2008.06.18 Wednesday
「強いけど3連敗」の後、帰ってきた甲子園。また面白い試合だった。さすがは野村イーグルス、仕掛けが面白いし、ファンタジスタが揃っている。こっちも刺激されて良いプレー、面白いプレーが多く出た。
初回イーグルスはヒットの高須をすかさず走らせたが矢野が刺す。タイガースを倒すには、序盤で勢いに乗るのが必須という考えだろう。それを許さない矢野もさすが。
1回ウラ、E先発はドミンゴ。赤星レフト前、関本バント。もう徹底している。3,4番がこういう状態なら、判で押したような「勝つ形」をやり続けるのは悪いことじゃない。しかしここは二人倒れる。
2回表、先頭山崎武が中前、フェルナンデス遊ゴロで走者入れ替わり。ここでフェルナンデスが盗塁成功。ちゃんとタッチしているように見えたんだけど、ワンバウンド送球が悪い印象になっちゃったかも。一死二塁、シモキラー中島には不運な遊内野安打で一死一二塁。山崎隆は弱い二ゴロで併殺ならず、二死一三塁。藤井は警戒して二死満塁、ドミンゴ勝負。初球外への変化球で空振り、オッケー楽勝だ。油断しちゃいけないけど、普通はそう思っちゃう。ここで2球目、ドミンゴは三塁線へ絶妙のセーフティバント!しかしスタメンサードに入っていた関本は当たっていた。「中日時代にもやってましたから。絶対にあると思ってました」前進して落ち着いて本塁で封殺しチェンジ。ドミンゴの素晴らしいアイディア、そしてコース、殺し具合ともに素晴らしいバント。予測していた関本でも、一塁に投げれば際どいタイミングになっていただろう。二人とも凄かった!
2回ウラ二死後矢野が一二塁間を渋く破る。藤本が選球眼良く四球で繋ぎ、二死一二塁。ここで下柳がセンター前へクリーンヒット。思い切って回らせたが、センター山崎隆からの2バウンド送球で矢野は惜しくも本塁憤死、先制ならず。ここは二死でもあり、送球が少しでも逸れればセーフのタイミングだったのでゴーはOKだ。矢野も懸命に走ったけどね。
3回ウラ先頭赤星が四球。ただし最後の1球はたいへん際どかった。投手とすれば会心の制球。ドミンゴがカリカリ、みんなで集まってなだめるのが大変(笑)。ここでも関本送って一死二塁。しかし上手いもんだね、ドミンゴの守備は俊敏ではないから、投手真正面に打球を殺せばそれがもっとも確実であるという判断、そしてその技術。当たってる。
新井への初球、赤星が三盗を決める。二塁を見てから、投球モーションに入る間合い、流れを完全に読んで、ドミンゴの首が動くと同時にスタートしちゃった。楽々セーフ。一死三塁となって、内野は前進。新井の強い遊ゴロが半端なバウンドとなって渡辺直が弾く間に赤星生還、1−0タイガース先制。しかし金本、葛城は凡退し、一気のドミンゴ攻略とはならず。
4回表、イーグルスもやる。山崎武、フェルナンデスの連打で無死一二塁。中島の当たりはフラフラっと上がっだが、飛んだコース良く左中間に落ちる。二走山崎武、一走フェルナンデスとも非常に打球判断良くスタート、1点入って1−1同点、なお無死一三塁となる。続く山崎隆のレフト定位置へのフライが犠飛となって、イーグルスあっさり逆転1−2。Eも打つだけのように見える4,5番に見えて、決してそうじゃない。
4ウラは藤本に中前クリーンヒットがあったがあっさり。5表は三者凡退。
5回ウラ、先頭赤星またもや四球。出しちゃダメっていうから出すんだよ。「あんなもん四球出して三塁まで走られてしまえ」って言えば良いんだよ(笑)。関本またも初球を投前にバント成功。投手は関本の3打席に3球しか投げてない。関本はその3球をバントしかしていない。笑える。一死二塁。新井は高めの直球に差し込まれながらライトフライ、赤星は三進する。金本との勝負は避けて、二死一三塁で葛城。あ〜、三邪飛、追いつけない。
