2008.06.17 Tuesday
下から上げてきた太陽(良いよね、なんとかモノになって欲しい)とハシケンにめどが立ったので、阿部は夏場に向けて先発調整させるんじゃないかな。一軍の日程は、交流戦の終盤から、リーグ戦再開までの予備日にかけてスカスカ。一方の二軍は久々に6連戦が続くので、リズムを作っていくのには好都合だ。で、その辺を利用して阿部とアッチソンが役割交代。もともとそっちの方が収まりが良いと思う。
この時期に鶴を投げさせたことについて、私は良かったと思う。最良の結果は出なかったが、いやそれどころか考え得る限り最悪の結果になってしまったが、これが鶴の野球人生にとって「最悪」となるか、「最良」となるかは別問題。素晴らしい投球でデビューを飾ったもののその後フェードアウトする人もいれば、ボッコボコに打たれたデビュー戦をバネに立派な記録を残した大投手もいる。もちろんボッコボコからそのまま消えた人もいる。
大切なのは、結果をもっとも謙虚に受け入れられる時期にチャンスを与えること、そして、どういう結果だったとしても、それを自問自答し、それを良い方向に消化できるかどうか。そのあたり、本人だけでなく、指導者の力量も問われる部分だ。
ただ確実にいえるのは、この「一発挑戦権」の刺激は、鶴だけに終わらないということ。同世代の選手たち、それより上の選手たち、二軍選手、故障中の選手、皆を大いに刺激する。
ここで毎年作っている「生年ポジション別選手一覧」をあらためて見てみる。入れたり出したりした鶴は阿部の3つ下。阿部ってキャリアがあるしトレードだから勘違いされるけど、若いんだよね。岩田の一つ下、上園といっしょ。
この阿部と鶴の間には、刺激を与えることで活性化しそうな投手がたくさんいる。阿部の一つ下に小嶋と新人の白仁田、石川。さらにその一つ下にリリーフでの昇格が近そうな玉置と新人の黒田。その一つ下が鶴で、二軍ローテを回している若竹が一緒。さらにその一つ下に「ベテラン」辻本もいる。辻本も今季は時々短い回を投げていて、まあまあ抑えているようだ。
タイガースはいつのまにか「しぶちん球団」から豊富な資金を選手に注ぎ込む「ビッグクラブ」になった。まあ哲学的な部分は追いついていないという感じもするけれど、とりあえず経済的側面を比較論で言えばの話だ。他球団の大看板はやって来るし、自前のスターは(メジャー以外には)出ていかない。大観衆も大スターの出場を望んでいる。となると、自然、若手のチャンスは少なくなる。
今年だって安藤、福原、ボーグルソン、アッチソン、杉山がスキを見せなければ、シーズン中にこういうチャンスが回ってきたとは思えない。しかしこれだけチャンスをダメにしている投手がたくさんいるのに、まだ下柳、岩田、上園が3本柱的存在として残っていて、なおかつ中継ぎ投手にも先発できそうなのがゴロゴロいるってのものも、相当スゴイことだとは思うけど(笑)。まあとにかく、チャレンジ先発や、チャレンジリリーフのチャンスはまだまだあるだろうから、若い投手たちは目の色を変えてアピールして欲しいと思う。もちろん「オマエ何シトン」系の若くない投手たちもね(笑)。
それと野手の方もやって欲しいよ。今のメンバーが実力者揃いで、打撃は時間がかかるということはわかるけれど、やっぱり下を刺激してやることも必要だ。バルちゃんより年下から誰かもう一人、頭角を表して欲しいね。
この時期に鶴を投げさせたことについて、私は良かったと思う。最良の結果は出なかったが、いやそれどころか考え得る限り最悪の結果になってしまったが、これが鶴の野球人生にとって「最悪」となるか、「最良」となるかは別問題。素晴らしい投球でデビューを飾ったもののその後フェードアウトする人もいれば、ボッコボコに打たれたデビュー戦をバネに立派な記録を残した大投手もいる。もちろんボッコボコからそのまま消えた人もいる。
大切なのは、結果をもっとも謙虚に受け入れられる時期にチャンスを与えること、そして、どういう結果だったとしても、それを自問自答し、それを良い方向に消化できるかどうか。そのあたり、本人だけでなく、指導者の力量も問われる部分だ。
ただ確実にいえるのは、この「一発挑戦権」の刺激は、鶴だけに終わらないということ。同世代の選手たち、それより上の選手たち、二軍選手、故障中の選手、皆を大いに刺激する。
ここで毎年作っている「生年ポジション別選手一覧」をあらためて見てみる。入れたり出したりした鶴は阿部の3つ下。阿部ってキャリアがあるしトレードだから勘違いされるけど、若いんだよね。岩田の一つ下、上園といっしょ。
この阿部と鶴の間には、刺激を与えることで活性化しそうな投手がたくさんいる。阿部の一つ下に小嶋と新人の白仁田、石川。さらにその一つ下にリリーフでの昇格が近そうな玉置と新人の黒田。その一つ下が鶴で、二軍ローテを回している若竹が一緒。さらにその一つ下に「ベテラン」辻本もいる。辻本も今季は時々短い回を投げていて、まあまあ抑えているようだ。
タイガースはいつのまにか「しぶちん球団」から豊富な資金を選手に注ぎ込む「ビッグクラブ」になった。まあ哲学的な部分は追いついていないという感じもするけれど、とりあえず経済的側面を比較論で言えばの話だ。他球団の大看板はやって来るし、自前のスターは(メジャー以外には)出ていかない。大観衆も大スターの出場を望んでいる。となると、自然、若手のチャンスは少なくなる。
今年だって安藤、福原、ボーグルソン、アッチソン、杉山がスキを見せなければ、シーズン中にこういうチャンスが回ってきたとは思えない。しかしこれだけチャンスをダメにしている投手がたくさんいるのに、まだ下柳、岩田、上園が3本柱的存在として残っていて、なおかつ中継ぎ投手にも先発できそうなのがゴロゴロいるってのものも、相当スゴイことだとは思うけど(笑)。まあとにかく、チャレンジ先発や、チャレンジリリーフのチャンスはまだまだあるだろうから、若い投手たちは目の色を変えてアピールして欲しいと思う。もちろん「オマエ何シトン」系の若くない投手たちもね(笑)。
それと野手の方もやって欲しいよ。今のメンバーが実力者揃いで、打撃は時間がかかるということはわかるけれど、やっぱり下を刺激してやることも必要だ。バルちゃんより年下から誰かもう一人、頭角を表して欲しいね。