2005.03.31 Thursday
開幕メンバーが公示される。開幕戦の登板予定がなく、「一軍スタート」という名誉にこだわらない下柳の登録を外し、野手を1人多く入れた。二軍戦でも精彩を欠いていた葛城を上げてきたのは、期待の大きさと叱咤激励の表現だろう。
開幕戦、ヤクルトは石川投手の先発が予想されている。当面6番ライトはスペンサーを中心に起用していくだろうが、開幕戦だけは石川との相性の良い桧山を使って、花を持たせても良いと思ったのだが…。
いよいよ出陣前夜、緊張感が高まる。
前日より続き。
チーム力の強化策として、コンバートと配置転換を行った。
今岡を打撃に専念させ、藤本二塁でセンターラインの守備力を強化する目的で行われたコンバートは、ある意味予定通り。優勝直後で、新人・鳥谷が不安定だった去年は無理だったが、当然打つべき手だと思う。オープン戦を見ている限り、二遊間の守備範囲は期待通り広くなっているが、プレーの正確性、力強さの面では、まだまだ成長の余地がある。実戦で上手くなる部分も大きいポジションだけに辛抱強く見守りたい。
投手の配置転換も今季の目玉。大胆にも、中継ぎで実績のある安藤を先発に、そして肩・ヒジに故障経験のある久保田を抑えに回す。この施策が失敗すれば、チームは大いに動揺し、岡田監督の求心力も失われるという、非常にリスキーな策だ。当人たちは意気に感じているようで、モチベーションは高まっている。なんとしてでも結果が欲しい。
近鉄から正田打撃、久保投手両コーチを主任級コーチとして招聘した。また二軍総合コーチだった和田コーチを一軍打撃コーチに起用し、相手投手の分析力を活用する。ここまで岡田監督の談話から、選手起用について正田、久保両コーチに信頼して任せるという姿勢が見られる。昨季、監督の意志をチーム全体に行き渡らせ、かつスタッフの意見・アイディアを吸い上げるという、理想の組織像が崩れたことに対する反省からだろう。岡田監督自身の変化もあるだろうし、復帰した島野総合コーチのアドバイスもあるだろう。首脳陣の組織再編が、チームの勝利にどう影響していくかも見物だ。
決して派手な戦力を持っているわけでも、傑出した指導体制により率いられているわけでもない。戦前の予想では、ドラゴンズの戦力が突出している、あるいは、今年もジャイアンツの打線は驚異だと伝えられている。確かにそれらは事実かもしれない。
だが、タイガースの今季からは、強い決意、闘志、そして明るさを感じる。戦力が戦力になるためには、選手個々の気持ち、そしてチーム全体としての気持ちが強く働かなければならない。最後の結果は、二年目岡田監督の闘志が、戦う集団を形成できるかどうかにかかっている。
開幕戦、ヤクルトは石川投手の先発が予想されている。当面6番ライトはスペンサーを中心に起用していくだろうが、開幕戦だけは石川との相性の良い桧山を使って、花を持たせても良いと思ったのだが…。
いよいよ出陣前夜、緊張感が高まる。
前日より続き。
チーム力の強化策として、コンバートと配置転換を行った。
今岡を打撃に専念させ、藤本二塁でセンターラインの守備力を強化する目的で行われたコンバートは、ある意味予定通り。優勝直後で、新人・鳥谷が不安定だった去年は無理だったが、当然打つべき手だと思う。オープン戦を見ている限り、二遊間の守備範囲は期待通り広くなっているが、プレーの正確性、力強さの面では、まだまだ成長の余地がある。実戦で上手くなる部分も大きいポジションだけに辛抱強く見守りたい。
投手の配置転換も今季の目玉。大胆にも、中継ぎで実績のある安藤を先発に、そして肩・ヒジに故障経験のある久保田を抑えに回す。この施策が失敗すれば、チームは大いに動揺し、岡田監督の求心力も失われるという、非常にリスキーな策だ。当人たちは意気に感じているようで、モチベーションは高まっている。なんとしてでも結果が欲しい。
近鉄から正田打撃、久保投手両コーチを主任級コーチとして招聘した。また二軍総合コーチだった和田コーチを一軍打撃コーチに起用し、相手投手の分析力を活用する。ここまで岡田監督の談話から、選手起用について正田、久保両コーチに信頼して任せるという姿勢が見られる。昨季、監督の意志をチーム全体に行き渡らせ、かつスタッフの意見・アイディアを吸い上げるという、理想の組織像が崩れたことに対する反省からだろう。岡田監督自身の変化もあるだろうし、復帰した島野総合コーチのアドバイスもあるだろう。首脳陣の組織再編が、チームの勝利にどう影響していくかも見物だ。
決して派手な戦力を持っているわけでも、傑出した指導体制により率いられているわけでもない。戦前の予想では、ドラゴンズの戦力が突出している、あるいは、今年もジャイアンツの打線は驚異だと伝えられている。確かにそれらは事実かもしれない。
だが、タイガースの今季からは、強い決意、闘志、そして明るさを感じる。戦力が戦力になるためには、選手個々の気持ち、そしてチーム全体としての気持ちが強く働かなければならない。最後の結果は、二年目岡田監督の闘志が、戦う集団を形成できるかどうかにかかっている。