自称阪神タイガース評論家（跡地）

野球は戦争ごっこなんだから、スパイに近い活動だってそりゃあるし、「サイン盗み」なんかは度が過ぎなきゃ褒められるべき技術。ましてやあの野村監督だよ、そりゃその分野は強いさ。負けてグチャグチャ言う前に、対策をしっかりしておきなさいっつう話に尽きると思う。ノムさんも、内弁慶がどうこうと腹を探られるのも面白くなかろうから、あくまでもわかんないようにやって頂戴（笑）。



ボコボコにされて感情的になっている首脳陣をヨソに、きっちりとタイに戻した。しかしホント連敗しないね（笑）。
序盤はけっこうイヤな感じがあった。初回は新井金本でチャンスを逃し、２回は藤本の美しいタイムリー二塁打で先制するも、二死二三塁を赤星三振で１点止まり。３回は金本桧山の連続長打で追加点を取るもやはり二死三塁で鳥谷凡退で１点止まり。踏ん張られている感じがイヤだった。
ま、それにしても藤本と桧山、エライ。たいへん世話になったノムさんの前で良い仕事をした。藤本は素晴らしいヒットが出ても、他の凡退の印象が極端に悪くて、全部帳消しにしちゃうのが笑える。さすがに先制タイムリーは「黒字」かな（笑）。桧山はなんかとにかくスゴイね。良く引退した人が、「私がバッティングの極意を完全にマスターしたのは引退の直前でした。でもその時はすでに強く振れなくなっていました」なんて話をするんだけどそれか？（笑）

５回は０８赤星スペシャルとも言うべき四球、関本完璧犠打、新井が四球で土俵際に追い込んで、金本が強烈に突き出した。いつもの弾丸ライナー、「突き刺す」ってみんなが書くアレだ。３ランで５−０。はあ、これで一安心。まあなんだかんだ言って、イーグルスの野球はしぶといし、繋がりだしたらやっかいだからね。

Ｔ先発は上園。今日も良かった。例によってなぜ打たれないのかわからない直球（きっと打席に入ればわかるんだろうね、もっともプロの球なら全部区別つかないだろうけど）でグイグイ攻める。押し込んでおくから変化球が効く。面白いピッチャーだね。
だがしかしその直後５回ウラ、鉄平に反撃の２ランを許す。これは内角を上手いこと裁かれたので仕方ない。

楽勝と思っていてもやっぱりまだ３点差。投手リレーも先発永井以下左右を小刻みに繋がれて、なぜか控え含め全員三振というセでは初の記録まで作らされちゃう。

実は普通だったら逆転されても不思議じゃない流れだったのだが、飛ばしまくった上園を６回から渡辺に代えて、以下Ｋ、Ｊ、Ｆ。この４人が普通じゃないから、普通の流れにはならなかった。

型どおりに勝って、気分良く移動。うまく折り返したので、甲子園４つから始まる後半戦はドドドドーっと行きたいね。行きそうな雰囲気はあるんじゃないかな。