自称阪神タイガース評論家（跡地）

…と思ったのだけれど、あまりないね（笑）。
白仁田という姓は、私は初めて聞いた。佐賀県やその周辺では多い名前だそうで、やはり白仁田投手も父親が佐賀出身。大仁田とか下仁田ならファイヤーとかこんにゃくとかで聞いたことあるけどね。
野球歴は小４からで初めは捕手、中２から投手に。糸島高から福岡大に進んで、去年春はリーグＭＶＰの８勝１敗。肩を痛めて、プロ行きを見越して今季は療養に当てる。
安定して投げられる140km/hちょいの直球が投球の軸。右打者にはスライダー、左打者にはチェンジアップでタイミングを外し、スプリットとカーブで崩す。球速、制球ともまだ伸びシロがあるというのがスカウトたちの一致した見方なのだとか。

動画で投球を見てみると、187cm、80kgという恵まれた体を、やや小さく使って投げるタイプだ。ダイナミックに投げ下ろす本格派ではなく、スリークォーターからブレの小さいフォームでピュッとキレの良い球を投げてくる。独特の球の出所、タイミングがあるかも知れない。イメージで言うと、右投手なのに、左投手みたい。ベイの工藤とか、Ｇを出た前田とか、江草とか、なんかあのタイプの左投手って同じような雰囲気があるでしょ？よく左投手を鏡に映してみると、右投手とは違う体の使い方をしているなんていう話を聞くけど、白仁田のフォームってそんな感じなんじゃないかな。適当に言ってるだけだけど（笑）。

毎年プロ野球界には、立派な新人がたくさん入ってくる。一年目から大活躍できる選手は、チーム状況という「運」も必要だが、やっぱり「こいつにやらせてみたら面白いんじゃないか」とワクワクさせるものを発散してなきゃいけない。それは多分に内面から滲み出てくるもの。「やるからには、新人王と最多勝が目標です！」その言葉を信じたくなるような気を発すれば、ちょっと楽しみな存在になりそうだ。

顔が良いという評判なので、監督の妬みを買ったり…は、ないよね、たぶん（笑）。