2008.06.06 Friday
6/4、杉山が8回被安打4自責0の好投。6/5、白仁田が先発して3回2/3、被安打5自責2。両日とも橋本健が最後1イニングを締めてセーブ、6セーブ。
今岡が3ランHRを打ったり、戦列に復帰した大和が連日のマルチヒットと活躍。
先日の「福岡ダイエーホークス」に続き、今日は「南海ホークス」との一戦だ。若い人にはなんの感慨もないだろうが、70年代からの野球ファンとしては、プレーイングマネージャーだったノムさんや、タイガースから移籍していった江夏、門田、バナザード(なぜ?)ら、大阪球場の「色合い」ともども懐かしく思い出す。ああ、しかしそれなのに迎え撃つ我が軍はあの「消えかけユニ」なワケね。嘆かわしや。
なんでもホークスは甲子園に備えて、福岡ドームの屋根開けて練習したんだってよ。なんかすごく電気代がかかるって言っていたような気がするけどちがったっけ?ああ、開けっ放しにすると潮風のせいで球場が傷むから閉めておくんだったっけ?とにかく気合いは入っているんだね。
某所で知った中日スポーツの記事「セ理事会、さらに交流戦減少要求」。以下抜粋。
私の個人的意見は、対戦相手が増えることは単純に楽しいし、セの好きなカードの希少性も高まって良いと思っている。それは「今さら2リーグ制を語る」にも書いた通り。加えて言えば、セだってパだって、「セの利益」「パの利益」なんていがみ合っているような、のんびりした状況にないと思っているし。
ファンに間にもいろんな意見があるのはわかる。交流戦はなくて良いという考えの人もいるだろうし、試合数についての意見も色々あるだろう。それぞれの立ち位置や理由も理解できる。
とにかく理解できないのは、この先あてにならない可能性が高い、今ある利益「だけ」にとらわれているかのような議論が、セ、パそれぞれバラバラにしか伝わってこないこと。まあこれも、みんながずっと言い続けているのに何も変わってこないことなんだけど。
話は微妙にズレて行く。セ・リーグはメディアの持ち物だ。ジャイアンツ、ドラゴンズ、ベイスターズは文字通りメディアがオーナーである。それ以外の3球団も、メディアに人気を支えてもらったり、メディアを通して少なからぬ収入を得たりしているという点で、「メディアの持ち物」と言えるくらいメディアの影響力が強い。セ・リーグは、メディアのメディアによるメディアのための運営が行われている。
歴史的に、ラジオ→テレビが野球人気を日本全国に行き渡らせたという事実は間違いない。しかし、これからも野球はテレビ頼みであるという意見には賛同しかねる。
メディアが言っていることだから正しいという「常識」が間違っていることを多くの人が知るようになり、意図的な偏向報道に対する拒絶反応はじわじわと広がっている。G戦だけを流し続けることへの疑問、不信感、不満は衰えることなく強まっており、だからこそ、現状は期待している効果とはまったくの逆の結果が出ているのだと思う。
メディアの力は、今も変わることなく絶大だ。人々は外界の情報を得ることに昔に増して熱心であるし、その影響の受け方もさらに極端になっている。しかしそのメディアの種類はずいぶんと変わっているし、メディアとのつきあい方、メディアとの距離感はずいぶんと変質した。メディア全体における、テレビの位置付けはここ数年で大きく変わり、さらに加速度的に変わろうとしている。
それは広告業界におけるテレビの位置付けにも影響を与えている。
「広告批評」という雑誌が休刊するのだそうだ。個人的には学生の頃、ライトバンで編集部から書店に本を配るバイトをしたのが懐かしいなあ。都内の書店には取り次ぎを通さずにバイトが配本をしていたのだ。
日経系の「IT+PLUS」というサイトに生みの親である天野祐吉氏のインタビューがあった。広告業界において、TVCMが力を失って、WEB広告に大きくシフトしているということは知ってもいたし、感じてもいる。でもこの全文を読んで、あらためて時代のうねりを実感した。一部抜粋するが、良ければ全文を読んで見てね。
プロ野球の歩みも、TV(CM)の歩みと歩調を合わせていた。さあ既存メディア会社は、テレビをどうするつもりなのか。ついでに野球をどうするつもりなのか。
逆に言えば、パ・リーグには、メディアとその繋がりを自由に選択する権利を持っている、そんな雰囲気を感じるんだよね。
今岡が3ランHRを打ったり、戦列に復帰した大和が連日のマルチヒットと活躍。
先日の「福岡ダイエーホークス」に続き、今日は「南海ホークス」との一戦だ。若い人にはなんの感慨もないだろうが、70年代からの野球ファンとしては、プレーイングマネージャーだったノムさんや、タイガースから移籍していった江夏、門田、バナザード(なぜ?)ら、大阪球場の「色合い」ともども懐かしく思い出す。ああ、しかしそれなのに迎え撃つ我が軍はあの「消えかけユニ」なワケね。嘆かわしや。
なんでもホークスは甲子園に備えて、福岡ドームの屋根開けて練習したんだってよ。なんかすごく電気代がかかるって言っていたような気がするけどちがったっけ?ああ、開けっ放しにすると潮風のせいで球場が傷むから閉めておくんだったっけ?とにかく気合いは入っているんだね。
