自称阪神タイガース評論家（跡地）

元々お前らは強いんじゃ。メンバー見てみい、アホか。自分らで勝手に出だしけつまずいて、勝手に出遅れて、そいで後から帳尻合わせして追い込んだだけやろが。自作自演のマッチポンプやんか。久保田といっしょやんか。久保田は帳尻合ってない？ほっとけ！
むしろ「伝説の大敗北」「語り継ぐべき大失速シーズン」を作ったのはウチじゃ、その言葉は、ウチへのもんじゃボケ！

というのは冗談。負け惜しみ。
２つでも、いや１つでも勝てば良い直接対決で７つも続けて負けたんだから、とりあえず今のところは負け惜しみの一つでも言うしかなかろうて。


昨日の大一番、殺気を醸し出しつつＴＶ観戦。初めから最後までＴＶの音声を消して、静寂の映像だけを見つめた。選手たちの息づかいや心の動きまで見えるようだった。まあいつにもまして異様な光景に、家族たちはどっかへ行っちゃったけど（笑）。

タイガースにやって欲しいと願っていた野球をジャイアンツがやった。
「空振り上等」の気構えは、小笠原、ラミレス、李の方にあった。
「打てるもんなら…」の気構えは、内海、山口の方にあった。
「つんのめってミスしても良い」の気構えは、阿部、亀井はじめジャイアンツの方が強かった。

タイガースのバットは、甘い初球を掴まえに行かなかった。
タイガースのボールは、かわそうとして甘くなって捉えられた。


一度も譲らなかった首位から落ちて、自力優勝がなくなった。それでも残り３試合は消えてなくならない。
ここはプロとして、無理矢理にでも心を取り戻して、地道にやり抜かなければいけない。それは「優勝の可能性」などという不確かなもののためにではなく、自分のために。この敗北で思い知らされたのは何だったのか。それをどう感じ取り、どう改善していくのか。悔しさ、情けなさを自分のものにしなきゃいけない。

ジャイアンツ戦の連敗は、程度の差はあっても本質的には同じ事の繰り返しだったと思う。だから見ている者に「力負け」を思わせる。しかし本当にそうだろうか。好調期に入ってもジャイアンツはカープ、ドラゴンズとは互角か互角以下の戦いを強いられた。彼らに出来て、タイガースに出来なかったことは何か。彼らが持っていて、タイガースに欠けていたものは何か。戦い方に問題はないのか。
最前線で感じたマインドと、ドームの最上段の席から見たような広い視野と、スコアカードやデータシートを丹念に分析する労力と…ありとあらゆる角度から見なおす必要がある。
「程度の差」が縮まって来ているのは見えるからね。もうあと一踏ん張りできるはずだ。唯一の頂点「日本一」は元から困難な道。この１敗によってより困難さが増した。しかしこの１敗が日本一への「絶対的な障壁」になるかと言えば、別にそうとも言えないだろう。


この悔しさ、この情けなさ、このやるせなさ。これをいかに消化していくのか。レギュラーシーズン３試合、そしてクラシリ、日シリと続く日程の中で、０８タイガースは何を見せるのか。
悔しかったら、「０８の伝説」取り返しておいで。ずっと見てるから。しっかり全部見てるから。死ぬのは心臓が止まってからでも遅くない。