろ、はぐれインパラの不安をよりあおるようなアドバイスに思える。
場内に「走れ走れ赤星」が何度もコールされる中、木佐貫は当然執拗な牽制。さすがの赤星もなかなかスタートが切れない。しかし木佐貫も打席のシーツに集中できず、初球フォーク、2球目直球とも上ずる。カウント1−1、でもここは赤星走らなきゃいけない。たとえアウトになってもかまわない。次の回、またシーツから攻撃すれば良いんだからね。牽制牽制の中、3球目、赤星スタート、またも直球がアウトハイへ、シーツ出しかけたバットを止めるが当たってしまう、カーンと弾き返された打球がライト線上に向かう、フェアかファールか、落ちる、フェア!打球はフェンス際を転がる、赤星一度緩めかけたが再度加速、吉竹コーチの腕が回る、赤星まったく膨らまず、直角に三塁を回る、ライトから中継を経てバックホーム、危ないタイミングだ!いや赤星速い、あっという間にホームへスライディング、セーフ!勝ち越し2−1!三塁を回った時、送球の感じから際どいと思ったが、赤星にとっては、三塁からホームへの時間なんてのは、ほんの一瞬あれば良いんだね。改めてそのベースランニング技術の凄さを見せてもらった。
8回表はジェフ・ウィリアムス。故障の影響はどこへやら。しっかり休ませたのが吉と出て、絶好調時のままのジェフがいる。先頭代打大道を外角直球でハーフスイング、すかさず一塁塁審にグワーっと振ったろー?塁審も勢いで、アウトー!もう迫力で言わせたよね、振ってないように見えたけど(笑)。もうこういうところで頭ごなしに押さえつけちゃう。気迫がスゴイよ。
1点リードの8回ウラ、Gは西村を出してくる。スピード計時は速いのだが、そうは思えないキレのなさ。一死から葛城が右中間フェンス上の方直撃の二塁打。次の矢野のバッティングが凄かったんだ。2−2からの5球目、西村の得意球シュートに大ヤマを張って打ちに行く。コースは高め、内に外れるボール球、体はいくぶん早めに開いて間を作り、左ひじは体側を通過させてしまって芯の位置を合わせる。グリップも前で裁くタイミングで走らせてきているのにヘッドは返さない。インパクトの瞬間に下半身ごと一気に回転させてヘッドも素速く返す。えー?高く上がった打球は、前進守備のレフト谷の頭上をまったく切れようともせずに伸びて伸びてワンバウンドでフェンスに当たる。本当にすんごいタイムリー二塁打。いやあ、インコース好きな矢野だけど、ああいう打ち方はあんまり見たことないなぁ。やっぱり大迫力でピタっと揃った「わっしょい」が打たせたんだよ(笑)。
この後、止まらない「わっしょい」の中、関本がつまりながら中前に落とし一死一三塁、さらには代打桧山で、もう上がるはずのない「わっしょい」の音量が1.2倍上がって、それだけでみんな泣きそうな雰囲気の中、桧山がセンターフライ、それ程深くもなかったがGの本塁中継に切れなく矢野生還。4−1!甲子園なんだからこうこなくちゃ!
最後は球児。コンディションとしては一番心配だけど、変化球を上手く使いながら3人で締めて42セーブ目。またなんとか調子上げて行って欲しいね。
ヒーローインタビューの赤星、「楽しくてしょうがない!」ナイスコメント!その気持ちがチーム全体に広がれば、萎縮はしないよ。本当はビビっていても、そう言い続けることが大事!
これで引き分けを挟んで、Gに5連勝。もうこうなりゃ「タイガースには勝てない」という雰囲気を固めてしまって、ゴリゴリっと行ってしまいたいね。GもTも今日は誰が先発なのかわからないけど、とにかく先発頑張れ!打線頑張れ!わっしょいわっしょい!
