2007.09.24 Monday
ということでshuさん企画の団体観戦。いつもありがとう。
東西(その中間もいたねw)あわせて15人がひとかたまりになって観戦した。さすがにこの状況、もうみなさん西も東もありまへんな(笑)。
うちはご厚意に甘えて、家族3人分チケットを確保してもらっていた。時々かすかな小雨まじりで、寒いくらいの気候。持参した芋焼酎を飲みながら、皆でわいわいがやがや楽しく観戦できたのは良かったかも知れないなぁ。特にこういう試合内容だとね。息子も何度か球場に連れて行っているが、どうやら今までで一番楽しんでいた様子。女性が多かったのが良かったのかな(笑)。私以外ちょっと人見知りな家族なのだが、皆さん気さくにしてもらってありがとう!そんなことで反省会にもご一緒せず、話し足りない感じもあったが、それはまた次の機会にね。
さてタイガースもたいがい弱いのだが、スワローズの強さも半端じゃない。
もちろん最下位を争っているスワローズが本当に強いのかどうか、これはよくよく考える必要があるが、少なくとも今季の中ではもっとも状態が良いのは間違いない。
現地観戦だったし、録画も見なおしていないので、感覚でしかないが、2点失ったジェフの投球は全然悪くなかっただろうと思う。各打者の集中力、威圧感は、遠く離れた内野スタンドでも十分感じられた。
そして石井一。時計の針を10年巻き戻したかのような内容。いや当時はもっと三振か四球という感じだったから、そうではないね。タイガース打者の萎縮もあったのかもしれないが、あれだけ凡ゴロの山を築くのだから、低めへの制球が抜群で、内外、緩急のコンビネーションが良かったのだろう。
「いつもは完投もしない人だからね。いいもの見せてもらったよ」と古田監督。
「今まで出会った中で一番の捕手。もう1回受けてほしい」と石井一(サンスポ)。
この日もいっぱいだった神宮球場。もちろん空席を埋めるように一塁側にもタイガースファンが大勢入った。これはここ数年の神宮を知る人なら、当然のことと受け止めるだろう。驚くべきは、スワローズファンの数だ。スワローズの一時代が今、ハッキリとした形で幕を閉じようとしている。そのことがどれだけファンの、選手たちの心に大きなパワーを作り出すか。見せつけられた思いだった。
まあそりゃそうと、こっちはそんなドラマにつきあっている場合じゃないんだけどなぁ。GとDはもうS戦1つずつしか残ってないしさ。
でも今のスワローズにはいろいろとヒントがあったように思う。モチベーションの面では、「古田退団」に決して負けない「優勝争い」があるんだから問題はない。純粋に気持ちをぶつけていったら良いと思う。
Sナインがどんな気持ちでプレーしているのか想像すると、「古田の涙」が悔しさであったのと同様、悔しさをぶつけているんだと思う。特に石井一の投球や宮本の打撃には、そういう気を感じた。済んでしまったことの大きさを痛感する。自分がしたこと、できなかったこと、それによって他の人がどういう目にあったか。振り返って、それを受け入れ、悔恨する。自分にはまだその悔しさを表現する場所があると、ありがたく思いながら、集中力として爆発させる。クリアな気持ちでプレーできているように思う。
もう一つは、新しい力の萌芽。ユウイチ、畠山、川本。結果はともかく、懸命さがプレーに出ている。渇望していたチャンスを目の前にして、恐れを知らぬ思い切りの良さ、がむしゃらさがチームを勢いづかせている。
改めて学ぶまでもなく、今季不調のタイガースを救ったのと同じメカニズムがスワローズで機能しているということ。この日タイガースで数少ない輝いたプレーは、強い気持ちを持ち続けた上園の粘り、積極性が生んだ藤本のヒット(初回、2点目を防いだ中継好返球もあった)、そして厳しい場面で決めた藤原の犠打、くらいついた桜井のヒット。小粒ながらも「勢いの種」は見えた気がする。もちろん窮地を救い、希望を継続させた江草と久保田のナイスピッチも輝いていたけどね。
王道に見えても渋滞しているかも。近道に見えても落とし穴があるかも。遠回りと思っていた道に宝が落ちているかも知れない。「即効性」はそう見えないところにあったりするからわからないものなのだ。
さて、最終回3点ビハインド、なるほどこれを跳ね返すことで優勝できるのか、そう勝手に思いこんでいたが、どうやらそんな簡単なシナリオじゃなかったようだ。ジャイアンツ用のシナリオもかなり良い感じで進んでいるし、ドラゴンズ用のシナリオも悪くなさそうだ。しかしやっぱりタイガース用のシナリオが一番面白そうに思うんだけど、それは私がファンだからだね(笑)。とにかくだ。さあ、ぼちぼちやったろか!
