2008.02.29 Friday
江藤慎一さん死去(報知)。
年代的に私は現役時代の姿を見た記憶はないが、公私にわたるその伝説的な活躍ぶりは聞き覚えがある。球史に残る個性溢れるスターの死に、寂しい思いをしている方もたくさんいることだろう。合掌。
安芸キャンプも終了。大きな怪我人もなく、全般に調整は順調。悪くないよ。
今キャンプを振り返ってみる。
最後の紅白戦が終わって、こうしてキャンプを打ち上げて見ると、主力級の力強さが印象に残る。特に昨季思うような成績を残せなかった安藤、福原、今岡の「カムバックトリオ」が反省を生かした着実な歩みで体を鍛え、技を磨き直して来たということ。さらに故障に悩んだ金本、赤星、桜井が、持っている力を発揮できるレベルまで戻っていることも確認できたし、林も順調みたい。計算できる力の結集が期待できるということは何よりも心強い。
その一方、新しい血がチームを刺激している部分もある。もっとも起爆剤としての期待が高かった平野が早期離脱してしまったのは大誤算。ただ復帰はそれほど遠いことではないだろう。
ルー・フォードは「ヘンな外人」路線をひた走っている風でもあるが、まあ阪神らしいからいいか(笑)。
ジャパンの4番新井は、連日話題を提供。去年の春キャンプにはいなかった正田、阿部、金村曉がそれなりに注目され、新外国人アッチソンの評価も高い。岩田、金村大、石川、玉置、鶴あたりの若い力への期待は引き続き継続している。
ただ「新しい」というだけでなく、「元気」というのがクローズアップされたキャンプでもあった。泥にまみれ大声を上げてノックを受ける新井に今岡も引っ張られたことだろう。それは当然若きリーダーを期待される鳥谷にも刺激を与える。
一軍キャンプに抜擢された大和と野原が、「元気がない」と降格されて、再度与えられた紅白戦のチャンスで、元気を爆発させていたのは良かった。
まあ元気といえば、育成枠の田中が大声とフルスイングでスタンドの人気を集めたのがヒット。テスト生から採用されたバルディリスともども、育成野手には今後も注目だ。
「オシャレな嫁さん効果」と言われる葛城の元気もチームを刺激している。
そして元気、明るさが、ついつい「おちゃらけ」に向かってしまうチーム気質をピシャリと締める厳しさがあったことも印象に残っている。
紅白戦でミス連発の狩野にカミナリを落とし、試合後はノックでしごき上げた木戸コーチ。緩い空気をひたすら締め続ける役に徹することができれば、このチームは右斜め上を向いたまま突き進んで行ける。
不安箇所も際限なくある。代表例を上げれば、守備走塁に対する意識改革を、「練習内容の変化」という目に見える形にしなかったこと。これはポスト岡田の仕事になるのかな。
あとは対戦相手との兼ね合い。情報戦や一二軍の入れ替え、オーダーや作戦という采配面。本当の実戦力が去年よりどう向上したのか。首脳陣の指導力が直接的に問われる局面に入っていく。
安芸キャンプも終了。大きな怪我人もなく、全般に調整は順調。悪くないよ。
今キャンプを振り返ってみる。
最後の紅白戦が終わって、こうしてキャンプを打ち上げて見ると、主力級の力強さが印象に残る。特に昨季思うような成績を残せなかった安藤、福原、今岡の「カムバックトリオ」が反省を生かした着実な歩みで体を鍛え、技を磨き直して来たということ。さらに故障に悩んだ金本、赤星、桜井が、持っている力を発揮できるレベルまで戻っていることも確認できたし、林も順調みたい。計算できる力の結集が期待できるということは何よりも心強い。
その一方、新しい血がチームを刺激している部分もある。もっとも起爆剤としての期待が高かった平野が早期離脱してしまったのは大誤算。ただ復帰はそれほど遠いことではないだろう。
ルー・フォードは「ヘンな外人」路線をひた走っている風でもあるが、まあ阪神らしいからいいか(笑)。
ジャパンの4番新井は、連日話題を提供。去年の春キャンプにはいなかった正田、阿部、金村曉がそれなりに注目され、新外国人アッチソンの評価も高い。岩田、金村大、石川、玉置、鶴あたりの若い力への期待は引き続き継続している。
ただ「新しい」というだけでなく、「元気」というのがクローズアップされたキャンプでもあった。泥にまみれ大声を上げてノックを受ける新井に今岡も引っ張られたことだろう。それは当然若きリーダーを期待される鳥谷にも刺激を与える。
一軍キャンプに抜擢された大和と野原が、「元気がない」と降格されて、再度与えられた紅白戦のチャンスで、元気を爆発させていたのは良かった。
まあ元気といえば、育成枠の田中が大声とフルスイングでスタンドの人気を集めたのがヒット。テスト生から採用されたバルディリスともども、育成野手には今後も注目だ。
「オシャレな嫁さん効果」と言われる葛城の元気もチームを刺激している。
そして元気、明るさが、ついつい「おちゃらけ」に向かってしまうチーム気質をピシャリと締める厳しさがあったことも印象に残っている。
紅白戦でミス連発の狩野にカミナリを落とし、試合後はノックでしごき上げた木戸コーチ。緩い空気をひたすら締め続ける役に徹することができれば、このチームは右斜め上を向いたまま突き進んで行ける。
不安箇所も際限なくある。代表例を上げれば、守備走塁に対する意識改革を、「練習内容の変化」という目に見える形にしなかったこと。これはポスト岡田の仕事になるのかな。
あとは対戦相手との兼ね合い。情報戦や一二軍の入れ替え、オーダーや作戦という采配面。本当の実戦力が去年よりどう向上したのか。首脳陣の指導力が直接的に問われる局面に入っていく。