2005.04.10 Sunday
ベテランの阪神ファンは、永年に渡ってダメ虎にダメ出しし続けて来たから、本当にみんな「自称阪神タイガース評論家」なんだよなぁ(笑)。和田コーチのひとりごとで笑う。
濱中は交流試合開始早々からDHで復活が濃厚とか。ただ、他にもくすぶってしまいそうな良いバッターが沢山いるし、DHの起用は贅沢に悩みそう。そこでまた濱ちゃんが大爆発しちゃって、肩も治っちゃった日にゃ、ライトはどうすりゃいいのよ?もったいないもったいない…(笑)。
ヒッティングマーチ、歌ってたよね?始めこそコールだけだったが、途中から新HMが聞こえてきた。でもラッパの音はほんの小さなものだった。声だけのHM良かったぞ!選手の心にもこっちの方が響くに違いない。ラッパもタイコもなくたって、いい応援できるって!本当に。
広島の狂気の後、魔法が解けたかようなタイガース。前日の福原の失点など、ツキがないとしか言いようがなかった。この日も先発安藤の1失点は、四球→バスター・エンドラン→併殺の間の1点という、「そりゃしゃーないわ」だった。
イヤな流れを変える、これが出来るのが今季のタイガース打線だ。この日は金本の300号がすべての暗雲を晴らしてしまった。アニキの祝砲を負け試合にするわけにはいかないもんね。
それにしても安藤投手の投球には驚いた。立ち上がり吉本球審(前回は狭いストライクゾーンで能見投手を苦しめたのだが)の超ワイドなストライクゾーンに助けられた部分もあるが、キレ良し、コントロール良し、テンポ良しで内野ゴロの山を築く。オープン戦から悩んでいた、中継ぎから先発投手への変身も完成した。今季阪神の重大なチェックポイントの一つである、安藤先発転向の成否について光明が差したのは大きい。
安藤の今季初先発をこの第8戦目に決め、第2戦でリリーフとして調整登板させた。誰もが不安な今季初登板を早々に済ませて、落ち着いた気持ちで先発登板に備えさせた。細やかな配慮という布石を怠らなかった首脳陣も見事だ。
現時点での最大の不安材料であるクローザー久保田が、今季初セーブをあげたのも大きい。楽な場面で初登板を済ませたが、好調な打線のおかげで登板機会がなかなか来なかった。開幕6戦目でやっと来たセーブチャンスで広島に逆転サヨナラを喫し、オープン戦で盤石だっただけに、かえって不安が増幅する状況だった。
この日の安藤投手の調子、球数、疲労度と、3連投となる久保田投手の調子、精神状況を考えれば、この一試合に勝利する確率は、安藤続投の方が遙かに高い。交代は「小さな博打」だった。しかし、首脳陣にまったく迷いは見られなかった。8回ウラ、大チャンスでもない場面、予定通りとばかりに安藤の打順に代打を送る。点差は3点、確かに初セーブをプレゼントするにはおあつらえ向きの状況だ。
しかし決して表には出さなくとも、誰もが不安だったことは容易に想像がつく。そしてその不安のとおり、石井、種田に連打され無死一二塁。次打者金城の初球、甘く入った148km/hの直球を打ち上げてショートフライ。完全な失投と、完全な打ち損じだった。おそらくこの一球がヒットになっていれば、この試合は負けまであったし、そして今季の久保田クローザー構想崩壊も現実問題となるところだった。一死を取り、落ち着きを取り戻した久保田は、実力を発揮できるようになり、あとは落ち着いて試合を締めた。
まだ楽観はできないが、この「1S」で、久保田は上向いて来るだろう。
1シーズンを見越して、首脳陣は「小さな博打」に出た。これは必要な博打だったと思うし、それに勝てて良かった。
岡田監督率いる首脳陣は、大局も、激戦の最前線もよく見えている。豊富な戦力を背景に、かなり立派な戦いぶりだ。次は野口、関本、久慈についての布石が欲しい。
濱中は交流試合開始早々からDHで復活が濃厚とか。ただ、他にもくすぶってしまいそうな良いバッターが沢山いるし、DHの起用は贅沢に悩みそう。そこでまた濱ちゃんが大爆発しちゃって、肩も治っちゃった日にゃ、ライトはどうすりゃいいのよ?もったいないもったいない…(笑)。
ヒッティングマーチ、歌ってたよね?始めこそコールだけだったが、途中から新HMが聞こえてきた。でもラッパの音はほんの小さなものだった。声だけのHM良かったぞ!選手の心にもこっちの方が響くに違いない。ラッパもタイコもなくたって、いい応援できるって!本当に。
広島の狂気の後、魔法が解けたかようなタイガース。前日の福原の失点など、ツキがないとしか言いようがなかった。この日も先発安藤の1失点は、四球→バスター・エンドラン→併殺の間の1点という、「そりゃしゃーないわ」だった。
イヤな流れを変える、これが出来るのが今季のタイガース打線だ。この日は金本の300号がすべての暗雲を晴らしてしまった。アニキの祝砲を負け試合にするわけにはいかないもんね。
それにしても安藤投手の投球には驚いた。立ち上がり吉本球審(前回は狭いストライクゾーンで能見投手を苦しめたのだが)の超ワイドなストライクゾーンに助けられた部分もあるが、キレ良し、コントロール良し、テンポ良しで内野ゴロの山を築く。オープン戦から悩んでいた、中継ぎから先発投手への変身も完成した。今季阪神の重大なチェックポイントの一つである、安藤先発転向の成否について光明が差したのは大きい。
安藤の今季初先発をこの第8戦目に決め、第2戦でリリーフとして調整登板させた。誰もが不安な今季初登板を早々に済ませて、落ち着いた気持ちで先発登板に備えさせた。細やかな配慮という布石を怠らなかった首脳陣も見事だ。
現時点での最大の不安材料であるクローザー久保田が、今季初セーブをあげたのも大きい。楽な場面で初登板を済ませたが、好調な打線のおかげで登板機会がなかなか来なかった。開幕6戦目でやっと来たセーブチャンスで広島に逆転サヨナラを喫し、オープン戦で盤石だっただけに、かえって不安が増幅する状況だった。
この日の安藤投手の調子、球数、疲労度と、3連投となる久保田投手の調子、精神状況を考えれば、この一試合に勝利する確率は、安藤続投の方が遙かに高い。交代は「小さな博打」だった。しかし、首脳陣にまったく迷いは見られなかった。8回ウラ、大チャンスでもない場面、予定通りとばかりに安藤の打順に代打を送る。点差は3点、確かに初セーブをプレゼントするにはおあつらえ向きの状況だ。
しかし決して表には出さなくとも、誰もが不安だったことは容易に想像がつく。そしてその不安のとおり、石井、種田に連打され無死一二塁。次打者金城の初球、甘く入った148km/hの直球を打ち上げてショートフライ。完全な失投と、完全な打ち損じだった。おそらくこの一球がヒットになっていれば、この試合は負けまであったし、そして今季の久保田クローザー構想崩壊も現実問題となるところだった。一死を取り、落ち着きを取り戻した久保田は、実力を発揮できるようになり、あとは落ち着いて試合を締めた。
まだ楽観はできないが、この「1S」で、久保田は上向いて来るだろう。
1シーズンを見越して、首脳陣は「小さな博打」に出た。これは必要な博打だったと思うし、それに勝てて良かった。
岡田監督率いる首脳陣は、大局も、激戦の最前線もよく見えている。豊富な戦力を背景に、かなり立派な戦いぶりだ。次は野口、関本、久慈についての布石が欲しい。