6回表、先頭リックが中前にクリーンヒット。下柳も自分の投球はできている。ゴロが間を抜けるのはしゃあないよ。山崎武、右方向へ良い当たり、しかしゲッツーシフトの藤本の正面、おっと当たりが強く藤本これをファンブル、急いで拾って鳥谷へトス1アウト、鳥谷素速く身をひねって一塁送球、ワンバウンドを新井がすくい上げて一塁もアウト、ダブルプレー!ナイスナイス。
6回ウラ先頭鳥谷が高いバウンドで投手の頭を越えるセンター前。矢野一発でバントを決めて一死二塁、さあ藤本もう1本。ぬあ〜〜〜〜〜という怒り混じりのタメ息とともにポップフライが舞い上がる…おや、おや、レフト前進レフト前進、落ちる落ちる、二走鳥谷辛抱たまらずスタート、あーレフトリック、これをスライディングキャッチ、ボールは二塁に送られ併殺成立。藤本、上げるなら上げる!転がすなら転がす!ってか上げるな(笑)。
7回表から久保田。先頭横川は不運な遊内野安打。送られて、フォーク暴投で三塁まで進まれたが、素晴らしい直球が来ていた。三振とポップフライで追加点を許さず。
7回ウラ、ドミンゴから「翌日の先発」永井へスイッチ。これにはビックリ。先頭、久保田への代打林がセンター左へクリーンヒット、代走秀太。赤星がまたまた四球で無死一二塁。さあ関本、しかし今度はプレッシャーが今までの10倍!2つファールにしてしまう。それでもスリーバントの指示に応えて、またまた投手前にきっちり殺したバントで成功させる。これは大したもんだ。1試合4犠打はプロ野球タイ記録なんだって。
さあ投手川岸に代わって、一死二三塁で新井。初球インハイを強引にレフトへ、低いライナー、レフトやや下がりながら捕る、秀太タッチアップ、ホームイン!2−2同点!
金本以下左が続くところで有銘にスイッチ、ノムさん必死の防戦。金本四球で二死一二塁、葛城に代えてフォード。んー、積極性なく2つストライクを見逃して、最後はボールに手が出て三振。もうインローを攻められているのはわかっているんだから、そこを打たなきゃダメだよ。同点止まり。
8回表、ウイリアムス。しかし先頭渡辺直にストライク入らず四球。足場をならし直す。高須送って一死二塁、リックはショート右に転がし走者は三塁へ、二死三塁。同点、1点差のような僅差の展開だと、このアウトになっても走者が進んでいくというのが、なんともイヤなもんなんだよね。山崎武、センター前へしぶとく返して再び勝ち越す、2−3。その後、矢野が代走塩川を牽制で刺す。流れを止めたのは大きかった。
8回ウラ、有銘続投。一死から矢野がセンター前。藤本に代打バルディリス。バントか?いや投手を代えさせたいのか?ノムさん出てきて、ここでクローザー小山にスイッチ。藤本、秀太、バルと使っているので野手がいないだろうという読み。ところが、岡田監督ここで代打の代打に桧山。そうか、サード新井をやるつもりだね。これは野村監督も意表をつかれただろう。
桧山がすごかった。相手のクローザーを相手に、余裕でファールの粘り。最後は甘い球をレフト右へ弾き返す。なんだこの神様は!
さてもう左の代打はいない。一死一二塁、ジェフへの代打は高橋光。スライダーに空振りで1−1。なんとか繋いで欲しい…3球目、151km/h直球が甘く入る。まったく遅れることなくジャストミートで振り抜く。会心のライナーがやや浅めのレフトの頭上を襲う。レフトバック、レフトバック、これは越える!越えた!二塁から矢野ホームイン、一塁から桧山も帰ってきた!もう代走も何もない、おっさんらが必死で走った!
