2005.03.26 Saturday
3/26パ・リーグ開幕。何を隠そう私もそうだが、これまでパ・リーグの動きに不熱心だったタイガースファンも多いと思う。しかし今年はそうも言ってられない。5〜6月の重要な36試合をパ6球団と行う交流試合があるからだ。
以下交流試合のポイントを羅列。
(1)対戦し慣れてない相手
初めての今年は、情報戦の巧拙で差が出そう。スコアラーの能力、実戦で修正するベンチワーク、情報を実戦に生かす能力(捕手のインサイドワーク)。
(2)梅雨時の強行試合消化
期間内に消化しなければならないので、少々の悪コンディションでも決行される。屋根なし球場のチームには不利な面が多々あり。故障、体調管理の重要性が増す。月曜に予備日あり、選手層の厚さが重要。その点、タイガースは上位ランク。
(3)営業的に狙われる?
集客力、マスコミ露出度ともトップクラスのタイガース戦は、パ各チームにとって大事な大事なアピールの場。ここで主力選手を売り出したい考えを強く持っている。エース級が出てくる率は高まり、いつもより客の多いスタンドに、選手のモチベーションも上がってくる。
(4)旅行続き
行き慣れない場所への旅行が続く。上手く気分転換したり、遊んじゃったり、疲れちゃったり、選手のキャラによって結果に良し悪しが出そう。昔の近鉄・南海・阪急の時代だったらウチは有利だったなぁ。
で、パ・リーグは依然として二強時代が続いているようだ。簡単にプレビュー。
昨年日本一のライオンズは、超高校級・涌井投手もローテ入りするということで上積みがありそう。とにかく伊東監督が西武にいる限り、崩れそうにないという安定感がある。最大の不安定は経営母体。
実力ナンバーワンの呼び声高い新生ホークスも文句なく強い。これまで心配視されてきた選手層の薄さも育成能力の高さで解消されている。王監督の指導者としての、いや人間としての強さがチームの隅々まで行き渡っているという印象がある。しかし、開幕を直前にして投打の核、斉藤・松中の故障が伝えられ(松中は軽傷か)、暗雲の下での船出だ。
昨年、盛り上げるだけ盛り上げてくれたファイターズも楽しみ。売れ行き不振の甲子園チケットだが、ファイターズ戦は早々に完売。やっぱ新庄が好きなんだね、みんな(笑)。金村・小笠原も不思議と北海道がよく似合うような気がしてきた。不安のタネは新庄の飽きっぽさと選手層の薄さ。しかしヒルマン監督のチーム運営、選手操縦方法は、辛抱強く誠実。今年も新庄とヒルマン監督のキャラが微妙な化学反応を見せそう。
久保・手嶌と初めて自由枠を(それも二枚とも)使って勝負を賭けてきたマリーンズも上昇気配。経営側の決意を感じる。ベテランと若手が噛み合えば一躍話題の中心に来る。もし黒木・小宮山が奇跡のカムバックを果たせば、熱いマリサポが燃え上がり、さらにチームを向上させる。奇人バレンタイン監督が浮いちゃうことが心配。
新生バファローズは「不人気」というマイナスイメージからのスタート。仰木監督にしたら逆にやりやすいかも知れない。勝つことに専念するのみ。実際二つの良いところを一つにまとめたわけだから、相当な戦力を有している。オープン戦の流れで勝ち続ければ、監督の求心力もあり、一気に優勝争いまで躍り出る「伝統の」爆発力がある。ただ、大阪なのか神戸なのかこの先どうなるのかを「遠慮して」打ち出せない状況ではなかなか新しいファンがつきにくい。せっかくの「元年」に中途半端な状況なのがいかにも残念。
仙台のイーグルスには楽しい野球を期待したい。酸いも甘いも知り尽くしたベテランが多い。野球ができる喜びを表現したくてたまらないメンバーたちだ。純粋にその想いを全力プレーにぶつけたら良いと思う。田尾監督もそういう人間臭い性格の持ち主だ。注目選手をあげたらキリがないが、私としては川尻投手が「一球団プチ・マスターズリーグ」の主役だ。慣れない東北のファンをどうやって定着させるかは、経営側の腕の見せ所。祈成功。
さあ、みなさ〜ん!プロ野球の時間ですよ!
