2005.04.08 Friday
これで、井川が2戦目で良い投球をして、久保田がセーブをあげれば間違いなく優勝だなと思っていたが、やはりそう簡単にはいかなかった(笑)。去年ノーヒットノーランを記録した市民球場だったので、その時の捕手野口を起用して何かを思い出させて欲しかったなぁ。
でも春先から突っ走る2003パターンも芸がない。秋までガチガチのダンゴレースの方が面白いから、こんな感じでいいんじゃない(笑)?
広島には鬼気迫るものがあった。主砲ラロッカは登録抹消、正捕手石原をケガで欠き、前日には元同僚シーツのぶちかましで倉も要休養、リリーフ陣はすでに大車輪…。しかし気迫だけは絶対に負けない、3連勝スタートのあと、本拠開幕で3連敗だけはしない…その気持ちがチームにあった。
広島9回裏の大逆転を呼んだのは、広池投手の気迫。
「この広池という男は苦労人。横浜の川村投手と立教大の同級生で、当時は野手兼用の控え投手。一度は野球をやめて全日空に就職したが、プロ入り後の川村に空港で会ってから、どうしても野球への情熱が抑えきれなくなり、努力して努力して広島のテストに合格した。その後も苦労を重ねて現在のワンポイントの地位を得た」4/6の中継で達川氏が言っていた。この日、8回裏二死走者なしで打順が広池投手に回る。延長入りもある状況で、広島首脳陣は広池続投を選択。連投の広池投手には、「すまんなぁ、もう1回頼むぞ」そんな心境だったろう。ところが…だ。広池はボテボテの三塁ゴロで全力疾走、内野安打にする。あろうことか、次打者尾形で二盗、しかも手からヘッドスライディング。はっきり言って狂っている!二塁上では、ファールでダッシュを繰り返す…。首脳陣の心境も一転して「いや、気持ちはありがたいが、頼むから次の投球に専念してくれ」というものだったに違いない。そして阪神ファンは、しめしめと思っていたことだろう。
果たしてその通り。結果無得点に終わった後、9回表マウンドに登った広池は、赤星こそ初球、打ち損じのキャッチャーフライに取ったものの、続く藤本にストレートの四球、そしてシーツに痛恨の2点HRを浴びる。しばししゃがみ込む…。ベンチに戻りタオルに顔を埋める…。
だが広池の「狂気の一部始終」が広島打線に化学反応を起こす。9回ウラ、150km/hオーバー連発の新ストッパー久保田に犠打、敬遠を挟んで5本の長短打を集中し、逆転サヨナラ。阪神自慢の9点打線を堂々打ち負かした。今年で32歳になる完全燃焼男の熱は、それほどまでに凄かった。
冷静に考えて見ると、持久戦、消耗戦になれば、戦力層で阪神が圧倒的に優位。広池が淡々と凡退し、普通に9回の投球に望む展開では、広島勝利の確率は低かったかも知れない。
えーと、井川?
実は4/7の試合、9時前まで見ていないのだ。家庭の事情により、テレビ、ビデオともに「占拠」されてしまったので…。恐るべし、「狂気の広島」と「ポケモン2時間スペシャル」(笑)。
でも春先から突っ走る2003パターンも芸がない。秋までガチガチのダンゴレースの方が面白いから、こんな感じでいいんじゃない(笑)?
広島には鬼気迫るものがあった。主砲ラロッカは登録抹消、正捕手石原をケガで欠き、前日には元同僚シーツのぶちかましで倉も要休養、リリーフ陣はすでに大車輪…。しかし気迫だけは絶対に負けない、3連勝スタートのあと、本拠開幕で3連敗だけはしない…その気持ちがチームにあった。
広島9回裏の大逆転を呼んだのは、広池投手の気迫。
「この広池という男は苦労人。横浜の川村投手と立教大の同級生で、当時は野手兼用の控え投手。一度は野球をやめて全日空に就職したが、プロ入り後の川村に空港で会ってから、どうしても野球への情熱が抑えきれなくなり、努力して努力して広島のテストに合格した。その後も苦労を重ねて現在のワンポイントの地位を得た」4/6の中継で達川氏が言っていた。この日、8回裏二死走者なしで打順が広池投手に回る。延長入りもある状況で、広島首脳陣は広池続投を選択。連投の広池投手には、「すまんなぁ、もう1回頼むぞ」そんな心境だったろう。ところが…だ。広池はボテボテの三塁ゴロで全力疾走、内野安打にする。あろうことか、次打者尾形で二盗、しかも手からヘッドスライディング。はっきり言って狂っている!二塁上では、ファールでダッシュを繰り返す…。首脳陣の心境も一転して「いや、気持ちはありがたいが、頼むから次の投球に専念してくれ」というものだったに違いない。そして阪神ファンは、しめしめと思っていたことだろう。
果たしてその通り。結果無得点に終わった後、9回表マウンドに登った広池は、赤星こそ初球、打ち損じのキャッチャーフライに取ったものの、続く藤本にストレートの四球、そしてシーツに痛恨の2点HRを浴びる。しばししゃがみ込む…。ベンチに戻りタオルに顔を埋める…。
だが広池の「狂気の一部始終」が広島打線に化学反応を起こす。9回ウラ、150km/hオーバー連発の新ストッパー久保田に犠打、敬遠を挟んで5本の長短打を集中し、逆転サヨナラ。阪神自慢の9点打線を堂々打ち負かした。今年で32歳になる完全燃焼男の熱は、それほどまでに凄かった。
冷静に考えて見ると、持久戦、消耗戦になれば、戦力層で阪神が圧倒的に優位。広池が淡々と凡退し、普通に9回の投球に望む展開では、広島勝利の確率は低かったかも知れない。
えーと、井川?
実は4/7の試合、9時前まで見ていないのだ。家庭の事情により、テレビ、ビデオともに「占拠」されてしまったので…。恐るべし、「狂気の広島」と「ポケモン2時間スペシャル」(笑)。