2008.04.12 Saturday
憧れのドラゴンズにやってきた和田が満塁&3ランHRの全7打点!ウハウハでG入りのグライシンガーが古巣から今季1勝。出遅れの番長三浦が大好物の虎から今季1勝(通算T戦34勝目ってスゲーな)。力のある選手はいずれ力を出してくる。
負けに良い負けなんてないのかも知れないけれど、私はOKだ。ナイスゲーム。ちょっとしたところで勝てなかったが、こういう日は飲みに行って良し(笑)。
1回表、赤星、平野がそれなりに三浦に球数を放らせた後、新井が999本目のヒットをセンター前へ。振り返ると、これであと1本が二人になっちゃって、弱っちゃった(笑)。
続く金本、大歓声。まだ完調ではない三浦が燃えちゃうんだよなあ、こういう時。素晴らしい変化球が四隅に張り付いて完敗の三振。金本も意識過剰のスランプが怖いから、「甘い球待ち」している。それはそれで良いと思う。
安藤も良い立ち上がりだった。内外への制球が定まっている。安藤と三浦の投げ合いは、少しずつ少しずつストライクゾーンを拡げていくようなテクニックの見せ合い。球審敷田気分良くストライクをコールしていると、いつの間にかどえらく広いストライクゾーンができていた(笑)。
良い先制点だったんだよ。2回表、先頭今岡がレフト前。振り自体はまだそんなに良いと思わないけれど、気持ちの方が大きい人だからどんなヒットでも良いよ。
打席に鳥谷、三浦セットからひとつ一塁へ牽制球。これなのよ。きっとまた今岡は大きなリードを取って、投手に「え?」と思わせていたんだと思う。鳥谷3球目高めの直球を叩いて良い当たりのライナーが右翼吉村の右に落ちる。今岡躊躇無く一気に三塁へ。ライトが右に走って処理するボールなら、よっぽど強肩好守のライトでなければ、例え今岡でもゴーなのである。ちなみにフォードは先日同じような身のこなしからローリングで強い送球を一つ見せているから、少々抑止力が効くかもね。
これで無死一三塁。フォード、懐をシュートでえぐられて、不細工に腰を引く。三浦にしてみれば内に投げておけばアンパイと思っていただろう。ところがシュートがやや甘くなったところを振り抜かれる。思いっきり根っこに当たったがレフト定位置までライナーで運ぶ。今岡タッチアップ、ホームイン。見事な攻撃だった。
さらに3回表、先頭赤星がレフト前、赤星の離塁と、バントの構えで揺さぶって平野四球、無死一二塁。さあ、ここで「あと1本ブラザーズ」。
新井は外のクサいところを見切ってカウント優位に立つが、三浦もねちっこく隅っこをつついてカウントは2−3。本当はこの3ボール目のフォークを読み切ってダブルスチールして欲しかったなぁ。2−3、バッテリーはインハイ直球で勝負、ところがこの球がほぼど真ん中に甘く入る。キター!と新井も思っただろうけど、その力みか、はたまたおっつけに意識があったせいか、鋭く転がった打球は併殺網のショート正面、6−4−3。しっかり振ってはいたし、ちゃんと当たってもいたんだけどね。
だが、これは良いんじゃない?二死三塁、弟の不始末をアニキがかばう、出そうなシチュエーション。だけどここでも大歓声に三浦が燃えまくる。内、外ギリギリへの出し入れで甘い球がまったくこない。2−1からアウトローへ最高の直球。安藤と三浦二人でコジコジ拡げてきたストライクのコース、球審の手が上がらなかったのは場内の雰囲気に飲まれたか?球審、「し、しまった」と思ったことだろう。だからといって、続くインサイドへの明かなボール球で「ストラックバッターアウト!」はないだろう。会わせて一本じゃあるまいし。そら金本も抗議するわな。痛恨の無得点。
で、風向きはどうしても変わっちゃうんだよねえ。その裏先頭相川の打球は三遊間、ショート鳥谷深いところで逆シングルキャッチ、ノーステップスローはワンバウンド、これを一塁新井捕りきれず、記録は安打。鳥谷の送球が中途半端なバウンドになっちゃった。凄く良いプレーだっただけに残念。
三浦が送って、二死から仁志にタイムリーで同点。ピッチャー返しが安藤のスネに当たって、跳ね返った打球が、反応した平野の逆をついて転がっていくものだった。
安藤のダメージが心配されたが、治療の後、元気にマウンドに戻って一安心。
