2009.04.29 Wednesday
◇4月28日(火)阪神−横浜4回戦(阪神3勝1敗、18時1分、倉敷、19163人)
横 浜 000 004 000−4
阪 神 002 002 40×−8
【横浜】小林 那須野 真田 ●吉川(0勝1敗) 高崎
【阪神】下柳 渡辺 ○江草(2勝1敗) ウィリアムス 藤川
完璧な試合とまでは言えないけど、上昇気運を感じる良い内容だった。ベイスターズも村田が戻り、期待の1億円外国人ジョンソンが働くようになるとなかなか怖い打線になってチーム状態は上向き。
先発下柳はスライダーとフォークが冴えて5回までは完璧。新井のタイムリー二塁打で2点リードをもらったまま6回。この回がなんとももったいなかった。先頭代打山崎は「ほぼサードゴロ」のレフト前、次打者内川の初球フォークワンバウンド、狩野惜しくも大きく弾いて記録暴投で無死二塁、内川は二ゴロ進塁打で一死三塁。外野フライ1点はOKだったけど村田はラッキーにもポップで二死。「打ちたい」ジョンソンをワイドに攻めたが、極端なオープンスタンスで苦手な(たぶん)インハイも上手く対応して右前クリーンヒットでタイムリー。ここで切ってしまえばなんて事なかったが、吉村、細山田に痛い二塁打を浴びるなど炎上してしまった。歩かしても良いという気持ちだったのに痛打されたジョンソンへの1球に気落ちしたかのように、この日キレの良かったスライダーが真ん中に集まってしまい、狙い打ちされた。白星スルリで残念だったけど、逆転してもらってラッキーラッキー。次は運が向いてくるよ。
逆転された直後の6回ウラ、先頭金本が打ち取られるとかなりショボンとするところだったが、シフトのウラをかく三遊間ゴロヒットで出塁。新井は投手直撃の内野安打。前回に続き好投していた小林は交代となる。小林は気の毒だったが、結果的にスクランブル継投に持ち込んだことがタイガースの勝利に繋がった。
新井はこの日4安打4打点。右に左に真ん中に、両足の土台がどしっと座り、そのパワーが素直にスムーズに上半身に伝わり、腕とバットが伸びるようになった。これは非常に心強い。
無死一二塁、投手代わって左腕那須野。ここで6番スタメンに入れたご当地倉敷出身葛城に代えて浅井。初球バントの構えから見逃してストライク。もう1回と出し直しを要求した、2球目のサインはバスター!高めクソボールの直球を上手く叩きつけ打球は無人の三遊間を抜ける。嬉しい浅井の今季初安打で無死満塁。
代打攻勢7番スタメンの藤本に代えて今岡。代わった真田、インコースシュート攻めになんとかファールでついていって、最後はどん詰まりバットを折りながらもショートの頭を越す気合の振り抜き、タイムリーヒットで1点差。今後も今岡の仕事はこの「一振り稼業」。あの勝負強さが帰ってくればスゴイ代打になるよな。
続く狩野は良い当たりだが6−4ー3併殺、ただこれで同点。早々にシモの負けを消した。
一気ムードが併殺で途切れて再びバランスが整ってしまったこの試合。「問題の7回表」に出て来たのは渡辺。野手陣も意識過剰で、先頭石川の三ゴロを新井がワンバウンド送球、関本なんとか捕球して一死。続く山崎のこすったような遊ゴロ、鳥谷ダッシュ良く裁くも握りそこねか一塁に2バウンド送球、関本捕れず記録は悪送球。内川にも不運なヒットで一死一二塁。しかしここはナベ踏ん張って直球詰まらせ村田を二飛。ジョンソンには江草をぶつけて変化球で翻弄、遊飛でピンチを切り抜けた。この回、普通にやっていればベイスターズに傾くシーソーを、ぐっと踏ん張って押しとどめたナベ&エグ偉い!