Go!タイガース!
うちはご厚意に甘えて、家族3人分チケットを確保してもらっていた。時々かすかな小雨まじりで、寒いくらいの気候。持参した芋焼酎を飲みながら、皆でわいわいがやがや楽しく観戦できたのは良かったかも知れないなぁ。特にこういう試合内容だとね。息子も何度か球場に連れて行っているが、どうやら今までで一番楽しんでいた様子。女性が多かったのが良かったのかな(笑)。私以外ちょっと人見知りな家族なのだが、皆さん気さくにしてもらってありがとう!そんなことで反省会にもご一緒せず、話し足りない感じもあったが、それはまた次の機会にね。
さてタイガースもたいがい弱いのだが、スワローズの強さも半端じゃない。
もちろん最下位を争っているスワローズが本当に強いのかどうか、これはよくよく考える必要があるが、少なくとも今季の中ではもっとも状態が良いのは間違いない。
現地観戦だったし、録画も見なおしていないので、感覚でしかないが、2点失ったジェフの投球は全然悪くなかっただろうと思う。各打者の集中力、威圧感は、遠く離れた内野スタンドでも十分感じられた。
そして石井一。時計の針を10年巻き戻したかのような内容。いや当時はもっと三振か四球という感じだったから、そうではないね。タイガース打者の萎縮もあったのかもしれないが、あれだけ凡ゴロの山を築くのだから、低めへの制球が抜群で、内外、緩急のコンビネーションが良かったのだろう。
「いつもは完投もしない人だからね。いいもの見せてもらったよ」と古田監督。
「今まで出会った中で一番の捕手。もう1回受けてほしい」と石井一(サンスポ)。
この日もいっぱいだった神宮球場。もちろん空席を埋めるように一塁側にもタイガースファンが大勢入った。これはここ数年の神宮を知る人なら、当然のことと受け止めるだろう。驚くべきは、スワローズファンの数だ。スワローズの一時代が今、ハッキリとした形で幕を閉じようとしている。そのことがどれだけファンの、選手たちの心に大きなパワーを作り出すか。見せつけられた思いだった。
まあそりゃそうと、こっちはそんなドラマにつきあっている場合じゃないんだけどなぁ。GとDはもうS戦1つずつしか残ってないしさ。
でも今のスワローズにはいろいろとヒントがあったように思う。モチベーションの面では、「古田退団」に決して負けない「優勝争い」があるんだから問題はない。純粋に気持ちをぶつけていったら良いと思う。
Sナインがどんな気持ちでプレーしているのか想像すると、「古田の涙」が悔しさであったのと同様、悔しさをぶつけているんだと思う。特に石井一の投球や宮本の打撃には、そういう気を感じた。済んでしまったことの大きさを痛感する。自分がしたこと、できなかったこと、それによって他の人がどういう目にあったか。振り返って、それを受け入れ、悔恨する。自分にはまだその悔しさを表現する場所があると、ありがたく思いながら、集中力として爆発させる。クリアな気持ちでプレーできているように思う。
もう一つは、新しい力の萌芽。ユウイチ、畠山、川本。結果はともかく、懸命さがプレーに出ている。渇望していたチャンスを目の前にして、恐れを知らぬ思い切りの良さ、がむしゃらさがチームを勢いづかせている。
改めて学ぶまでもなく、今季不調のタイガースを救ったのと同じメカニズムがスワローズで機能しているということ。この日タイガースで数少ない輝いたプレーは、強い気持ちを持ち続けた上園の粘り、積極性が生んだ藤本のヒット(初回、2点目を防いだ中継好返球もあった)、そして厳しい場面で決めた藤原の犠打、くらいついた桜井のヒット。小粒ながらも「勢いの種」は見えた気がする。もちろん窮地を救い、希望を継続させた江草と久保田のナイスピッチも輝いていたけどね。
王道に見えても渋滞しているかも。近道に見えても落とし穴があるかも。遠回りと思っていた道に宝が落ちているかも知れない。「即効性」はそう見えないところにあったりするからわからないものなのだ。
さて、最終回3点ビハインド、なるほどこれを跳ね返すことで優勝できるのか、そう勝手に思いこんでいたが、どうやらそんな簡単なシナリオじゃなかったようだ。ジャイアンツ用のシナリオもかなり良い感じで進んでいるし、ドラゴンズ用のシナリオも悪くなさそうだ。しかしやっぱりタイガース用のシナリオが一番面白そうに思うんだけど、それは私がファンだからだね(笑)。とにかくだ。さあ、ぼちぼちやったろか!
Go!タイガース!