敬老の日。ナイスシルバーデーで招待された方も大満足の好試合だった。
こんな時に「寿命が縮むような試合」しちゃいけないからね!(笑)
敬老の日に相応しく、ベテラン陣が頑張った試合。特に先発下柳は久々の自分らしい投球で流れを渡さなかった。投げ合った相手木佐貫はすでに12勝をあげているG右のエース。この日も立ち上がりから三振ラッシュで攻め込んでくる。もしGに先取点を奪われれば、勝てていない身だけに雰囲気が悪くなるところだが、この日は意図したところにボールが行っていたので大丈夫。前のD戦に負け越して首位を奪われ、その首位Gを迎える3連戦初日というドキドキの大事な日に、こういう「大丈夫感」を作り出した功績はものすごくデカい。もっとも浜風を背に投げることで下柳自信も大丈夫と思いながら投げていただろうし、攻撃陣やタイガースファンは、どれほど序盤から好投しようが、最終的に木佐貫は「はぐれインパラ状態」になると思っている。これらもデカい。
4回ウラ、二死から下位打線で小さなチャンスを掴むと関本がイヤらしいタイムリー右翼線ポテンで先制点。三振三振で綺麗に打ち取っても、グシャっと汚い当たりで点を取られちゃう。ダメージを与える関本スペシャル。だけど木佐貫もこの後しっかり踏ん張る。ちょっと今日はいつもと違う感じだ。豊田が背筋痛で抹消され、先発はより粘りを要求される。自覚を感じる投球内容。
一方の下柳も久々に「ザ・老獪」「ザ・下柳」。恐らく調整が抜群に上手くいったのだろう、直球の勢いがここしばらくとは全然違った。下半身強化できたんじゃないかな。直球で押し込めるから、左右の揺さぶりでより大きく崩せる。まるで柔道を見ているようだった。
しかしやっちゃいけない狙い打ちカウントで大失投。この回でお役ご免という6回表に、谷に同点HRを食う。崩せていないのに足を刈りに行って、スパンと背負い投げ一本、ママでも金!て感じ。これで10勝目も消えちゃった。だけどこの好投は大きかった。先発が6回投げてリードされてなければ高確率で勝てるチームなんだからね。今この局面、首位攻防のこの1試合の好投は、勝ちがつかなくたって2勝分の価値はあるさ。途中大雨に見舞われながらもホントよう投げた!
1日休んだ久保田がまた良い出来だった。ゴンザレスにはそこそこの当たり(遊ゴロ)をされたが、阿部のポテンをはじめ、直球の力で押し込める。試合終盤、さあここからというタイミングで、打つと手が痺れるような豪腕投手が出てくるというのは、相手にとって本当にイヤなことだと思う。
同点の7回ウラ、木佐貫もよう頑張っている。代打高橋光、鳥谷と簡単に退け二死。打者赤星のところで阿部がマウンドに行ってアドバイスを与える。頷く木佐貫。なんだこれ?とんとんと行けば良さそうなところ、なんでも「悔いの残らないように投げろ。(サインに)首を振っていいから」と言ったとか。なるほど、もしここで赤星を出すようなことになると、いらん心配しながらいつものようにキョドキョド木佐貫になりかねないと、危険を察知したというわけか。しかしこれはいかにも逆効果だった。群れの中でピョンピョン跳びはねている内は、その持てる能力を発揮できるインパラも、ひとたび危険の中にいると認識すると突如として固まってしまう。この場面、自分では気持ち良く躍動していて、危険はまだまだ遠くにあると思っていたのに、他ならぬ群れのリーダーから、「いや、気をつけないと食われるぞ」と言われたことでキョドキョド。失投をきっちり捉えられてライナーが木佐貫を強襲、危うくグラブで難を逃れたが内野安打となる。
