2008.08.20 Wednesday
1点取るのにキュウキュウとしていたのだから、できればいっぺんに14点も取らないで、5,5,4とか分散して取れないものか。カープもそんなに気前よく14四球とかくれないで、5,5,4とか分散して四球いっぱいくれないものだろうか、ねえ(笑)。
また気持ちがスッキリしない理由として大きいのが11勝目をあげた安藤だ。今季は実に味方の援護に恵まれていて、勝ち星が積み上がるのだが、どうにも内容が乏しい。かといって悪い投球でもないんだよなぁ、8割方良い球を投げていて、肝心なところで四球を出したり、打たれたり。結果、早い回で降板して救援陣の協力を仰ぐことになる。
またこの日はバント失敗や走塁ミスで自分を苦しめてしまった。
かつてほどのキレがないということにつきるのかもしれないが、多彩な変化球と制球力でスイスイ試合を作っていくだけの力はあるはずだ。これぞ安藤!ってやつを早く見せて欲しいよ。
その後をつないだ久保田、江草、橋本健、阿部はお疲れさま。点差は開いたが、両チームとも最後まで手を抜かない試合だったね。
四球やバッテリーエラーでゆるゆるの試合は、ひとえにカープ投手陣(先発宮崎−牧野−岸本−上野−篠田−で出さざるを得なくなっちゃった梅津)がぶっこわれたおかげ。ただしあえてその源流をたどれば、初回、タイガースがやるべきことをやったことから始まったと言えなくもない。
先頭赤星が追い込まれてからボールをしっかり見極めて四球を奪う。ボールを打たない。ここしばらくできていないことその1。
四球後の初球、ストライク率の高いカウントで(実際はボール球だったけど)2番平野の初球にエンドランのサイン。平野きっちり転がして一死二塁。出した走者をダイナミックに動かす。できていないことその2。
3番鳥谷1−1から甘くなったチェンジアップを思いっきりひっぱたいてライト右にライナーで運ぶクリーンヒット、赤星ホームインで1点先制。好球は積極的に強振せよ。できていないことその3。
夏場に強いはずの4番金本は左飛。この日打球方向が良かったタイムリーが1本あったが、完全な泳ぎ打ちで内容はイマイチ。特にボールの見極めが悪いのが気になる。
二死一塁、5番林の初球がワンバウンド、捕手石原が一塁側に大きく弾く間に、鳥谷は一気に三塁を狙うが、これはタッチアウトになった。スキあらば一つでも先の塁を狙う。できていないことその4。結果は×だったがヘッドスライディングで攻めた姿勢は○。
「その1〜4」までをきっちり続けたので2回、6回、二度のビッグイニング(というかカープ自滅)を呼び込めたのだろう。少なくともタイムリーやホームランを打ったスイングは、狙いどおりにしっかり振っていたからね。そして「その1〜4」を一人でカンペキに実施したのが鳥谷だった。
林に1号も出て、これで気も楽になるだろう。関本はホント満塁強いね。
さて岩田にも安藤レベルの援護をあげてちょうだい。大量点のことは忘れて、今日もしっかりした野球を。星野ジャパンもね。