自称阪神タイガース評論家（跡地）

現代の会話。「今日は阪神勝ったか？」「今日は負けた」「お、負けたか。それにしても強いな」「強いな」


パではイーグルスが球団史上初の単独首位に立ったんだって。それにしてもパは混戦。
セはなぜか１勝グループと１敗グループに分かれた。このまま３強３弱になってくれても構わないんだけど、いくらなんでもそれじゃ味気ない。ゴチャゴチャの展開望むところ。そうでなけりゃ１強５弱でもいいけど（笑）。


ジェフ左肩痛で抹消。違和感で登板を見合わせ、テスト練習で痛みを感じたとか。さあ大変だ。１本の大きな柱が抜けた時、それをみんなでカバーできるかどうか。シーズンはこれの繰り返し。筒井は抹消の予定がキャンセルされただけじゃなく、登板のチャンスもぐっと増えた。掴めよ。


杉山はたいして良くなかったけれど、でもまあまあじゃない？カーブがカウント球、勝負球両方に使えていたのが大収穫。直球の制球に苦しんだので、苦心の投球はやむを得ないけれど、もしも問題の５回のピンチを１失点、せめて２失点で終えていれば、悪いなりに良くまとめたと褒めてもらえるような中身だったと思う。インハイ、アウトローへ、それなりの力のある直球を決められれば、まだまだビシッとした投球になりそう。

７，８の２回を投げた阿部が上々の虎デビュー。オープン戦同様伸び伸び投げていた。はじめこそ緊張感が強かったが、徐々に腕も軽く振れだしてもう大丈夫。戦力化ＯＫ。


赤星＆平野は前日の反省を生かして最高の働き。
初回は、赤星二塁打＆平野進塁打であっという間に一死三塁を作る（３番新井の投ゴロ失で得点）。
３回の第２打席では、赤星ヒット＆盗塁＆平野犠打で簡単に一死三塁を作る（４番金本のタイムリーで得点）。とにかく二人で一死三塁さえ作ればもう１，２番として１００点満点の仕事。


前日の内角攻めの影響か新井が不調者の空振りを連発。遠い外スラで面白いようにくるくる回ってしまった。いつくるかいつくるかとインコースを意識してしまう。まあ新井にとっては「意識の広島３連戦」だったろうから仕方ないね。引きずらないこと、内外のボールをきっちり見極めて、甘い球は確実に打つこと。


今岡はツキもなくなってきちゃった。初回１点先制してなお一死一二塁。前打者の金本とは勝負を避けて、今岡で併殺を取りに来ている。今岡は初球から強振して、打球は三遊間真っ二つ！と思ったら梵が横っ飛びでキャッチ、なんとというかやっぱりというか６−４−３の併殺を完成されてしまう。
普通、一塁に直接投げても際どいタイミングのはずなのになんで余裕で併殺なんだ？そういう疑問を持つ純粋な心も忘れずにいたい（笑）。

もうひとつ３回ウラ、２−１と１点差に迫られたのは石原のタイムリーヒット。これが実は高いバウンドのただの三ゴロ。捕球しようとした今岡、照明が目に入り捕りに行けなかった。こんなのはツイてないとしか言いようがないが、これをなんとかしてくれたりしたら、おおさすがはプロ！となるのだ。


３回二死三塁からの金本のセンター前タイムリーについてはラッキー。捕手はくさいところをついて歩かせＯＫだったのに、広島先発ルイスが逃げを嫌ってストライク勝負、そこを金本が逃さなかった。ラッキーなんて言ったら失礼だわな、そんな状況でもきっちりと結果を出して、相手を悔やませる。４番の怖さは変わらずだ。

となると当然今日からのＧ３連戦も、「４番で無理せず５番でゲッツー」が相手の基本戦術になってくる。なんたって４番の怖さはリーグ屈指、５番の鈍足は日本屈指だからね。金本−今岡を結ぶライン（関係性）が、今岡に実力以上のパワーを与えたのは３年前。３年という時間は、人の心が生み出す磁場を変化させるのに十分だ。それを戻すには、それなりのプロセスが必要だろうと思う。そしてそのプロセスにチームの浮沈を賭けてしまうのは危険すぎる。