2008.11.21 Friday
補強なんてえのは、その年その年の状況によって左右されるわけだから、まあ「正しい」ことも流動的なので、間抜けなことさえしなきゃ良い。若手を使うってことについても、主力やベテランの故障、不調、不祥事なんかとリンクするものだから、さして大騒ぎする程のことでもない。シャクなのは、正しい「仕組みづくり」「管理体制づくり」なのだ。
伝えられているように、坂本らを 「強化指定選手」に対して育成計画を作り、一二軍「一貫教育」でレベルアップさせるなんていう、昔の東ドイツみたいなことが成功したとか、そういう話。そして今度は組織改編し、「育成部」を立ち上げて、事務方トップの清武代表が部長に就任。物心両面から二軍現場をサポートするのだそうだ(スポニチ)。
これは圧倒的に正しい。タイガースもウェスタンリーグの他に、関西社会人チームや独立リーグとの交流戦を行ってはいたが、試合数はそう多くない。
高卒新人の清原とともにハワイのウィンターリーグに派遣された、横山(高卒2年目)の今季登板数はわずかに3試合。現状維持の契約更改時には「今年は登板数が少なかったので、試合で投げさせてもらえてよかった。この感覚を忘れずにいたい」と言っている。ジャイアンツの来季目指す姿とのギャップに、目の前が真っ暗になるような思いだ。
タイガースは、今年のドラフトでは育成選手を3人取った。去年取った田中、故障もあって支配下選手から育成選手に契約変更する辻本、森田を加えて、育成選手が6人。ただでさえウェスタンリーグは5チームになって、88試合(イースタンは96試合)しか試合が組めない。
一方、7チームあるイースタンでは、さらにジャイアンツの育成選手を中心に混成チーム「フューチャーズ」を作って、余ったチームと対戦させるという記録外試合も行っている。
加えて、フロントが直接若手の育成に目を配り、アイディアと資金注入を惜しまないという姿勢を見せているというワケ。
残念ながら、こっちが「ナベツネはアホやな」「Gブランドは凋落したな」などと言っている間に、向こうはもうちょっと長期的展望を持った経営に着手していたと言える。逆にこっちは相も変わらぬ「電車屋さんの多角経営」から脱していないのかも知れない。日本プロ野球を牛耳り、本流を作ってきた者と、それに対して長年付和雷同的にへばり付いて来た者との差があるのだろうか。
どう?シャクでしょ?だからタイガースだって西の雄なんだから、もっと志を高く持って、人・カネという経営資源を、人材育成と業界発展のために注入しないといけないと思うのだ。
まずは若い選手たちの打席数と登板回数をどうやって確保していくか。そのためには何が必要なのか。遠回りなようだけど、実はそれがゼニになるんだよ!
伝えられているように、坂本らを 「強化指定選手」に対して育成計画を作り、一二軍「一貫教育」でレベルアップさせるなんていう、昔の東ドイツみたいなことが成功したとか、そういう話。そして今度は組織改編し、「育成部」を立ち上げて、事務方トップの清武代表が部長に就任。物心両面から二軍現場をサポートするのだそうだ(スポニチ)。
育成部は来年1月1日に発足。清武代表が部長に就任し、原沢球団副代表ら5、6人のメンバーで構成される。選手の成長過程などを見極めながら岡崎新2軍監督、松尾育成ディレクターをサポートする。
(中略)清武代表は「試合数の確保が大切。計画的な育成の土台になる。来季はどのチームよりも多くなる」とイースタンに加え社会人や独立リーグとの試合を増やし、若手の出場機会を確保すると説明した。
これは圧倒的に正しい。タイガースもウェスタンリーグの他に、関西社会人チームや独立リーグとの交流戦を行ってはいたが、試合数はそう多くない。
高卒新人の清原とともにハワイのウィンターリーグに派遣された、横山(高卒2年目)の今季登板数はわずかに3試合。現状維持の契約更改時には「今年は登板数が少なかったので、試合で投げさせてもらえてよかった。この感覚を忘れずにいたい」と言っている。ジャイアンツの来季目指す姿とのギャップに、目の前が真っ暗になるような思いだ。
タイガースは、今年のドラフトでは育成選手を3人取った。去年取った田中、故障もあって支配下選手から育成選手に契約変更する辻本、森田を加えて、育成選手が6人。ただでさえウェスタンリーグは5チームになって、88試合(イースタンは96試合)しか試合が組めない。
一方、7チームあるイースタンでは、さらにジャイアンツの育成選手を中心に混成チーム「フューチャーズ」を作って、余ったチームと対戦させるという記録外試合も行っている。
加えて、フロントが直接若手の育成に目を配り、アイディアと資金注入を惜しまないという姿勢を見せているというワケ。
残念ながら、こっちが「ナベツネはアホやな」「Gブランドは凋落したな」などと言っている間に、向こうはもうちょっと長期的展望を持った経営に着手していたと言える。逆にこっちは相も変わらぬ「電車屋さんの多角経営」から脱していないのかも知れない。日本プロ野球を牛耳り、本流を作ってきた者と、それに対して長年付和雷同的にへばり付いて来た者との差があるのだろうか。
どう?シャクでしょ?だからタイガースだって西の雄なんだから、もっと志を高く持って、人・カネという経営資源を、人材育成と業界発展のために注入しないといけないと思うのだ。
まずは若い選手たちの打席数と登板回数をどうやって確保していくか。そのためには何が必要なのか。遠回りなようだけど、実はそれがゼニになるんだよ!