2009.04.16 Thursday
守備機会なし、打席なしだったが、数多くいる「一軍出場記録なし」の選手から脱却した。大和らしい地味ぃなデビューだけど、着実な歩みを見せて欲しいと思う。
「ついてねーなー」と大声で嘆くべき試合。立ち上がりこそ制球が乱れて、リズムに乗れずに1点、1点と失点した先発下柳だったが、その後は完全に持ち直す。6回は簡単に抑え(←どうもこれが最近のキーワードっぽい)、次に打順が回るのでそのまま7回のマウンドへ。同点だったし、ここさえ抑えればシモに勝ちを付けられる…ここまではとても自然なことだった。
しかし7回表、気配のない小山に油断したわけではないだろうが左翼線を破られて一死二塁。先発朝倉への代打小池は、インハイへのスライダーにバットを止めたが当たってしまう。しかしふらふらと上がった打球がライト前(どうしようもない場所)に落ちる。これで一死一三塁。さらに荒木を完璧な組み立てで追い込み、三振を取りに行ったフォークで完全に打ち取ったが、ふらふらと上がった打球はレフトの前、左翼線沿い。金本懸命にダッシュして追いつくも打球はグラブをかすめてフェアゾーンに落ちる。記録エラーで勝ち越し点を奪われる(処理を焦って悪送球も重なる)。一死二三塁、井端で塁を詰めたのは計算通りだと思うが、森野には追い込んでからの失投を右越え三塁打され走者一掃。試合が決してしまった。
二軍戦の最終テストを経て、一軍昇格間近と伝えられていた矢野だが、右ヒジに違和感を感じ復帰計画はまたも白紙に。
主力の欠場がチームにマイナスなのは明白だが、そこに生じるプラスを感じて生かせば良いこと。狩野らにとってみれば、「ぐんぐん成長期」を余計にもらえる。投手たちも頼りきり、任せきりから精神的に強くなる好機。
首脳陣から「次」の指名を受けた狩野は良く頑張っている。配球面で「投手は失投をする生き物」という配慮が足りない部分は見受けられるものの、強気をかき立てたり、目先を変えたり、徹底したり、工夫していると思う。当然、一人の捕手の資質だけでなく、チームとしての情報収集、戦略なのだから当然といえば当然。
矢野がいないとなれば、「矢野さんだったら…」なんて言っていても始まらないから、投手との意思疎通も良くできているように見える。
心配されていたディフェンス面では、盗塁時の送球も、ワンバウンド投球の制止も、まずまずの結果を出していると思う。地道に練習して来た成果が試合で一つでも出れば自信を深めていくもの。
打撃も文句なし。投手の足下を中心に、コースに逆らわずコンパクトにミートする打法で攻撃のアクセントになっている。
でも岡崎にもチャンスやらないとね。前回スタメン時にも良いところを見せているんだから。週に6試合あれば4:2に振り分けたら良いと思う。
しっかしまあ、運も実力の内。序盤中盤の好機でたたみ掛けられなかったこと、特に意図のある打撃、献身的なプレーが少ないことが気にかかる。ムードを良くするプレーを積み重ねて、運を呼び込みたい。
連敗はしんどいけれど、成長の肥やしだと思って辛抱だね。
◇4月15日(水)阪神−中日1回戦(中日1勝、18時、甲子園、40976人)
中 日 110 000 502−9
阪 神 011 000 000−2
【中日】○朝倉(1勝0敗) 清水昭 パヤノ 斉藤 平井
【阪神】●下柳(1勝1敗) 渡辺 石川
[本塁打]和田4号(中)
「ついてねーなー」と大声で嘆くべき試合。立ち上がりこそ制球が乱れて、リズムに乗れずに1点、1点と失点した先発下柳だったが、その後は完全に持ち直す。6回は簡単に抑え(←どうもこれが最近のキーワードっぽい)、次に打順が回るのでそのまま7回のマウンドへ。同点だったし、ここさえ抑えればシモに勝ちを付けられる…ここまではとても自然なことだった。
しかし7回表、気配のない小山に油断したわけではないだろうが左翼線を破られて一死二塁。先発朝倉への代打小池は、インハイへのスライダーにバットを止めたが当たってしまう。しかしふらふらと上がった打球がライト前(どうしようもない場所)に落ちる。これで一死一三塁。さらに荒木を完璧な組み立てで追い込み、三振を取りに行ったフォークで完全に打ち取ったが、ふらふらと上がった打球はレフトの前、左翼線沿い。金本懸命にダッシュして追いつくも打球はグラブをかすめてフェアゾーンに落ちる。記録エラーで勝ち越し点を奪われる(処理を焦って悪送球も重なる)。一死二三塁、井端で塁を詰めたのは計算通りだと思うが、森野には追い込んでからの失投を右越え三塁打され走者一掃。試合が決してしまった。
二軍戦の最終テストを経て、一軍昇格間近と伝えられていた矢野だが、右ヒジに違和感を感じ復帰計画はまたも白紙に。
主力の欠場がチームにマイナスなのは明白だが、そこに生じるプラスを感じて生かせば良いこと。狩野らにとってみれば、「ぐんぐん成長期」を余計にもらえる。投手たちも頼りきり、任せきりから精神的に強くなる好機。
首脳陣から「次」の指名を受けた狩野は良く頑張っている。配球面で「投手は失投をする生き物」という配慮が足りない部分は見受けられるものの、強気をかき立てたり、目先を変えたり、徹底したり、工夫していると思う。当然、一人の捕手の資質だけでなく、チームとしての情報収集、戦略なのだから当然といえば当然。
矢野がいないとなれば、「矢野さんだったら…」なんて言っていても始まらないから、投手との意思疎通も良くできているように見える。
心配されていたディフェンス面では、盗塁時の送球も、ワンバウンド投球の制止も、まずまずの結果を出していると思う。地道に練習して来た成果が試合で一つでも出れば自信を深めていくもの。
打撃も文句なし。投手の足下を中心に、コースに逆らわずコンパクトにミートする打法で攻撃のアクセントになっている。
でも岡崎にもチャンスやらないとね。前回スタメン時にも良いところを見せているんだから。週に6試合あれば4:2に振り分けたら良いと思う。
しっかしまあ、運も実力の内。序盤中盤の好機でたたみ掛けられなかったこと、特に意図のある打撃、献身的なプレーが少ないことが気にかかる。ムードを良くするプレーを積み重ねて、運を呼び込みたい。
連敗はしんどいけれど、成長の肥やしだと思って辛抱だね。