二塁上で笑顔の光信。大仕事をやってのけた。まさかここで逆転の長打が出るとは、正直想像していなかった。だけど気が入っていた。いやあ、じわっと来たよ。
赤星も技ありの三遊間で続いて、一死一三塁。関本にもう一つスクイズさせりゃ良いのに。しかしワンバウンド投球が真上に跳ね上がる間に、三走光信ホームインで5−3となる。けっこう際どいタイミングだったけど、もうイケイケだわな。走れおっさんだわな(笑)。関本は惜しいファールはあったけど残念ながら三振。本日の記録1打数0安打、4犠打。新井も三振でチェンジ。
最後は藤川。光信がファースト、新井がサード。これで新井サードが解禁だね。こういう形で解禁されるとは想像してなかったけど。
藤川は上出来。直球の伸びが戻って来た。直球でフェルナンデスを三振、横川をフォークで三振、最後は山崎隆をサードフライ、新井がフラフラよろよろしながらキャッチして、ナインもベンチも大爆笑。みんなの抜けるような笑顔が連敗脱出を美しく飾った。
初回イーグルスはヒットの高須をすかさず走らせたが矢野が刺す。タイガースを倒すには、序盤で勢いに乗るのが必須という考えだろう。それを許さない矢野もさすが。
1回ウラ、E先発はドミンゴ。赤星レフト前、関本バント。もう徹底している。3,4番がこういう状態なら、判で押したような「勝つ形」をやり続けるのは悪いことじゃない。しかしここは二人倒れる。
2回表、先頭山崎武が中前、フェルナンデス遊ゴロで走者入れ替わり。ここでフェルナンデスが盗塁成功。ちゃんとタッチしているように見えたんだけど、ワンバウンド送球が悪い印象になっちゃったかも。一死二塁、シモキラー中島には不運な遊内野安打で一死一二塁。山崎隆は弱い二ゴロで併殺ならず、二死一三塁。藤井は警戒して二死満塁、ドミンゴ勝負。初球外への変化球で空振り、オッケー楽勝だ。油断しちゃいけないけど、普通はそう思っちゃう。ここで2球目、ドミンゴは三塁線へ絶妙のセーフティバント!しかしスタメンサードに入っていた関本は当たっていた。「中日時代にもやってましたから。絶対にあると思ってました」前進して落ち着いて本塁で封殺しチェンジ。ドミンゴの素晴らしいアイディア、そしてコース、殺し具合ともに素晴らしいバント。予測していた関本でも、一塁に投げれば際どいタイミングになっていただろう。二人とも凄かった!
2回ウラ二死後矢野が一二塁間を渋く破る。藤本が選球眼良く四球で繋ぎ、二死一二塁。ここで下柳がセンター前へクリーンヒット。思い切って回らせたが、センター山崎隆からの2バウンド送球で矢野は惜しくも本塁憤死、先制ならず。ここは二死でもあり、送球が少しでも逸れればセーフのタイミングだったのでゴーはOKだ。矢野も懸命に走ったけどね。
3回ウラ先頭赤星が四球。ただし最後の1球はたいへん際どかった。投手とすれば会心の制球。ドミンゴがカリカリ、みんなで集まってなだめるのが大変(笑)。ここでも関本送って一死二塁。しかし上手いもんだね、ドミンゴの守備は俊敏ではないから、投手真正面に打球を殺せばそれがもっとも確実であるという判断、そしてその技術。当たってる。
新井への初球、赤星が三盗を決める。二塁を見てから、投球モーションに入る間合い、流れを完全に読んで、ドミンゴの首が動くと同時にスタートしちゃった。楽々セーフ。一死三塁となって、内野は前進。新井の強い遊ゴロが半端なバウンドとなって渡辺直が弾く間に赤星生還、1−0タイガース先制。しかし金本、葛城は凡退し、一気のドミンゴ攻略とはならず。
4回表、イーグルスもやる。山崎武、フェルナンデスの連打で無死一二塁。中島の当たりはフラフラっと上がっだが、飛んだコース良く左中間に落ちる。二走山崎武、一走フェルナンデスとも非常に打球判断良くスタート、1点入って1−1同点、なお無死一三塁となる。続く山崎隆のレフト定位置へのフライが犠飛となって、イーグルスあっさり逆転1−2。Eも打つだけのように見える4,5番に見えて、決してそうじゃない。
4ウラは藤本に中前クリーンヒットがあったがあっさり。5表は三者凡退。
5回ウラ、先頭赤星またもや四球。出しちゃダメっていうから出すんだよ。「あんなもん四球出して三塁まで走られてしまえ」って言えば良いんだよ(笑)。関本またも初球を投前にバント成功。投手は関本の3打席に3球しか投げてない。関本はその3球をバントしかしていない。笑える。一死二塁。新井は高めの直球に差し込まれながらライトフライ、赤星は三進する。金本との勝負は避けて、二死一三塁で葛城。あ〜、三邪飛、追いつけない。
