自称阪神タイガース評論家（跡地）

藤川球児、ヒジ痛で登録抹消。金村大裕を登録。「急に悪くなったわけではない。以前からかな。そんなに（回復は長く）かからん。まあ、今でも投げられるから」と真弓監督（サンスポ）。藤川コメントは「チームに迷惑をかけてしまい申し訳ないですし、責任も感じています。１日も早くいい状態に戻して帰ってきたいと思います」（スポニチ）。
　登板機会がなく、あってもセーブシチュエーションではない時ばかり。乗っていけない状況の中、前夜の「負け」被弾。ここから闘志に火が点くと期待をしたのだけれど、藤川自身としては違う考えをもったようだ。藤川の速球が「打たれない速球」であるためには、自信と体調を回復させる必要があると判断したのだろう。
　雪辱を誓い、いつでもチーム優先を語る球児だけに、思いつきや、ブチ切れによる選択ではないと信じ、復活と逆襲を心待ちにしたい。

　ってワケで、タイガースの苦境はますます進行するばかり。なんか対戦連敗がエラいことになっているようだ。
　まあでもね、焦ったからって抜け出せるってもんでもないだろうから、気楽に考えて欲しい。未来のチームが二度とこんな苦しみを味わわないように、絶対破れない記録でも作っといてやろうかぐらいの気持ちでね。だってもう済んだことは変えられないんだからさ。
　Ｇに対して分の良い時代があって、繁栄を謳歌して、今それを失って焦ってもがいて今。焦るしのはわかるけど、もうそういう周期なんだという割り切りも必要だろう。不可抗力だと思わないとやってられないってこともあるだろう。どうやって底を作るか、反発力の源となるエネルギーを何に求めるか。気骨を育む時にして欲しいと思う。

ジェンはちょいと甘い球が多かった。打たれた球もそうだが、打たれなかったけれどヒヤリという球もまた多かった。ガッツに打たれた球も狙いより甘く入ってしまった。殺傷能力ではなく、制球と判断力で勝つ投手なのだから、「甘」は禁物。でも全体的には決して悪い投球じゃなかったし、本調子ではないのかも知れないがうまくすればＧ打線をいらつかせるような投球ができそうな雰囲気は感じた。
　ゴンザレスとの「打撃好き投手の打撃勝負」で負けちゃったのが残念だったな。

　筒井、清水、金村大。Ｇ戦経験値獲得おめでとう。特に大裕は記念すべきデビュー登板、ドキドキだったけどちゃんと終わらせたんだから上出来。筒井もそんぐらいでへこたれてちゃダメだぞ。もっとどんどん強気強気。

　まあとにかくゼロじゃ話にならん。「大型連休に大型連敗」をよくやるチームだからって、それが許されているワケじゃないんだからな。でも「連休中に連敗するのは、ファンをイライラさせるので申し訳ない。私が謝っても、仕方ないんですが…」（サンスポ）と坂井オーナーも謝ってるからちょっと許す。
　下で元気の良い打者もいるようだから、また入れ替えもあるかな。ま、そんなに意識しないで、テキトーそうな顔してやれよ。心はどうやったって必死なんだから、せめてね。
　さあ、目の前に集中！スッキリ勝とうぜ、タイガース！