2008.10.01 Wednesday
雨でも降れば「寒い」という言葉が口をつく。そりゃそうだ、もう今日から10月だもんね。
その10月1日、タイガース残り8試合、ジャイアンツ残り6試合という秋の盛りに0.5ゲーム差の優勝争いをしている。1975年、第一次吉田監督時代(テーラー、アルトマンがいて田淵がホームラン王になった年)からタイガースファンになった私にとって、ここしばらく続いているとはいえ、優勝争い自体が大変珍しいことであり、ましてやここまで厳しい一騎打ちとなると初めてのことである。
ぶっちゃけた話をする。去年のジャイアンツの優勝を思い出せば、すべてが終わった後では、レギュラーシーズン優勝よりもクラシリ勝ち抜き&日本シリーズ進出の方により高い価値が置かれることになる。いや違うな、すべてが終わった後では、日本一だけが光り輝くことになる。いや私はそうは思わない!とか、いやそれぞれまったく別のものだ!という意見ももちろんあるだろうが、現行制度ではそうなるようにできているので仕方ない。極論をすれば、ペナントを落としても、クラシリ、日シリを勝てば良いのだということになる。
ただ、今年の場合は優勝チームにクラシリ2で1勝分のアドバンテージが与えられるというのがあるから、優勝に実利がある。しかしそれは、ペナントレースとポストシーズンとで別個の価値を作るということではなく、ペナントをクラシリの予選にすることに繋がるんだけどね。
それと今年のセの場合は、タイガースが一時大差をつけたこともあり、「どうしても負けたくない」という思いが強いというのもある。
そんなこんなで、制度の問題はそっちのけで、心おきなく燃えられる今年である。
私個人の意見としては、長いペナントレースが、短期決戦の「予選」になってしまうことにまったく抵抗感はない。
日本はWBCや五輪で韓国によく負ける。競技人口や、選手層の厚さでは圧倒的に上回っているのに、「この試合」で負ける。それでも「総合的に判断して日本が上」とか言ったって、「この試合」で勝った方が強いじゃん。カッコいいじゃん。燃えるじゃん。
究極の決戦である日本シリーズがあり、その出場権をかけたクラシリがあり、それに出るためのレギュラーシーズンがある。その位置付けであれば、たとえ資金力が乏しくても、戦略的なチーム作りが可能になる。
それはすなわちレギュラーシーズンでは3位以内で十分、短期決戦に強いチームを作ること。ただ、3位以内に入るチームというのは、十分コンスタントに勝つ能力が必要である。そしてレギュラーシーズンを疎かにしていると、普段の集客、経営基盤に支障が出るということ。
結局、短期決戦に必要な戦術、技術というのは若干あっても、やっぱり個人の基本的資質、投球の力、打つ力、守る力によるところは相変わらず大きい。そこをメンタルの部分や、チームとしての結束力、情報分析や作戦という目に見えない力を「この試合」を勝ちきる力に変えていくのか。それが結実すると爆発的な興奮につながると思う。
この後のセ・リーグ、どうなるかまったく余談を許さないが、タイガースは良い感じで来ていると思う。なんとか「この試合」を勝ちきって、それをずんずん続けて、頂点まで達して欲しい。
---
と、まあいつもどおりのつまらないお話におつきあいいただきまして、めでたくこれが第2000号の記事です。03年12月27日「御用納め、野崎球団社長が今年を振り返る」から始まって、もうちょっとで丸5年。でもテキストデータにすると4.61MBなんだよね、大きいのか小さいのかよくわからないけど(笑)。
モチベーションある限り続けられたら良いなと思っています。いつも読んで下さる皆さんのおかげ。書き込みを下さる方(コメント数は19,340にのぼります)、ランキングにぽちっとして下さる方、人知れずカウンターの数字を上げて、私をにんまりさせて下さる方、この通過点で、あらためてお礼を申し上げたいと思います。
ありがとうございます。良かったらこれからも読んで下さいね!