今度は尾花コーチがマウンドにやってきて、「(赤星は)走ってくる。長く持つとかクイックやけん制を挟むなり工夫しろ」とアドバイス(ここらへんのコメントはサンスポより引用)。うーん、どうなんだろう。ハッキリ言ってそんなことは木佐貫だってわかっている。木佐貫&阿部コンビのクイックは速いし、赤星の体調も万全ではなく盗塁も止まっている、グラウンドコンディションもあまり良くない。バッターに集中しろと言ってやるべきところだと思うんだけどなぁ。何より阿部にしろ尾花コーチにしろ、はぐれインパラの不安をよりあおるようなアドバイスに思える。
場内に「走れ走れ赤星」が何度もコールされる中、木佐貫は当然執拗な牽制。さすがの赤星もなかなかスタートが切れない。しかし木佐貫も打席のシーツに集中できず、初球フォーク、2球目直球とも上ずる。カウント1−1、でもここは赤星走らなきゃいけない。たとえアウトになってもかまわない。次の回、またシーツから攻撃すれば良いんだからね。牽制牽制の中、3球目、赤星スタート、またも直球がアウトハイへ、シーツ出しかけたバットを止めるが当たってしまう、カーンと弾き返された打球がライト線上に向かう、フェアかファールか、落ちる、フェア!打球はフェンス際を転がる、赤星一度緩めかけたが再度加速、吉竹コーチの腕が回る、赤星まったく膨らまず、直角に三塁を回る、ライトから中継を経てバックホーム、危ないタイミングだ!いや赤星速い、あっという間にホームへスライディング、セーフ!勝ち越し2−1!三塁を回った時、送球の感じから際どいと思ったが、赤星にとっては、三塁からホームへの時間なんてのは、ほんの一瞬あれば良いんだね。改めてそのベースランニング技術の凄さを見せてもらった。
8回表はジェフ・ウィリアムス。故障の影響はどこへやら。しっかり休ませたのが吉と出て、絶好調時のままのジェフがいる。先頭代打大道を外角直球でハーフスイング、すかさず一塁塁審にグワーっと振ったろー?塁審も勢いで、アウトー!もう迫力で言わせたよね、振ってないように見えたけど(笑)。もうこういうところで頭ごなしに押さえつけちゃう。気迫がスゴイよ。
1点リードの8回ウラ、Gは西村を出してくる。スピード計時は速いのだが、そうは思えないキレのなさ。一死から葛城が右中間フェンス上の方直撃の二塁打。次の矢野のバッティングが凄かったんだ。2−2からの5球目、西村の得意球シュートに大ヤマを張って打ちに行く。コースは高め、内に外れるボール球、体はいくぶん早めに開いて間を作り、左ひじは体側を通過させてしまって芯の位置を合わせる。グリップも前で裁くタイミングで走らせてきているのにヘッドは返さない。インパクトの瞬間に下半身ごと一気に回転させてヘッドも素速く返す。えー?高く上がった打球は、前進守備のレフト谷の頭上をまったく切れようともせずに伸びて伸びてワンバウンドでフェンスに当たる。本当にすんごいタイムリー二塁打。いやあ、インコース好きな矢野だけど、ああいう打ち方はあんまり見たことないなぁ。やっぱり大迫力でピタっと揃った「わっしょい」が打たせたんだよ(笑)。
この後、止まらない「わっしょい」の中、関本がつまりながら中前に落とし一死一三塁、さらには代打桧山で、もう上がるはずのない「わっしょい」の音量が1.2倍上がって、それだけでみんな泣きそうな雰囲気の中、桧山がセンターフライ、それ程深くもなかったがGの本塁中継に切れなく矢野生還。4−1!甲子園なんだからこうこなくちゃ!
最後は球児。コンディションとしては一番心配だけど、変化球を上手く使いながら3人で締めて42セーブ目。またなんとか調子上げて行って欲しいね。
ヒーローインタビューの赤星、「楽しくてしょうがない!」ナイスコメント!その気持ちがチーム全体に広がれば、萎縮はしないよ。本当はビビっていても、そう言い続けることが大事!
これで引き分けを挟んで、Gに5連勝。もうこうなりゃ「タイガースには勝てない」という雰囲気を固めてしまって、ゴリゴリっと行ってしまいたいね。GもTも今日は誰が先発なのかわからないけど、とにかく先発頑張れ!打線頑張れ!わっしょいわっしょい!