そのお陰で7回ウラに試合をぶっ壊せた。先頭平野クリーンヒット、関本送りで一死二塁。鳥谷は前進守備のレフト後方を襲うフライ、内川半身の後退で打球に追いつくもこれをポロリ。タッチアップ態勢だった平野は三塁を大きく回ってストップ、全力疾走の鳥谷は二塁へ。この平野の走塁は「微妙」の一言。もし内川が普通に捕っていれば、左飛で三塁へタッチアップという好走塁。ただ「普通の人」なら、ハーフウェイだったろうから、楽々生還だ。そこまで「一つでも前の塁」は大事だが、そこまで「二死三塁」にこだわる必要もないように思える。先日来似たようなプレーが続いており、平野の「思いきったプレー」と「スタンドプレー」の境目は実に悩ましい。なーんて余裕かまして言っているのも金本敬遠の後、新井さんが4安打目の左翼線2点二塁打を打ってくれたからなんだけどね。もしこれが併殺打だったら、「恐怖の結果論」で平野吊し上げ…だったかもね(笑)。
浅井が見事な2安打目の右前タイムリーで3点差、さらに桜井が4試合連続打点となる中犠飛で4点差。点差はあったがすでにスタンバイしていたジェフ、球児と盤石な繋ぎでしっかり競り勝った。
腰痛の赤星が途中交代したのは心配。でもスタメンの藤本も力強いヒットを打ったし、鳥谷も好調維持。特に浅井や今岡という、スタンバイ組が働いての勝利は、みんなで勝つというムードが盛り上がって嬉しい。苦手のゴールデンウィークだけど、こんな調子でみんなで押していきたいね。
先発下柳はスライダーとフォークが冴えて5回までは完璧。新井のタイムリー二塁打で2点リードをもらったまま6回。この回がなんとももったいなかった。先頭代打山崎は「ほぼサードゴロ」のレフト前、次打者内川の初球フォークワンバウンド、狩野惜しくも大きく弾いて記録暴投で無死二塁、内川は二ゴロ進塁打で一死三塁。外野フライ1点はOKだったけど村田はラッキーにもポップで二死。「打ちたい」ジョンソンをワイドに攻めたが、極端なオープンスタンスで苦手な(たぶん)インハイも上手く対応して右前クリーンヒットでタイムリー。ここで切ってしまえばなんて事なかったが、吉村、細山田に痛い二塁打を浴びるなど炎上してしまった。歩かしても良いという気持ちだったのに痛打されたジョンソンへの1球に気落ちしたかのように、この日キレの良かったスライダーが真ん中に集まってしまい、狙い打ちされた。白星スルリで残念だったけど、逆転してもらってラッキーラッキー。次は運が向いてくるよ。
逆転された直後の6回ウラ、先頭金本が打ち取られるとかなりショボンとするところだったが、シフトのウラをかく三遊間ゴロヒットで出塁。新井は投手直撃の内野安打。前回に続き好投していた小林は交代となる。小林は気の毒だったが、結果的にスクランブル継投に持ち込んだことがタイガースの勝利に繋がった。
新井はこの日4安打4打点。右に左に真ん中に、両足の土台がどしっと座り、そのパワーが素直にスムーズに上半身に伝わり、腕とバットが伸びるようになった。これは非常に心強い。
無死一二塁、投手代わって左腕那須野。ここで6番スタメンに入れたご当地倉敷出身葛城に代えて浅井。初球バントの構えから見逃してストライク。もう1回と出し直しを要求した、2球目のサインはバスター!高めクソボールの直球を上手く叩きつけ打球は無人の三遊間を抜ける。嬉しい浅井の今季初安打で無死満塁。
代打攻勢7番スタメンの藤本に代えて今岡。代わった真田、インコースシュート攻めになんとかファールでついていって、最後はどん詰まりバットを折りながらもショートの頭を越す気合の振り抜き、タイムリーヒットで1点差。今後も今岡の仕事はこの「一振り稼業」。あの勝負強さが帰ってくればスゴイ代打になるよな。
続く狩野は良い当たりだが6−4ー3併殺、ただこれで同点。早々にシモの負けを消した。
一気ムードが併殺で途切れて再びバランスが整ってしまったこの試合。「問題の7回表」に出て来たのは渡辺。野手陣も意識過剰で、先頭石川の三ゴロを新井がワンバウンド送球、関本なんとか捕球して一死。続く山崎のこすったような遊ゴロ、鳥谷ダッシュ良く裁くも握りそこねか一塁に2バウンド送球、関本捕れず記録は悪送球。内川にも不運なヒットで一死一二塁。しかしここはナベ踏ん張って直球詰まらせ村田を二飛。ジョンソンには江草をぶつけて変化球で翻弄、遊飛でピンチを切り抜けた。この回、普通にやっていればベイスターズに傾くシーソーを、ぐっと踏ん張って押しとどめたナベ&エグ偉い!
そのお陰で7回ウラに試合をぶっ壊せた。先頭平野クリーンヒット、関本送りで一死二塁。鳥谷は前進守備のレフト後方を襲うフライ、内川半身の後退で打球に追いつくもこれをポロリ。タッチアップ態勢だった平野は三塁を大きく回ってストップ、全力疾走の鳥谷は二塁へ。この平野の走塁は「微妙」の一言。もし内川が普通に捕っていれば、左飛で三塁へタッチアップという好走塁。ただ「普通の人」なら、ハーフウェイだったろうから、楽々生還だ。そこまで「一つでも前の塁」は大事だが、そこまで「二死三塁」にこだわる必要もないように思える。先日来似たようなプレーが続いており、平野の「思いきったプレー」と「スタンドプレー」の境目は実に悩ましい。なーんて余裕かまして言っているのも金本敬遠の後、新井さんが4安打目の左翼線2点二塁打を打ってくれたからなんだけどね。もしこれが併殺打だったら、「恐怖の結果論」で平野吊し上げ…だったかもね(笑)。
浅井が見事な2安打目の右前タイムリーで3点差、さらに桜井が4試合連続打点となる中犠飛で4点差。点差はあったがすでにスタンバイしていたジェフ、球児と盤石な繋ぎでしっかり競り勝った。
腰痛の赤星が途中交代したのは心配。でもスタメンの藤本も力強いヒットを打ったし、鳥谷も好調維持。特に浅井や今岡という、スタンバイ組が働いての勝利は、みんなで勝つというムードが盛り上がって嬉しい。苦手のゴールデンウィークだけど、こんな調子でみんなで押していきたいね。