2009.04.15 Wednesday
微妙な天気だったのかも知れないけれど、甲子園でも毎年何試合かこういうのがあるね。こういう時こそ気の毒なファンのためにちょっとしたグッズを配るとかしたらどうだろう。
日曜の9回表を見なおしてみた。関本のバントが失敗となり、走者入れ替わって一死一二塁のまま。打者メンチへの初球、クルーン、サインが決まって球筋をイメージするかのように捕手のミットを見つめながらセットポジションを固める。首を右に回して二走新井に目をやりながら息をふっと吐く。首を戻す、右膝にぐっと折れて力が入り、肩が動き、左足が上がり、担ぐような大きなフォームからフォークが引っかかる。1ボール。2球目、まったく同じルーティーン、ど真ん中に近い直球、メンチのタイミングの取り方は明らかに遅れていて見逃し、1−1。なるほど。出したくなる。
3球目、なぜかこの球だけクルーンの投球タイミングが違う。首を戻すのとほぼ同時に右ヒザが折れて投球開始、新井スタート、直球が高く抜けて送球しやすいコース、三塁へ良い送球、タッチアウト。新井も首を戻すタイミングを予測してのギャンブルスタートは出来ていたが、なぜかクルーンが投げ急いで(タイミングに変化をつけたとか、盗塁を読んだというわけではないと思う)制球を乱すボールとダブルスチールのサインが重なってしまった。
最後のタッチの様子だけ見ていると、「余裕でアウト」という印象しか残らないが、この偶然と、阿部の満点送球がなければセーフになっていた可能性も相当あった。
バント失敗→ダブルスチール失敗→本塁突入失敗と、3つも「次の塁を取れない」というプレーが続いただめ、首脳陣の焦りという印象を受けたが、意外と冷静に見ていたのかも知れない。ちょっと運がなかったが、少しだけでも日が経ってみると、なかなか味のあるプレーに見えてきた。面白いよ、こういう野球。
さて今日は天気良いみたい。スリリングで、時にはリスキーな、ドキドキの試合を期待したい。
日曜の9回表を見なおしてみた。関本のバントが失敗となり、走者入れ替わって一死一二塁のまま。打者メンチへの初球、クルーン、サインが決まって球筋をイメージするかのように捕手のミットを見つめながらセットポジションを固める。首を右に回して二走新井に目をやりながら息をふっと吐く。首を戻す、右膝にぐっと折れて力が入り、肩が動き、左足が上がり、担ぐような大きなフォームからフォークが引っかかる。1ボール。2球目、まったく同じルーティーン、ど真ん中に近い直球、メンチのタイミングの取り方は明らかに遅れていて見逃し、1−1。なるほど。出したくなる。
3球目、なぜかこの球だけクルーンの投球タイミングが違う。首を戻すのとほぼ同時に右ヒザが折れて投球開始、新井スタート、直球が高く抜けて送球しやすいコース、三塁へ良い送球、タッチアウト。新井も首を戻すタイミングを予測してのギャンブルスタートは出来ていたが、なぜかクルーンが投げ急いで(タイミングに変化をつけたとか、盗塁を読んだというわけではないと思う)制球を乱すボールとダブルスチールのサインが重なってしまった。
最後のタッチの様子だけ見ていると、「余裕でアウト」という印象しか残らないが、この偶然と、阿部の満点送球がなければセーフになっていた可能性も相当あった。
バント失敗→ダブルスチール失敗→本塁突入失敗と、3つも「次の塁を取れない」というプレーが続いただめ、首脳陣の焦りという印象を受けたが、意外と冷静に見ていたのかも知れない。ちょっと運がなかったが、少しだけでも日が経ってみると、なかなか味のあるプレーに見えてきた。面白いよ、こういう野球。
さて今日は天気良いみたい。スリリングで、時にはリスキーな、ドキドキの試合を期待したい。