続く金城もセンター前という当たりだったが、ここは平野得意のダイビングキャッチ、小さいからだいっぱいに使って二塁ベースカバー鳥谷へトス、ナイスプレー!安藤を大いに助けたよ。
4回裏、またしても下位でチャンスを拡大されて二死一三塁、打者は8番相川。ベイスターズにやられる時は、だいたい三浦と相川にやられる時だ。しかしここは見事な制球で空振り三振。相川で切って、次の回三浦で1アウト。試合はまだ4回、当然そういう強い気持ちだったのだろう。開幕を努めたエースなら、当然だ。
その強い気持ちが変わりかけた流れを引き戻す。二死から赤星が四球。平野のカウント1−2、4球目で赤星最高のスタート、これを平野がファール。まあこれはしゃあない。打つべきカウントで左打者の視野に走者の動きを認めるのは難しいだろう。それでも赤星次の球でもスタート、出足は良くなかったが流石のスライディングで盗塁成功、二死二塁。次の6球目、平野の叩きつけた打球が三浦の頭を越す、その時点で内野安打、二死一三塁。
さあ新井。しかし三浦も外いっぱいをほじくる。2−2から外の直球を弾き返すも二塁仁志正面へのゴロで得点成らず。紙一重なんだけどね。
同点のまま6回表。先頭金本、難しい球ばかりで追い込まれ、最後は外角のカーブを上手くためて打球は左中間方向へ、しかし金城走って走って追いついてヒットにならず。
そのウラ、先頭村田が三塁線を破る二塁打。その後二死三塁までこぎつけたが、開幕シリーズで打たれまくった小関を警戒しすぎたか四球で二死一三塁、相川。ここは4回とは違って、終盤近く。慎重の上にも慎重を重ねたい。ところが0−2からの3球目、置きにいくようなスライダーがど真ん中へ抜け、ライト前に弾き返され、1−2。またしても相川。悔やまれる失投になってしまった。
その後両投手とも最後の踏ん張り。9回表はマットホワイトが出てきてもしやと思ったけど、何事もなく。安藤は8回まで投げきって名誉の完投負け。7回ウラ二死走者なしで代打を送らなかったのは、次の回赤星からの攻撃にするという意図からも良かったと思う。エースと呼ばれるに相応しい投手になるには、完投負けの一つや二つ経験しないとね。
打線は安藤に大きな借りが一つ。その前に三浦にはいくつ借りてるんだ?って話だけど(笑)。
スタメン9人だけ出場の1点差負け試合。リードされて以降の抵抗が弱かった部分は否定できないが、私はこの負けを肯定的に捉えたいと思う。
1回表、赤星、平野がそれなりに三浦に球数を放らせた後、新井が999本目のヒットをセンター前へ。振り返ると、これであと1本が二人になっちゃって、弱っちゃった(笑)。
続く金本、大歓声。まだ完調ではない三浦が燃えちゃうんだよなあ、こういう時。素晴らしい変化球が四隅に張り付いて完敗の三振。金本も意識過剰のスランプが怖いから、「甘い球待ち」している。それはそれで良いと思う。
安藤も良い立ち上がりだった。内外への制球が定まっている。安藤と三浦の投げ合いは、少しずつ少しずつストライクゾーンを拡げていくようなテクニックの見せ合い。球審敷田気分良くストライクをコールしていると、いつの間にかどえらく広いストライクゾーンができていた(笑)。
良い先制点だったんだよ。2回表、先頭今岡がレフト前。振り自体はまだそんなに良いと思わないけれど、気持ちの方が大きい人だからどんなヒットでも良いよ。
打席に鳥谷、三浦セットからひとつ一塁へ牽制球。これなのよ。きっとまた今岡は大きなリードを取って、投手に「え?」と思わせていたんだと思う。鳥谷3球目高めの直球を叩いて良い当たりのライナーが右翼吉村の右に落ちる。今岡躊躇無く一気に三塁へ。ライトが右に走って処理するボールなら、よっぽど強肩好守のライトでなければ、例え今岡でもゴーなのである。ちなみにフォードは先日同じような身のこなしからローリングで強い送球を一つ見せているから、少々抑止力が効くかもね。
これで無死一三塁。フォード、懐をシュートでえぐられて、不細工に腰を引く。三浦にしてみれば内に投げておけばアンパイと思っていただろう。ところがシュートがやや甘くなったところを振り抜かれる。思いっきり根っこに当たったがレフト定位置までライナーで運ぶ。今岡タッチアップ、ホームイン。見事な攻撃だった。
さらに3回表、先頭赤星がレフト前、赤星の離塁と、バントの構えで揺さぶって平野四球、無死一二塁。さあ、ここで「あと1本ブラザーズ」。
