自称阪神タイガース評論家（跡地）

◇６月７日（日）阪神−ソフトバンク３回戦（１勝１敗１分、１４時、甲子園、４６８４９人）
ソフト０２０　００１　０００　−３
阪　神２００　０００　００２Ｘ−４
【ソフトバンク】杉内　摂津　ファルケンボーグ　●馬原（１勝１敗）
【阪神】能見　アッチソン　○ウィリアムス（１勝０敗）
[本塁打] 田上９号（ソ）　小久保７号（ソ）

　去年も同じ日に能見ｖｓ杉内でサヨナラ勝ち、さらに杉内先発甲子園は４年連続サヨナラ勝ち？林ちゃん活躍で馬原から３試合連続得点？低打率男ブラゼルが１１の６で.545？巡り合わせの妙だね。

　確かにせっかく新井とブラゼルのタイムリーで２点先制してもらった直後にパカンと２ランで追いつかれちゃったり、勝ち越しＨＲを食らっちゃったり、なぜか簡単に点を取られてしまって、なぜか勝てない（勝ち星に恵まれない）投手の能見である。でもあんまり気にするな。それが自分の特徴なんだと割り切ってしまえ。「ホームラン？かめへんかめへん、打ったらええがな。おめでとさん」せっかくの若旦那的風貌なんだから、それくらい気っ風良く振る舞ったらよろし。そのうち勘当されそうだけど（笑）。いや実際のところ、持ち玉的に緩急ではなかなかかわしきれないのだから、「遠近」でタイミングを外すことを考えていかないとね。低めの変化球に合わせられてしまったことは次のヒントになる。まだまだ深い投球、上の投球を目指せるよ。

　そしてアッチソン、ジェフが落ち着いていたから最後のがあった。「１点差でももうダメだ」から、やっと普通の「１点差ならまだわからない」になってきたからだね（笑）。乗っていける要素が少しずつ少しずつ固まってきた。

　ブラゼル、すごいね。打ったこともすごいけど、１打席目、得点機で、振って振って追い込まれてから、粘って見極めてタイムリー。ぜんぜんええやん！（笑）
　２打席目、初球の遅いカーブを強振してセンター右を深く破る二塁打。高い球もすくい上げてた。どんだけデカイの（笑）。
　３打席目はインロー直球にどんづまり。だけど打球はなぜかレフト前にポテン。どんだけ力一杯振ってるの（笑）。
　４打席目はフォークのワンバウンドを２つ空振り、３球目フォークの失投を引っ掛けて二ゴロ。
　今日のブラちゃん、４の３、打点１。投げられた球は１５球。うち７球がボール球でそのうち４球をスイング、３球は空振り。ストライクは８球で、当然（笑）８球全部をスイング（空振りは１）！おもしれえ（笑）。

　最後のサヨナラはもう勢いというか、流れというか、巡り合わせというか。前の回、狩野であっさり終わったから、先頭は代打林。ＨＲ含む２連続安打中の相手だから自信持って振って右前ヒット（代走平野）。
　なんにも機能してないけど連勝しているから１番ままの鳥谷にバントさせようとしたが空振り、ファール。ところが普通なら三振かゲッツーになるところが、高いバウンドが一塁頭を越える「夏の甲子園ヒット」で一気に無死一三塁になる。バットの下っ面でなくもうちょっと芯に近ければゲッツーだったかも。
　赤星にはセーフティスクイズ（悪くても送りバントなる）をやってもらいたかったけど、高めで追い込まれて高めでポップ。一死一三塁、３番関本に代打桧山。ピピピ、私のカンピューターの計算では、桧山が同点タイムリーでなお一死一三塁、金本敬遠で新井凡退で二死満塁でブラゼルか、おもしれえ！…しかし桧山は馬原の球が荒れる所を冷静に見極めて四球。おやおや、一死満塁で金本だって、もう巡り合わせが止められないわ（笑）。
　ってことで、またもバットの下っ面、夏の甲子園ヒットで二者生還、歓喜の逆転サヨナラで試合終了。初球打ちってのがミソだね。ブラちゃん効果ってことにしておこう。
　最後まで巡り合わせの綱引きだったが、桧山の四球で勝負あったと思う。

　これで今季初の４連勝。でもまだ借金４もあんの？はあ、働けど働けど…（笑）。もう今日あたりは、「負ける気がしねぇ！」でガンガン行っておくんなまし！