2008.04.03 Thursday
中盤から調子を上げ、フォーク、スライダー、シュートの主要3変化球がいずれも良いところから沈むようになり、ペースを掴んでいたのもあるが、それにしても昨年なら、ほぼ無条件で5回までだったのだから、大きな変化だ。
その理由は、攻撃陣が好調で、点差をキープできていることが一番大きい。1イニングに1点取られることに拘っちゃいけない投手だからね。3点差あれば、とりあえずもう1回となれる。去年はそういう状況がほとんどなかった。
それにしても前日に続き8回久保田、9回藤川というつなぎ。後ろの投手の連投緩和のための先発の粘りが生かされない。これはつまり非常事態ということなのか。今季1試合目に出てきたきり不自然な程登板していないジェフの動向について、メディアが一切触れないのが匂う。先発投手登録で一人抹消する今日、何かがわかるのかわからないのか。軽い「要調整」の様子見なのだろうとは思うけどね。
課題多き5連勝目。
赤星&平野の1,2番が微妙に噛み合わなかった。赤星が3安打1四球で2盗塁だったのだから文句を言っちゃいけないが、それでもその赤星が本塁を踏んでいないとなれば反省も必要だ。平野はとても印象的なプレーもあるが、落ち着きない打席内の構え、ほぼ全打席で見せるセーフティバントのポーズ、送球されていない一塁へのヘッドスライディングなど、ムダな動きも多い選手。何をしてくるのかわからないのは当たり前、本人もわかってないから(笑)。
まず反省点は、5回表先頭の赤星がヒットで出て、平野カウント1−1から赤星スタート、平野がこの球を一前にバントした場面。赤星は全球青信号であり、かつスタートしたなら本人は一定以上成功の確信を持っている。そういう次元のランナーなのだ。だからここでバントを成功させても一死二塁、この球を見逃して盗塁成功させて、追い込まれた平野が次に三振してしまっても一死二塁。うまく二ゴロでも打てれば一死三塁が作れる。バントのサインが出ていても、まずは、赤星の盗塁成功させるのが第一。
そうそう、どうせバントエンドランするなら三塁前に転がしたら良かったのに。ひょっとしたら赤星三塁獲っちゃったかもよ。
もう一つは、9回表。一死から赤星が四球出塁。コズロースキーからすかさず盗塁。一死二塁で平野がセンター前、一死一三塁。打者新井。そりゃクリーンナップに任せるのもセオリー。だけど現在の勢いは、足で作った勢いだからね。ここでまた平野が盗塁するような野球を見れば、積年の「鈍さ」の氷解をファンは喜んだだろうし、すべての他球団が新生タイガースのイヤらしさを過剰警戒するようになるだろう。結果は最悪の二ゴロ併殺。タイガースはやっぱりタイガースなのかで終わってしまったのが残念だね。
早くも今岡5番に試練の時。好調タイガース打線の中で、どう見ても見劣りしてしまうのが5番、7番、8番。7番は徐々に上げてきそうだし、8番は状況に応じた打撃や小技も利くから良しとして、絶好調の4番と6番の間に挟まれたオアシスになってはいけない。3回二死一三塁で力無い遊ゴロ、5回金本敬遠二死一二塁で空振り三振、7回金本敬遠二死一三塁で平凡な遊ゴロ。
私なら、結果が出た今このタイミングで組み替える。その方が今岡にもわかりやすいだろう。今までのチームとは生まれ変わったのだということを見せつける好機なのだから。
フォードが2安打。どっちもたいした当たりじゃなかったけど(笑)。1本目は4回表、無死ヒットの鳥谷がカウント2−2でスタート、フォードは直球をひっかけ気味、だがやや走者の動きに気を取られたショート梵の左を強めのゴロが抜けた。鳥谷は判断良く一気に三塁に進み、矢野の併殺打の間に生還した。
もう1本は6回表、一死からややつまりながらセンター右に落ちるヒット。これをアレックスが緩慢なプレーで後逸、バックアップに来ていた嶋も軽率な感じでボールが右中間を転がる。全力疾走のルーは一気に三塁まで進み、矢野の犠飛で貴重な追加得点となった。集中してゲームに入ってくれば何かやってくれそうな期待のある選手だと思う。
それと、守備が上手い。センスがある。これは本当。前方へのライナーにも反応良く出てくるし、右中間のライナーには一直線に飛び込んでダイビング(惜しくも届かなかったが、赤星が回り込めることをわかっていてトライしている。クレバー)。
ルーがこの日もっとも輝いたのは、6回ウラ、アレックスの打球処理。右翼線を抜こうかという痛烈な打球に素速くアプローチ、走者の動きをちらっと確認し、フェンス手前でボールに追いつき、左腕を伸ばしてキャッチすると、遊撃手よろしくローリングターン、素速い身のこなしで低く鋭い2バウンド送球でアレックスを二塁に刺した。これグレートだったよ。外野守備の総合力としてはチームで一番なんじゃないかな。
さてヒーロー鳥谷。逆転2ランHR含む3安打。HRはバコーンとスケールの大きさを感じさせる一発だった。
打って良し、守って良し、走って良しの大活躍だった。聞けば、このオフ目の手術をしたとか(スポニチ)。その影響がどうなのかはわからないが、ここまでは変貌を遂げたチームの中でも、もっとも変わったところを見せている。
守備でのダイビングの回数、塁上でのスタートの回数がいずれも明らかに増えている。打席ではボールの見極めが良くなり、スイングを止められるようになっている。追い込まれても、崩されても最後の粘りでヒットにしている。
