2009.06.29 Monday
◇6月28日(日)阪神−横浜12回戦(阪神7勝5敗、18時、甲子園、46584人)
横 浜 010 010 000 −2
阪 神 000 000 003X−3
【横浜】マストニー 木塚 加藤康 ●山口(3勝3敗)
【阪神】久保 渡辺 アッチソン ○藤川(2勝3敗)
[本塁打] 下園2号(横)
ほぼ負け試合、しかも完封目前、ひどい内容の負け試合だった。先発久保の投球内容は5回2失点だからそう悪いというほどではない。だけれども、1回表いきなり四球で始まり、防戦の幕開け。2回表は、先頭下園にフルカウントとして、四球を避けるためにエイヤと放った1球をバックスクリーンに運ばれる。昨日の悪い周期のままだ。5回表の追加点は、二死を取ってから内川二塁打、村田タイムリーとあっさり献上。しかもその一死目は鳥谷が三遊間横っ飛びでヒットをアウトにしてくれたファインプレーだ。ああそれなのにいともあっけなく。特に村田には力投で抑えにいったのだが、一塁が空いているという「アドバンテージ」を生かすでもなく、声が出るほどのど真ん中へ失投。打球が上がらなくて良かったというくらい意識のない球だった。したがって「5回2点なら」と思えるような投球には思えなかった。
久保をそうさせているのが打線の頼りなさだ。ベイ先発マストニーが緩急を使って粘り強く投げていたことも、各回の先頭打者がなんとか出塁しようと粘っていたのも認めるが、いかんせん先頭打者が出られなかった。ようやく7回、先頭狩野の中前ヒットで無死一塁。守備から入っていた葛城が左前ヒットで続き、無死一二塁、打順は上位に戻って1番赤星。ただの送りバントではなく、巧いコースに転がれば1塁セーフ、無死満塁まである…そう思っちゃった私が悪い。喜ぶのは良いことが起きた後からで良かったのだ。赤星バントを2つファールしてしまい、ヒッティングに切り換え。しかしなぜか3バントの構えからバットを引く「バスター」にこだわり、その構え遅れのせいでおあつらえ向けの遊併殺打、自身今季初併殺打が最悪のタイミングで出てしまった。二死三塁、関本初球投ゴロで無得点。つい2球前までは無死一二塁だったような気もするんだけど…。
タイガースの投手リレーも本当にルールがわからなくなっている状況。ジェフを偵察メンバーに使用。誰かこの意図を教えて。お仕置き?それ意味ある?調整が必要だと思うなら抹消して誰か上げるも良し。この日だけ使わないというのでも、黙って置いておけば、相手は勝手にいろいろ考えてくれる。私にはわからん。
2点ビハインドから、渡辺1回、アッチソン2回、藤川1回と繋いだ。まあ思惑通りの試合展開といかないから、調整登板ということなのだろうが、これからの長い戦い、方針だけは常に持っていて欲しい。
とまあ、ちぐはぐな試合で完封されるところだった。9回裏、先頭平野はベイのクローザー山口相手に良く粘ったが二ゴロに倒れる。鳥谷も当たりは良いがイージーバウンドの一ゴロ…と思った。しかし捕球前のバウンドが大きく跳ねて右前ヒット。ツキがあった。頼りになる狩野、同点2ラン打っちゃいなよ!初球レフト前クリーンヒット、おお来た来たやっと来たね、一死一二塁。さあイクロー、山口も若いクローザーだ、得意な直球をど真ん中に放り込んでくる、そうだ!イクロー打った、痛烈!しかし一塁佐伯横っ飛び、おおっとボールがこぼれている、それを拾って一塁ベースカバーの山口へトス、イクローの足が僅かに先、セーフ!一死満塁で、赤星に代打桧山。うーん、どうかなあ、今ならみっちゃんの方が打てそうだけどなぁ。まあでも桧山行くしかないな、チームの在り方としては。初球ど真ん中直球、見逃し。あかん、これ振れないようではあかん。2球目直球、振り遅れて空振り、あかん、間に合わん。3球目直球ファール、なんとか間にあったが、あかん今のを仕留められなきゃ落とされて終わりだ。4球目直球打った、おお平凡なレフトフライ、犠飛にはなった。1−2となって、二死一二塁。経験のあるクローザーならアウトが増えて一歩前進ほっと一息というところだが、山口にとっては1点差となってなお二塁と追い込まれたような心境だったのかもね。さあ関本、前進している外野の間を破っちゃいなよ!4球目、甘いスライダー打った、左中間、左中間、これは破る!さあ葛城も三塁回る、サヨナラ、サヨナラ三塁打〜〜〜!最後は思い切ってスラッガー関本で振ったね、ナイスバッティング。