6回表、先頭リックが中前にクリーンヒット。下柳も自分の投球はできている。ゴロが間を抜けるのはしゃあないよ。山崎武、右方向へ良い当たり、しかしゲッツーシフトの藤本の正面、おっと当たりが強く藤本これをファンブル、急いで拾って鳥谷へトス1アウト、鳥谷素速く身をひねって一塁送球、ワンバウンドを新井がすくい上げて一塁もアウト、ダブルプレー!ナイスナイス。
6回ウラ先頭鳥谷が高いバウンドで投手の頭を越えるセンター前。矢野一発でバントを決めて一死二塁、さあ藤本もう1本。ぬあ〜〜〜〜〜という怒り混じりのタメ息とともにポップフライが舞い上がる…おや、おや、レフト前進レフト前進、落ちる落ちる、二走鳥谷辛抱たまらずスタート、あーレフトリック、これをスライディングキャッチ、ボールは二塁に送られ併殺成立。藤本、上げるなら上げる!転がすなら転がす!ってか上げるな(笑)。
7回表から久保田。先頭横川は不運な遊内野安打。送られて、フォーク暴投で三塁まで進まれたが、素晴らしい直球が来ていた。三振とポップフライで追加点を許さず。
7回ウラ、ドミンゴから「翌日の先発」永井へスイッチ。これにはビックリ。先頭、久保田への代打林がセンター左へクリーンヒット、代走秀太。赤星がまたまた四球で無死一二塁。さあ関本、しかし今度はプレッシャーが今までの10倍!2つファールにしてしまう。それでもスリーバントの指示に応えて、またまた投手前にきっちり殺したバントで成功させる。これは大したもんだ。1試合4犠打はプロ野球タイ記録なんだって。
さあ投手川岸に代わって、一死二三塁で新井。初球インハイを強引にレフトへ、低いライナー、レフトやや下がりながら捕る、秀太タッチアップ、ホームイン!2−2同点!
金本以下左が続くところで有銘にスイッチ、ノムさん必死の防戦。金本四球で二死一二塁、葛城に代えてフォード。んー、積極性なく2つストライクを見逃して、最後はボールに手が出て三振。もうインローを攻められているのはわかっているんだから、そこを打たなきゃダメだよ。同点止まり。
8回表、ウイリアムス。しかし先頭渡辺直にストライク入らず四球。足場をならし直す。高須送って一死二塁、リックはショート右に転がし走者は三塁へ、二死三塁。同点、1点差のような僅差の展開だと、このアウトになっても走者が進んでいくというのが、なんともイヤなもんなんだよね。山崎武、センター前へしぶとく返して再び勝ち越す、2−3。その後、矢野が代走塩川を牽制で刺す。流れを止めたのは大きかった。
8回ウラ、有銘続投。一死から矢野がセンター前。藤本に代打バルディリス。バントか?いや投手を代えさせたいのか?ノムさん出てきて、ここでクローザー小山にスイッチ。藤本、秀太、バルと使っているので野手がいないだろうという読み。ところが、岡田監督ここで代打の代打に桧山。そうか、サード新井をやるつもりだね。これは野村監督も意表をつかれただろう。
桧山がすごかった。相手のクローザーを相手に、余裕でファールの粘り。最後は甘い球をレフト右へ弾き返す。なんだこの神様は!
さてもう左の代打はいない。一死一二塁、ジェフへの代打は高橋光。スライダーに空振りで1−1。なんとか繋いで欲しい…3球目、151km/h直球が甘く入る。まったく遅れることなくジャストミートで振り抜く。会心のライナーがやや浅めのレフトの頭上を襲う。レフトバック、レフトバック、これは越える!越えた!二塁から矢野ホームイン、一塁から桧山も帰ってきた!もう代走も何もない、おっさんらが必死で走った!
二塁上で笑顔の光信。大仕事をやってのけた。まさかここで逆転の長打が出るとは、正直想像していなかった。だけど気が入っていた。いやあ、じわっと来たよ。
赤星も技ありの三遊間で続いて、一死一三塁。関本にもう一つスクイズさせりゃ良いのに。しかしワンバウンド投球が真上に跳ね上がる間に、三走光信ホームインで5−3となる。けっこう際どいタイミングだったけど、もうイケイケだわな。走れおっさんだわな(笑)。関本は惜しいファールはあったけど残念ながら三振。本日の記録1打数0安打、4犠打。新井も三振でチェンジ。
最後は藤川。光信がファースト、新井がサード。これで新井サードが解禁だね。こういう形で解禁されるとは想像してなかったけど。
藤川は上出来。直球の伸びが戻って来た。直球でフェルナンデスを三振、横川をフォークで三振、最後は山崎隆をサードフライ、新井がフラフラよろよろしながらキャッチして、ナインもベンチも大爆笑。みんなの抜けるような笑顔が連敗脱出を美しく飾った。