突き抜けていくには、周囲を黙らせるわかりやすさが必要。実力からすれば、HRももっとなくちゃいけない。4試合目での1発はきっと弾みがつく。
お待ちどうさま!やっぱりトリは今年だわ(笑)。
その理由は、攻撃陣が好調で、点差をキープできていることが一番大きい。1イニングに1点取られることに拘っちゃいけない投手だからね。3点差あれば、とりあえずもう1回となれる。去年はそういう状況がほとんどなかった。
それにしても前日に続き8回久保田、9回藤川というつなぎ。後ろの投手の連投緩和のための先発の粘りが生かされない。これはつまり非常事態ということなのか。今季1試合目に出てきたきり不自然な程登板していないジェフの動向について、メディアが一切触れないのが匂う。先発投手登録で一人抹消する今日、何かがわかるのかわからないのか。軽い「要調整」の様子見なのだろうとは思うけどね。
課題多き5連勝目。
赤星&平野の1,2番が微妙に噛み合わなかった。赤星が3安打1四球で2盗塁だったのだから文句を言っちゃいけないが、それでもその赤星が本塁を踏んでいないとなれば反省も必要だ。平野はとても印象的なプレーもあるが、落ち着きない打席内の構え、ほぼ全打席で見せるセーフティバントのポーズ、送球されていない一塁へのヘッドスライディングなど、ムダな動きも多い選手。何をしてくるのかわからないのは当たり前、本人もわかってないから(笑)。
まず反省点は、5回表先頭の赤星がヒットで出て、平野カウント1−1から赤星スタート、平野がこの球を一前にバントした場面。赤星は全球青信号であり、かつスタートしたなら本人は一定以上成功の確信を持っている。そういう次元のランナーなのだ。だからここでバントを成功させても一死二塁、この球を見逃して盗塁成功させて、追い込まれた平野が次に三振してしまっても一死二塁。うまく二ゴロでも打てれば一死三塁が作れる。バントのサインが出ていても、まずは、赤星の盗塁成功させるのが第一。
そうそう、どうせバントエンドランするなら三塁前に転がしたら良かったのに。ひょっとしたら赤星三塁獲っちゃったかもよ。
もう一つは、9回表。一死から赤星が四球出塁。コズロースキーからすかさず盗塁。一死二塁で平野がセンター前、一死一三塁。打者新井。そりゃクリーンナップに任せるのもセオリー。だけど現在の勢いは、足で作った勢いだからね。ここでまた平野が盗塁するような野球を見れば、積年の「鈍さ」の氷解をファンは喜んだだろうし、すべての他球団が新生タイガースのイヤらしさを過剰警戒するようになるだろう。結果は最悪の二ゴロ併殺。タイガースはやっぱりタイガースなのかで終わってしまったのが残念だね。
早くも今岡5番に試練の時。好調タイガース打線の中で、どう見ても見劣りしてしまうのが5番、7番、8番。7番は徐々に上げてきそうだし、8番は状況に応じた打撃や小技も利くから良しとして、絶好調の4番と6番の間に挟まれたオアシスになってはいけない。3回二死一三塁で力無い遊ゴロ、5回金本敬遠二死一二塁で空振り三振、7回金本敬遠二死一三塁で平凡な遊ゴロ。
私なら、結果が出た今このタイミングで組み替える。その方が今岡にもわかりやすいだろう。今までのチームとは生まれ変わったのだということを見せつける好機なのだから。
フォードが2安打。どっちもたいした当たりじゃなかったけど(笑)。1本目は4回表、無死ヒットの鳥谷がカウント2−2でスタート、フォードは直球をひっかけ気味、だがやや走者の動きに気を取られたショート梵の左を強めのゴロが抜けた。鳥谷は判断良く一気に三塁に進み、矢野の併殺打の間に生還した。
もう1本は6回表、一死からややつまりながらセンター右に落ちるヒット。これをアレックスが緩慢なプレーで後逸、バックアップに来ていた嶋も軽率な感じでボールが右中間を転がる。全力疾走のルーは一気に三塁まで進み、矢野の犠飛で貴重な追加得点となった。集中してゲームに入ってくれば何かやってくれそうな期待のある選手だと思う。
それと、守備が上手い。センスがある。これは本当。前方へのライナーにも反応良く出てくるし、右中間のライナーには一直線に飛び込んでダイビング(惜しくも届かなかったが、赤星が回り込めることをわかっていてトライしている。クレバー)。
ルーがこの日もっとも輝いたのは、6回ウラ、アレックスの打球処理。右翼線を抜こうかという痛烈な打球に素速くアプローチ、走者の動きをちらっと確認し、フェンス手前でボールに追いつき、左腕を伸ばしてキャッチすると、遊撃手よろしくローリングターン、素速い身のこなしで低く鋭い2バウンド送球でアレックスを二塁に刺した。これグレートだったよ。外野守備の総合力としてはチームで一番なんじゃないかな。
さてヒーロー鳥谷。逆転2ランHR含む3安打。HRはバコーンとスケールの大きさを感じさせる一発だった。
打って良し、守って良し、走って良しの大活躍だった。聞けば、このオフ目の手術をしたとか(スポニチ)。その影響がどうなのかはわからないが、ここまでは変貌を遂げたチームの中でも、もっとも変わったところを見せている。
守備でのダイビングの回数、塁上でのスタートの回数がいずれも明らかに増えている。打席ではボールの見極めが良くなり、スイングを止められるようになっている。追い込まれても、崩されても最後の粘りでヒットにしている。
突き抜けていくには、周囲を黙らせるわかりやすさが必要。実力からすれば、HRももっとなくちゃいけない。4試合目での1発はきっと弾みがつく。
お待ちどうさま!やっぱりトリは今年だわ(笑)。