2008.05.11 Sunday
宮崎オーナー代わっちゃうんだ。かなり情熱的な人だったから、ちょっと残念だな。
電鉄トップではない人が球団オーナーになった特殊な例だったから、そういう意味での期待感もあったんだけど。これで久万長期政権以後は、手塚、宮崎、6月からの予定である坂井と、短期的にオーナーが代わる。阪急との経営統合による過渡期だったということかな。
土曜の試合は雨で中止。日曜の先発は岩田のスライドが伝えられている。杉山は自分の雨だけじゃなくて他人の雨まで引き受けなきゃいけないから大変だよなぁ(笑)。
少し前の記事だが、選手会が選手年俸のデータを発表していた。サンスポより引用
ここでも格差社会か。既得権、地域、身分…確かに「格差社会」という言葉に込められた、「アンフェアな構造」というものが現在のプロ野球界にも存在している。「悪平等」ではまずいが、12球団による共同事業という認識を持って、利益を最大化する改革は絶対に必要である。
ただしこの格差社会は、そういう悪い面がありながらも、まるっきり夢も希望もないというわけでもない。丸いボールと丸いバットという偶然性の高さ、戦略の多用さのおかげで、野球という勝負は、安い選手たちの寄り合いでも勝つチャンスが十分にある。
それは選手年俸が格段に低いと伝えられているカープやイーグルスが、どん底をなめているわけじゃないことを見てもわかる。
特に今はまだスターとは言えなくても、ひょっとしたら将来のスターになる可能性を感じさせる、そんなイキの良い若手選手は、ファンをワクワクさせる。そういう選手が活躍できるのは、すでにスターがたくさんいるような高額年俸チームではなく、どちらかと言えば安いチームの方なのだ。
そしてそういう若手が実力をつけながら、チーム自体も強くなっていくのを見るのは、ひょっとしたらファンにとって一番楽しいことかもしれない。今思うと02〜05年のタイガースにもそういう部分が大いにあった。
一方で高額年俸で戦力充実、成績もそこそこ上位に安定している球団のファンが、そのことで大いに満足しているのかといえば、必ずしもそうとばかりは言えないというのもある。もちろんそれはファン同士のヨタ話のレベルではあるけれど、Tファンにせよ、Gファンにせよ、Dファンにせよ、Hファンにせよ、ベテランの不甲斐なさに常に憤慨しているし、他球団の若者が伸び伸びハツラツ活躍しているのを見ると、なぜウチの若手は育たん!とイライラを隠さないのである(球団によっていろいろ程度の差はあるけれど。ちなみに今季のGの場合は比較的若手を使って、活躍している方であるが、それは昨季のT同様、あまりにも故障や不調の選手が多いことに起因する。つまり望んでやっていることではない。聞くところでは二軍選手の合計年俸が20億を超えたとかなんとか…)。
チームの成績が良ければ良いが、少しでも悪くなれば、それだけ金を使って、ちっとも強くならないなんて何をやっているんだ!ということになる。
「バランス良く」というのが結論なのかも知れないけれど、ひょっとしたら何がどうでもファンというのは満足しないのかもね。
私が子どもの頃は、関東でも全国でもプロ野球が大人気で、どこの球団のファンであるかは男子にとってけっこう重要なアイデンティティであった。当時からTVは巨人セントラル一辺倒。パも今よりずっと京阪神に集中していたから、地元を応援するというムーブメントはなかった。私の周辺では、圧倒的多数が一番有名で、いつでもTVでやっているGに流れ、ちょっとひねくれた者が他球団ファンに回った。
私も軽くひねくれていたためTファンになったのだが、もし今関東で野球好きの子だったらどの球団を選ぶだろう。まあ子どもの動機ほど意味のわからないものはないので、なんとも言えないが、G、Tは選ばないような気がするんだよなぁ。
土曜の試合は雨で中止。日曜の先発は岩田のスライドが伝えられている。杉山は自分の雨だけじゃなくて他人の雨まで引き受けなきゃいけないから大変だよなぁ(笑)。