殊勲打の関本はもちろん偉い。投手との精神的な力関係を冷静に見定め、落ち着いて仕留めた。でも思い返せば、先頭平野の粘り。これが物を言った。前日はピシャリと抑えた山口だったが、先頭平野に手こずったことで、自信が揺らいでいたことだろう。キレで勝負するリリーバーにとって、球数を放るごとにイヤな気分になっていただろう。球児だって先頭に粘られる時は、イヤな予感するもんね。出塁できなかったが、風向きを変えた粘りだった。
ということで、完封目前、9回裏一死走者なしから、怒濤の攻撃で3点を奪い逆転サヨナラ勝ち。まったく褒められた内容でもないし、帳尻が合ったとも思えないけど、少なくとも「リスタートしましたが、すでに終了しました」という気分を寸前で回避できた。今はツキでもなんでも味方にしてやっていくしかないから、素直に喜んで吉かな。
久保をそうさせているのが打線の頼りなさだ。ベイ先発マストニーが緩急を使って粘り強く投げていたことも、各回の先頭打者がなんとか出塁しようと粘っていたのも認めるが、いかんせん先頭打者が出られなかった。ようやく7回、先頭狩野の中前ヒットで無死一塁。守備から入っていた葛城が左前ヒットで続き、無死一二塁、打順は上位に戻って1番赤星。ただの送りバントではなく、巧いコースに転がれば1塁セーフ、無死満塁まである…そう思っちゃった私が悪い。喜ぶのは良いことが起きた後からで良かったのだ。赤星バントを2つファールしてしまい、ヒッティングに切り換え。しかしなぜか3バントの構えからバットを引く「バスター」にこだわり、その構え遅れのせいでおあつらえ向けの遊併殺打、自身今季初併殺打が最悪のタイミングで出てしまった。二死三塁、関本初球投ゴロで無得点。つい2球前までは無死一二塁だったような気もするんだけど…。
タイガースの投手リレーも本当にルールがわからなくなっている状況。ジェフを偵察メンバーに使用。誰かこの意図を教えて。お仕置き?それ意味ある?調整が必要だと思うなら抹消して誰か上げるも良し。この日だけ使わないというのでも、黙って置いておけば、相手は勝手にいろいろ考えてくれる。私にはわからん。
2点ビハインドから、渡辺1回、アッチソン2回、藤川1回と繋いだ。まあ思惑通りの試合展開といかないから、調整登板ということなのだろうが、これからの長い戦い、方針だけは常に持っていて欲しい。
とまあ、ちぐはぐな試合で完封されるところだった。9回裏、先頭平野はベイのクローザー山口相手に良く粘ったが二ゴロに倒れる。鳥谷も当たりは良いがイージーバウンドの一ゴロ…と思った。しかし捕球前のバウンドが大きく跳ねて右前ヒット。ツキがあった。頼りになる狩野、同点2ラン打っちゃいなよ!初球レフト前クリーンヒット、おお来た来たやっと来たね、一死一二塁。さあイクロー、山口も若いクローザーだ、得意な直球をど真ん中に放り込んでくる、そうだ!イクロー打った、痛烈!しかし一塁佐伯横っ飛び、おおっとボールがこぼれている、それを拾って一塁ベースカバーの山口へトス、イクローの足が僅かに先、セーフ!一死満塁で、赤星に代打桧山。うーん、どうかなあ、今ならみっちゃんの方が打てそうだけどなぁ。まあでも桧山行くしかないな、チームの在り方としては。初球ど真ん中直球、見逃し。あかん、これ振れないようではあかん。2球目直球、振り遅れて空振り、あかん、間に合わん。3球目直球ファール、なんとか間にあったが、あかん今のを仕留められなきゃ落とされて終わりだ。4球目直球打った、おお平凡なレフトフライ、犠飛にはなった。1−2となって、二死一二塁。経験のあるクローザーならアウトが増えて一歩前進ほっと一息というところだが、山口にとっては1点差となってなお二塁と追い込まれたような心境だったのかもね。さあ関本、前進している外野の間を破っちゃいなよ!4球目、甘いスライダー打った、左中間、左中間、これは破る!さあ葛城も三塁回る、サヨナラ、サヨナラ三塁打〜〜〜!最後は思い切ってスラッガー関本で振ったね、ナイスバッティング。
殊勲打の関本はもちろん偉い。投手との精神的な力関係を冷静に見定め、落ち着いて仕留めた。でも思い返せば、先頭平野の粘り。これが物を言った。前日はピシャリと抑えた山口だったが、先頭平野に手こずったことで、自信が揺らいでいたことだろう。キレで勝負するリリーバーにとって、球数を放るごとにイヤな気分になっていただろう。球児だって先頭に粘られる時は、イヤな予感するもんね。出塁できなかったが、風向きを変えた粘りだった。
ということで、完封目前、9回裏一死走者なしから、怒濤の攻撃で3点を奪い逆転サヨナラ勝ち。まったく褒められた内容でもないし、帳尻が合ったとも思えないけど、少なくとも「リスタートしましたが、すでに終了しました」という気分を寸前で回避できた。今はツキでもなんでも味方にしてやっていくしかないから、素直に喜んで吉かな。