2008.02.16 Saturday
スラーっとした体型で左投げ、ダイナミックなオーバースロー、あ、正田樹だ。昨年途中、金澤とのトレードでファイターズから来たものの一軍での登板はなし。縦縞ユニ背番号20を見てもパッと名前が浮かんでこないのも仕方ないところ。
目を引く理由は、とても線が綺麗なこと。背が高く手足も長くて、左投手には珍しくまっすぐ上から投げ下ろす。そのスナップの向きがまっすぐに下を向いていて、まさに叩きつけるような感じで放っている。実に美しく絵になっている。
先日の練習試合スワローズ戦で、待望の実戦登板。ブルペンでのワクワクが実戦でどう出るかを楽しみにしていた。しかし2回3失点という結果もさることながら、130km/h台しか計時しない直球と、得意と言われているカーブだけの単調な組み立て、さらにはボールが先行して、ガツンと長打を食らうという内容で、ガッカリ感がただよった。
だって昨年の秋季キャンプから、コーチ陣の評価はずっと群を抜いて高かったからね。こんなもんなの?
実際に見ていなかったから、ネットでぐるりと情報を集めてみる。ファイターズで伸び悩んだのはやっぱり直球の力のなさと、制球の甘さだったとか。そういう意味ではこの練習試合の様子はまさにそんな感じだった。
だがその投球内容のわりには、コーチ陣も本人も実に淡々としたコメントなんだよね。
久保コーチ「戦力として十分、考えられる投球を見せてくれた」
中西コーチ「真っすぐが良かった。ある程度ゲームを作っていけると思う」
本人「感じはすごくいいので、次は結果が残せる投球がしたいですね」
ふうむ。持ち球であるスライダーと、使えると伝えられていた新球のチェンジアップを使わなかったこと、そして同一リーグ相手で、向こうも新戦力がずらっと並んでいたことからして、「斥候」をやらされたのかな。ウソがつけない岡田監督からダメ出しされてなかったし(笑)。
ただ、見た目より直球の球速が出ないというのはウィークポイントとしてありそうだ。必ずしもスピードガンがすべてじゃないが、あの球速ならきちっとコーナーに配するなり、ボール球として使えたりという制球力が絶対的に必要だろう。カウント球のカーブはまずまず使えるから、直球の「置き場所」さえピシっと決まれば、スライダー、チェンジアップも交えてどうにでも組み立てられると思う。
次の登板では、ブルペンでの「気になる」を説明してもらえるような、そういう投球内容を見たいね。
目を引く理由は、とても線が綺麗なこと。背が高く手足も長くて、左投手には珍しくまっすぐ上から投げ下ろす。そのスナップの向きがまっすぐに下を向いていて、まさに叩きつけるような感じで放っている。実に美しく絵になっている。
先日の練習試合スワローズ戦で、待望の実戦登板。ブルペンでのワクワクが実戦でどう出るかを楽しみにしていた。しかし2回3失点という結果もさることながら、130km/h台しか計時しない直球と、得意と言われているカーブだけの単調な組み立て、さらにはボールが先行して、ガツンと長打を食らうという内容で、ガッカリ感がただよった。
だって昨年の秋季キャンプから、コーチ陣の評価はずっと群を抜いて高かったからね。こんなもんなの?
実際に見ていなかったから、ネットでぐるりと情報を集めてみる。ファイターズで伸び悩んだのはやっぱり直球の力のなさと、制球の甘さだったとか。そういう意味ではこの練習試合の様子はまさにそんな感じだった。
だがその投球内容のわりには、コーチ陣も本人も実に淡々としたコメントなんだよね。
久保コーチ「戦力として十分、考えられる投球を見せてくれた」
中西コーチ「真っすぐが良かった。ある程度ゲームを作っていけると思う」
本人「感じはすごくいいので、次は結果が残せる投球がしたいですね」
ふうむ。持ち球であるスライダーと、使えると伝えられていた新球のチェンジアップを使わなかったこと、そして同一リーグ相手で、向こうも新戦力がずらっと並んでいたことからして、「斥候」をやらされたのかな。ウソがつけない岡田監督からダメ出しされてなかったし(笑)。
ただ、見た目より直球の球速が出ないというのはウィークポイントとしてありそうだ。必ずしもスピードガンがすべてじゃないが、あの球速ならきちっとコーナーに配するなり、ボール球として使えたりという制球力が絶対的に必要だろう。カウント球のカーブはまずまず使えるから、直球の「置き場所」さえピシっと決まれば、スライダー、チェンジアップも交えてどうにでも組み立てられると思う。
次の登板では、ブルペンでの「気になる」を説明してもらえるような、そういう投球内容を見たいね。