2005.04.07 Thursday
アスレチックスで特別オーナー補佐をしていて、モッカ監督とともに藪投手の移籍に関係していたと伝えられていた元阪神のキーオ氏が逮捕?何やってんだか…。
伊良部が3月に引退会見を予定していたが、日程の都合で止めたとか。今、何をしているのだろう…。
終わってみれば4戦連続9得点で4連勝、リリーフ陣の厚み、打線の破壊力で広島を圧倒した。しかし終盤までどっちに転んでもおかしくない熱戦だった。褒め称えたい選手が大勢いるが、その仕事はichikenさんに任せよう(笑)。
この日も繊細でそつのない選手起用が冴えた。調子が出ないながらも5回2失点の太陽になんとか白星をつけよう、岡田監督の意志は明確だった。3点リードの6回から、スパっと継投策をスタートさせる。6〜9回を吉野・藤川・ウィリアムス・久保田で繋ぎきる算段。しかし広島打線に勢いがあると見るや、「保険」の橋本まで計算に入れつつ、早め早めに手を打つ。そのタイミングは私の予想より常に一歩ずつ先を行っていた。
7回表、広島の中継ぎで抜群の働きを見せてきた広池が、テンポ良く阪神打線を三者凡退に切り、イヤな予感が立ちこめる。案の定その裏、先頭尾形のヒットで、2点を追う広島の反撃ムード。しかし藤川の球は決して悪くない。シーツの好守もあり、なんとか二死まで持ってきた。よし、多少ブレたが軌道を戻した…この回をしのげば、あとの2回は、ジェフと久保田で行ける…。二死一塁、打者は嶋。この場面でも岡田監督は一歩先に動いた。1イニング予定のジェフを1/3早めに投入。嶋にまったく仕事をさせず、大ボールで空振り三振に仕留める。もしこの場面、二死ながら嶋が繋いでいれば…振り返ると、このスイッチが勝負を決定づける一手だったかも知れない。
もちろん、岡田監督は次の回に打順が回る投手のところに中村豊を入れ、前の回の最後の打者スペンサーのところにジェフを入れることを忘れていない。ジェフにはもう1回投げてもらうのだから。そのきめ細かさがまた8回表に幸運を呼ぶ。広池は相変わらず好調、あっという間に二死。打席にはオープン戦終盤、わずかなチャンスにファインプレーを見せ、一軍枠に滑り込んだ中村豊が入る。優勝した一昨年は常に一軍で、「戦うベンチ」を牽引してきたが、昨季はほぼ通年二軍暮らし。それでもやるべきことをやり続けてきた中堅がレフト前ヒットでうれしい「開幕」だ。スタメン以外の初ヒットが記録されると、ここからまたもや怒濤の流れがやって来る。赤星がボテボテの二塁ゴロを内野安打にすれば、藤本・シーツ・金本の3長短打でダメ押しの3点を追加。今岡の四球で打順は回らないはずのジェフに。5点差で岡田監督はすでに構想を変えていた。ジェフに代えて代打町田。結果は前田意地のファインプレーでレフトライナーに終わったが、確かに代打町田は、貴重な代打の切り札に勢いをつけようとする妙手だった。
試合は8,9回を橋本が抑えて(さすがに急ごしらえだったかフラフラだったが)無事終了、闘志溢れるカープ・ナインにまったくひるむことのない横綱相撲だった。
結果、良い投球をしながら広島打線に襲われた吉野、藤川も「やられた」という印象を受けることなく任務を終えた。セーブの付かない大差の場面で、ジェフ、久保田に投げさせ、隙を見せるようなこともなかった。相当に味わい深い継投だった。
伊良部が3月に引退会見を予定していたが、日程の都合で止めたとか。今、何をしているのだろう…。
終わってみれば4戦連続9得点で4連勝、リリーフ陣の厚み、打線の破壊力で広島を圧倒した。しかし終盤までどっちに転んでもおかしくない熱戦だった。褒め称えたい選手が大勢いるが、その仕事はichikenさんに任せよう(笑)。
この日も繊細でそつのない選手起用が冴えた。調子が出ないながらも5回2失点の太陽になんとか白星をつけよう、岡田監督の意志は明確だった。3点リードの6回から、スパっと継投策をスタートさせる。6〜9回を吉野・藤川・ウィリアムス・久保田で繋ぎきる算段。しかし広島打線に勢いがあると見るや、「保険」の橋本まで計算に入れつつ、早め早めに手を打つ。そのタイミングは私の予想より常に一歩ずつ先を行っていた。
7回表、広島の中継ぎで抜群の働きを見せてきた広池が、テンポ良く阪神打線を三者凡退に切り、イヤな予感が立ちこめる。案の定その裏、先頭尾形のヒットで、2点を追う広島の反撃ムード。しかし藤川の球は決して悪くない。シーツの好守もあり、なんとか二死まで持ってきた。よし、多少ブレたが軌道を戻した…この回をしのげば、あとの2回は、ジェフと久保田で行ける…。二死一塁、打者は嶋。この場面でも岡田監督は一歩先に動いた。1イニング予定のジェフを1/3早めに投入。嶋にまったく仕事をさせず、大ボールで空振り三振に仕留める。もしこの場面、二死ながら嶋が繋いでいれば…振り返ると、このスイッチが勝負を決定づける一手だったかも知れない。
もちろん、岡田監督は次の回に打順が回る投手のところに中村豊を入れ、前の回の最後の打者スペンサーのところにジェフを入れることを忘れていない。ジェフにはもう1回投げてもらうのだから。そのきめ細かさがまた8回表に幸運を呼ぶ。広池は相変わらず好調、あっという間に二死。打席にはオープン戦終盤、わずかなチャンスにファインプレーを見せ、一軍枠に滑り込んだ中村豊が入る。優勝した一昨年は常に一軍で、「戦うベンチ」を牽引してきたが、昨季はほぼ通年二軍暮らし。それでもやるべきことをやり続けてきた中堅がレフト前ヒットでうれしい「開幕」だ。スタメン以外の初ヒットが記録されると、ここからまたもや怒濤の流れがやって来る。赤星がボテボテの二塁ゴロを内野安打にすれば、藤本・シーツ・金本の3長短打でダメ押しの3点を追加。今岡の四球で打順は回らないはずのジェフに。5点差で岡田監督はすでに構想を変えていた。ジェフに代えて代打町田。結果は前田意地のファインプレーでレフトライナーに終わったが、確かに代打町田は、貴重な代打の切り札に勢いをつけようとする妙手だった。
試合は8,9回を橋本が抑えて(さすがに急ごしらえだったかフラフラだったが)無事終了、闘志溢れるカープ・ナインにまったくひるむことのない横綱相撲だった。
結果、良い投球をしながら広島打線に襲われた吉野、藤川も「やられた」という印象を受けることなく任務を終えた。セーブの付かない大差の場面で、ジェフ、久保田に投げさせ、隙を見せるようなこともなかった。相当に味わい深い継投だった。