少し前の記事だが、選手会が選手年俸のデータを発表していた。サンスポより引用
中日、阪神、ソフトバンクが初めて平均年俸5000万円の大台を突破。9年連続の巨人と合わせて4球団で“勝ち組” を形成している。昨年は前年4位と低迷して大幅ダウンとなった巨人は、リーグ優勝効果で4年ぶりに平均年俸がアップした。今回の金額には6人の外国人は含まれておらず、それも合わせれば50億円を超える。
一方で黒田が米大リーグのドジャースに、新井が阪神にFA移籍した広島は2000万円を割り込んだ。1993年のFA制導入以前の水準に逆戻りしたことになる。昨年参入3年目で4位と躍進した楽天は、4年目で初のアップとなり、平均年俸でも“最下位脱出”となった。
ここでも格差社会か。既得権、地域、身分…確かに「格差社会」という言葉に込められた、「アンフェアな構造」というものが現在のプロ野球界にも存在している。「悪平等」ではまずいが、12球団による共同事業という認識を持って、利益を最大化する改革は絶対に必要である。
ただしこの格差社会は、そういう悪い面がありながらも、まるっきり夢も希望もないというわけでもない。丸いボールと丸いバットという偶然性の高さ、戦略の多用さのおかげで、野球という勝負は、安い選手たちの寄り合いでも勝つチャンスが十分にある。
それは選手年俸が格段に低いと伝えられているカープやイーグルスが、どん底をなめているわけじゃないことを見てもわかる。
特に今はまだスターとは言えなくても、ひょっとしたら将来のスターになる可能性を感じさせる、そんなイキの良い若手選手は、ファンをワクワクさせる。そういう選手が活躍できるのは、すでにスターがたくさんいるような高額年俸チームではなく、どちらかと言えば安いチームの方なのだ。
そしてそういう若手が実力をつけながら、チーム自体も強くなっていくのを見るのは、ひょっとしたらファンにとって一番楽しいことかもしれない。今思うと02〜05年のタイガースにもそういう部分が大いにあった。
一方で高額年俸で戦力充実、成績もそこそこ上位に安定している球団のファンが、そのことで大いに満足しているのかといえば、必ずしもそうとばかりは言えないというのもある。もちろんそれはファン同士のヨタ話のレベルではあるけれど、Tファンにせよ、Gファンにせよ、Dファンにせよ、Hファンにせよ、ベテランの不甲斐なさに常に憤慨しているし、他球団の若者が伸び伸びハツラツ活躍しているのを見ると、なぜウチの若手は育たん!とイライラを隠さないのである(球団によっていろいろ程度の差はあるけれど。ちなみに今季のGの場合は比較的若手を使って、活躍している方であるが、それは昨季のT同様、あまりにも故障や不調の選手が多いことに起因する。つまり望んでやっていることではない。聞くところでは二軍選手の合計年俸が20億を超えたとかなんとか…)。
チームの成績が良ければ良いが、少しでも悪くなれば、それだけ金を使って、ちっとも強くならないなんて何をやっているんだ!ということになる。
「バランス良く」というのが結論なのかも知れないけれど、ひょっとしたら何がどうでもファンというのは満足しないのかもね。
私が子どもの頃は、関東でも全国でもプロ野球が大人気で、どこの球団のファンであるかは男子にとってけっこう重要なアイデンティティであった。当時からTVは巨人セントラル一辺倒。パも今よりずっと京阪神に集中していたから、地元を応援するというムーブメントはなかった。私の周辺では、圧倒的多数が一番有名で、いつでもTVでやっているGに流れ、ちょっとひねくれた者が他球団ファンに回った。
私も軽くひねくれていたためTファンになったのだが、もし今関東で野球好きの子だったらどの球団を選ぶだろう。まあ子どもの動機ほど意味のわからないものはないので、なんとも言えないが、G、Tは選ばないような気がするんだよなぁ。