某所で知った中日スポーツの記事「セ理事会、さらに交流戦減少要求」。以下抜粋。
来季から、交流戦の試合数減少へ−。セ・リーグ理事会が2日、東京都内のホテルで開かれ、来季の交流戦の試合数に関して協議。試合数に関しては現状の24試合から各球団1試合減の18試合案、一気に2試合減の12試合案とさまざまな意見が出た。この日はセ6球団で意見集約はできずに、実行委員会の席でパに打診することはなかったが、セでは来季から交流戦の試合数を減らす方向で検討していくもようだ。
私の個人的意見は、対戦相手が増えることは単純に楽しいし、セの好きなカードの希少性も高まって良いと思っている。それは「今さら2リーグ制を語る」にも書いた通り。加えて言えば、セだってパだって、「セの利益」「パの利益」なんていがみ合っているような、のんびりした状況にないと思っているし。
ファンに間にもいろんな意見があるのはわかる。交流戦はなくて良いという考えの人もいるだろうし、試合数についての意見も色々あるだろう。それぞれの立ち位置や理由も理解できる。
とにかく理解できないのは、この先あてにならない可能性が高い、今ある利益「だけ」にとらわれているかのような議論が、セ、パそれぞれバラバラにしか伝わってこないこと。まあこれも、みんながずっと言い続けているのに何も変わってこないことなんだけど。
話は微妙にズレて行く。セ・リーグはメディアの持ち物だ。ジャイアンツ、ドラゴンズ、ベイスターズは文字通りメディアがオーナーである。それ以外の3球団も、メディアに人気を支えてもらったり、メディアを通して少なからぬ収入を得たりしているという点で、「メディアの持ち物」と言えるくらいメディアの影響力が強い。セ・リーグは、メディアのメディアによるメディアのための運営が行われている。
歴史的に、ラジオ→テレビが野球人気を日本全国に行き渡らせたという事実は間違いない。しかし、これからも野球はテレビ頼みであるという意見には賛同しかねる。
メディアが言っていることだから正しいという「常識」が間違っていることを多くの人が知るようになり、意図的な偏向報道に対する拒絶反応はじわじわと広がっている。G戦だけを流し続けることへの疑問、不信感、不満は衰えることなく強まっており、だからこそ、現状は期待している効果とはまったくの逆の結果が出ているのだと思う。
メディアの力は、今も変わることなく絶大だ。人々は外界の情報を得ることに昔に増して熱心であるし、その影響の受け方もさらに極端になっている。しかしそのメディアの種類はずいぶんと変わっているし、メディアとのつきあい方、メディアとの距離感はずいぶんと変質した。メディア全体における、テレビの位置付けはここ数年で大きく変わり、さらに加速度的に変わろうとしている。
それは広告業界におけるテレビの位置付けにも影響を与えている。
「広告批評」という雑誌が休刊するのだそうだ。個人的には学生の頃、ライトバンで編集部から書店に本を配るバイトをしたのが懐かしいなあ。都内の書店には取り次ぎを通さずにバイトが配本をしていたのだ。
日経系の「IT+PLUS」というサイトに生みの親である天野祐吉氏のインタビューがあった。広告業界において、TVCMが力を失って、WEB広告に大きくシフトしているということは知ってもいたし、感じてもいる。でもこの全文を読んで、あらためて時代のうねりを実感した。一部抜粋するが、良ければ全文を読んで見てね。
「いちいち広告で踊らされる時代ではなく、自分から主体的に情報を得ようと思えばいくらでも手に入る時代になったということです」
「新しい商品が出ましたよ、というニュースとしてのマス広告は必要かもしれませんが、それ以上の、商品の性能に関する情報はなくてもいい。ウェブが発達したことで、それまでは情報過剰社会ではなく情報過少だったということが分かったんじゃないですかね」
「今後はテレビや新聞のようなマスメディアを一切使わない広告計画があってもいいわけでしょう。例えば自動車メーカーが新しいクルマを発売する時に、今までだったら、こういうコンセプトでやってテレビではこうやって――というふうに説明するんだけど、その中にマスメディアは全然出てこない、というようなね。むしろそういうものでないといけなくなっていきつつあるんじゃないかと僕は感じます」
「日本中がひとつの広告で笑うっていうようなことはなくなっちゃうんじゃないかなあ」
「この30年は、いかにも日本が経済大国になり、消費大国になるというすごいエネルギーに満ちていましたからね。広告批評は、そういう急激な上り坂の時代に始まって、すとーんと経済的に落ちていく時代までの30年とちょうど一緒に歩いてきたんですよね。面白い時期に始まって面白い時期に終えることができるなあと思っています」
プロ野球の歩みも、TV(CM)の歩みと歩調を合わせていた。さあ既存メディア会社は、テレビをどうするつもりなのか。ついでに野球をどうするつもりなのか。
逆に言えば、パ・リーグには、メディアとその繋がりを自由に選択する権利を持っている、そんな雰囲気を感じるんだよね。