その10月1日、タイガース残り8試合、ジャイアンツ残り6試合という秋の盛りに0.5ゲーム差の優勝争いをしている。1975年、第一次吉田監督時代(テーラー、アルトマンがいて田淵がホームラン王になった年)からタイガースファンになった私にとって、ここしばらく続いているとはいえ、優勝争い自体が大変珍しいことであり、ましてやここまで厳しい一騎打ちとなると初めてのことである。
ぶっちゃけた話をする。去年のジャイアンツの優勝を思い出せば、すべてが終わった後では、レギュラーシーズン優勝よりもクラシリ勝ち抜き&日本シリーズ進出の方により高い価値が置かれることになる。いや違うな、すべてが終わった後では、日本一だけが光り輝くことになる。いや私はそうは思わない!とか、いやそれぞれまったく別のものだ!という意見ももちろんあるだろうが、現行制度ではそうなるようにできているので仕方ない。極論をすれば、ペナントを落としても、クラシリ、日シリを勝てば良いのだということになる。
ただ、今年の場合は優勝チームにクラシリ2で1勝分のアドバンテージが与えられるというのがあるから、優勝に実利がある。しかしそれは、ペナントレースとポストシーズンとで別個の価値を作るということではなく、ペナントをクラシリの予選にすることに繋がるんだけどね。
それと今年のセの場合は、タイガースが一時大差をつけたこともあり、「どうしても負けたくない」という思いが強いというのもある。
そんなこんなで、制度の問題はそっちのけで、心おきなく燃えられる今年である。
私個人の意見としては、長いペナントレースが、短期決戦の「予選」になってしまうことにまったく抵抗感はない。
日本はWBCや五輪で韓国によく負ける。競技人口や、選手層の厚さでは圧倒的に上回っているのに、「この試合」で負ける。それでも「総合的に判断して日本が上」とか言ったって、「この試合」で勝った方が強いじゃん。カッコいいじゃん。燃えるじゃん。
究極の決戦である日本シリーズがあり、その出場権をかけたクラシリがあり、それに出るためのレギュラーシーズンがある。その位置付けであれば、たとえ資金力が乏しくても、戦略的なチーム作りが可能になる。
それはすなわちレギュラーシーズンでは3位以内で十分、短期決戦に強いチームを作ること。ただ、3位以内に入るチームというのは、十分コンスタントに勝つ能力が必要である。そしてレギュラーシーズンを疎かにしていると、普段の集客、経営基盤に支障が出るということ。
結局、短期決戦に必要な戦術、技術というのは若干あっても、やっぱり個人の基本的資質、投球の力、打つ力、守る力によるところは相変わらず大きい。そこをメンタルの部分や、チームとしての結束力、情報分析や作戦という目に見えない力を「この試合」を勝ちきる力に変えていくのか。それが結実すると爆発的な興奮につながると思う。
この後のセ・リーグ、どうなるかまったく余談を許さないが、タイガースは良い感じで来ていると思う。なんとか「この試合」を勝ちきって、それをずんずん続けて、頂点まで達して欲しい。
---
と、まあいつもどおりのつまらないお話におつきあいいただきまして、めでたくこれが第2000号の記事です。03年12月27日「御用納め、野崎球団社長が今年を振り返る」から始まって、もうちょっとで丸5年。でもテキストデータにすると4.61MBなんだよね、大きいのか小さいのかよくわからないけど(笑)。
モチベーションある限り続けられたら良いなと思っています。いつも読んで下さる皆さんのおかげ。書き込みを下さる方(コメント数は19,340にのぼります)、ランキングにぽちっとして下さる方、人知れずカウンターの数字を上げて、私をにんまりさせて下さる方、この通過点で、あらためてお礼を申し上げたいと思います。
ありがとうございます。良かったらこれからも読んで下さいね!