以下交流試合のポイントを羅列。
(1)対戦し慣れてない相手
初めての今年は、情報戦の巧拙で差が出そう。スコアラーの能力、実戦で修正するベンチワーク、情報を実戦に生かす能力(捕手のインサイドワーク)。
(2)梅雨時の強行試合消化
期間内に消化しなければならないので、少々の悪コンディションでも決行される。屋根なし球場のチームには不利な面が多々あり。故障、体調管理の重要性が増す。月曜に予備日あり、選手層の厚さが重要。その点、タイガースは上位ランク。
(3)営業的に狙われる?
集客力、マスコミ露出度ともトップクラスのタイガース戦は、パ各チームにとって大事な大事なアピールの場。ここで主力選手を売り出したい考えを強く持っている。エース級が出てくる率は高まり、いつもより客の多いスタンドに、選手のモチベーションも上がってくる。
(4)旅行続き
行き慣れない場所への旅行が続く。上手く気分転換したり、遊んじゃったり、疲れちゃったり、選手のキャラによって結果に良し悪しが出そう。昔の近鉄・南海・阪急の時代だったらウチは有利だったなぁ。
で、パ・リーグは依然として二強時代が続いているようだ。簡単にプレビュー。
昨年日本一のライオンズは、超高校級・涌井投手もローテ入りするということで上積みがありそう。とにかく伊東監督が西武にいる限り、崩れそうにないという安定感がある。最大の不安定は経営母体。
実力ナンバーワンの呼び声高い新生ホークスも文句なく強い。これまで心配視されてきた選手層の薄さも育成能力の高さで解消されている。王監督の指導者としての、いや人間としての強さがチームの隅々まで行き渡っているという印象がある。しかし、開幕を直前にして投打の核、斉藤・松中の故障が伝えられ(松中は軽傷か)、暗雲の下での船出だ。
昨年、盛り上げるだけ盛り上げてくれたファイターズも楽しみ。売れ行き不振の甲子園チケットだが、ファイターズ戦は早々に完売。やっぱ新庄が好きなんだね、みんな(笑)。金村・小笠原も不思議と北海道がよく似合うような気がしてきた。不安のタネは新庄の飽きっぽさと選手層の薄さ。しかしヒルマン監督のチーム運営、選手操縦方法は、辛抱強く誠実。今年も新庄とヒルマン監督のキャラが微妙な化学反応を見せそう。
久保・手嶌と初めて自由枠を(それも二枚とも)使って勝負を賭けてきたマリーンズも上昇気配。経営側の決意を感じる。ベテランと若手が噛み合えば一躍話題の中心に来る。もし黒木・小宮山が奇跡のカムバックを果たせば、熱いマリサポが燃え上がり、さらにチームを向上させる。奇人バレンタイン監督が浮いちゃうことが心配。
新生バファローズは「不人気」というマイナスイメージからのスタート。仰木監督にしたら逆にやりやすいかも知れない。勝つことに専念するのみ。実際二つの良いところを一つにまとめたわけだから、相当な戦力を有している。オープン戦の流れで勝ち続ければ、監督の求心力もあり、一気に優勝争いまで躍り出る「伝統の」爆発力がある。ただ、大阪なのか神戸なのかこの先どうなるのかを「遠慮して」打ち出せない状況ではなかなか新しいファンがつきにくい。せっかくの「元年」に中途半端な状況なのがいかにも残念。
仙台のイーグルスには楽しい野球を期待したい。酸いも甘いも知り尽くしたベテランが多い。野球ができる喜びを表現したくてたまらないメンバーたちだ。純粋にその想いを全力プレーにぶつけたら良いと思う。田尾監督もそういう人間臭い性格の持ち主だ。注目選手をあげたらキリがないが、私としては川尻投手が「一球団プチ・マスターズリーグ」の主役だ。慣れない東北のファンをどうやって定着させるかは、経営側の腕の見せ所。祈成功。
さあ、みなさ〜ん!プロ野球の時間ですよ!