新井は外のクサいところを見切ってカウント優位に立つが、三浦もねちっこく隅っこをつついてカウントは2−3。本当はこの3ボール目のフォークを読み切ってダブルスチールして欲しかったなぁ。2−3、バッテリーはインハイ直球で勝負、ところがこの球がほぼど真ん中に甘く入る。キター!と新井も思っただろうけど、その力みか、はたまたおっつけに意識があったせいか、鋭く転がった打球は併殺網のショート正面、6−4−3。しっかり振ってはいたし、ちゃんと当たってもいたんだけどね。
だが、これは良いんじゃない?二死三塁、弟の不始末をアニキがかばう、出そうなシチュエーション。だけどここでも大歓声に三浦が燃えまくる。内、外ギリギリへの出し入れで甘い球がまったくこない。2−1からアウトローへ最高の直球。安藤と三浦二人でコジコジ拡げてきたストライクのコース、球審の手が上がらなかったのは場内の雰囲気に飲まれたか?球審、「し、しまった」と思ったことだろう。だからといって、続くインサイドへの明かなボール球で「ストラックバッターアウト!」はないだろう。会わせて一本じゃあるまいし。そら金本も抗議するわな。痛恨の無得点。
で、風向きはどうしても変わっちゃうんだよねえ。その裏先頭相川の打球は三遊間、ショート鳥谷深いところで逆シングルキャッチ、ノーステップスローはワンバウンド、これを一塁新井捕りきれず、記録は安打。鳥谷の送球が中途半端なバウンドになっちゃった。凄く良いプレーだっただけに残念。
三浦が送って、二死から仁志にタイムリーで同点。ピッチャー返しが安藤のスネに当たって、跳ね返った打球が、反応した平野の逆をついて転がっていくものだった。
安藤のダメージが心配されたが、治療の後、元気にマウンドに戻って一安心。
続く金城もセンター前という当たりだったが、ここは平野得意のダイビングキャッチ、小さいからだいっぱいに使って二塁ベースカバー鳥谷へトス、ナイスプレー!安藤を大いに助けたよ。
4回裏、またしても下位でチャンスを拡大されて二死一三塁、打者は8番相川。ベイスターズにやられる時は、だいたい三浦と相川にやられる時だ。しかしここは見事な制球で空振り三振。相川で切って、次の回三浦で1アウト。試合はまだ4回、当然そういう強い気持ちだったのだろう。開幕を努めたエースなら、当然だ。
その強い気持ちが変わりかけた流れを引き戻す。二死から赤星が四球。平野のカウント1−2、4球目で赤星最高のスタート、これを平野がファール。まあこれはしゃあない。打つべきカウントで左打者の視野に走者の動きを認めるのは難しいだろう。それでも赤星次の球でもスタート、出足は良くなかったが流石のスライディングで盗塁成功、二死二塁。次の6球目、平野の叩きつけた打球が三浦の頭を越す、その時点で内野安打、二死一三塁。
さあ新井。しかし三浦も外いっぱいをほじくる。2−2から外の直球を弾き返すも二塁仁志正面へのゴロで得点成らず。紙一重なんだけどね。
同点のまま6回表。先頭金本、難しい球ばかりで追い込まれ、最後は外角のカーブを上手くためて打球は左中間方向へ、しかし金城走って走って追いついてヒットにならず。
そのウラ、先頭村田が三塁線を破る二塁打。その後二死三塁までこぎつけたが、開幕シリーズで打たれまくった小関を警戒しすぎたか四球で二死一三塁、相川。ここは4回とは違って、終盤近く。慎重の上にも慎重を重ねたい。ところが0−2からの3球目、置きにいくようなスライダーがど真ん中へ抜け、ライト前に弾き返され、1−2。またしても相川。悔やまれる失投になってしまった。
その後両投手とも最後の踏ん張り。9回表はマットホワイトが出てきてもしやと思ったけど、何事もなく。安藤は8回まで投げきって名誉の完投負け。7回ウラ二死走者なしで代打を送らなかったのは、次の回赤星からの攻撃にするという意図からも良かったと思う。エースと呼ばれるに相応しい投手になるには、完投負けの一つや二つ経験しないとね。
打線は安藤に大きな借りが一つ。その前に三浦にはいくつ借りてるんだ?って話だけど(笑)。
スタメン9人だけ出場の1点差負け試合。リードされて以降の抵抗が弱かった部分は否定できないが、私はこの負けを肯定的に捉えたいと思う。