自称阪神タイガース評論家（跡地）

◇７月１日（水）中日−阪神７回戦（中日５勝２敗、１８時、ナゴヤドーム、２７７４０人）
阪　神　０００　０００　１００−１
中　日　０００　００４　００×−４
【阪神】●福原（３勝６敗）　筒井　阿部　西村
【中日】○小笠原（３勝１敗）　パヤノ　河原　浅尾　Ｓ岩瀬（21セーブ）
[本塁打] ブランコ22号（中）　鳥谷６号（神）

　空きワクを埋めたのは福原。そうだ福原、岩田を抹消してたんだった。ボケててすまぬ。ってことは今日岩田登録で誰か抹消か。野手かな。

　５回まで頑張っていたその先発福原、６回堪えきれずにやっちゃった。先頭荒木にたいした当たりじゃないヒットを打たれ、盗塁され、森野を歩かせ、ブランコに強気でぐいぐいと追い込んだ後、併殺が欲しかったスライダーがど甘く入ってパッカーンと。
　そらまあここで打たれる福原を責める気持ちもないではないが、前日の速攻以後またもやすっかり「あと１本が病」に戻ってしまった貧打線を嘆くべきなんだろうね。ライバル関係だったＤだけど、方や４年ぶり破竹の８連勝、方やまたもや８年前までさかのぼる借金１０。その月とすっぽんぶりが悲しい。
　しかしここまで来たら、根本的になっちょらんかったんだという気にもなる。バントミスやら守備の弱さやら四球やらホームラン（打てない、打たれる）やら、とことん勝負根性が足りないと思われるのは、練習が足りないのか、間違った練習をしているのか、練習の仕方が間違っているのかだと言いたくなる。猛練習や効率良い練習で知られるＤやＦが安定的な成績を残していて、一方こっちは伝統的に練習の甘さを指摘されることのあるタイガースだからね。

　鳥谷復調気配のナイスホームラン。やられた直後、よう打った。その後清水のヒットで面白くなりかけたところ、焦りのある狩野のボール球スイングが残念だったけど、まあ思いっきり振った結果だ、良いよ。

　でもこの試合はスタメンに清水を使い（２安打と随所に見せた好リードは評価に値する）、筒井、阿部、西村に仕事を与えた点は納得。もっともリリーフもヘロヘロで、こんなダメージの大きい試合の後半にいつものメンバーを出すような雰囲気じゃなかったけどね。
　特にブランコ、和田、藤井に立ち向かった西村の真っ向勝負には、まばゆいばかりの光を見たよ。他の暗黒面があまりに深く、暗かったからかも知れないけどね（笑）。とらえたと思った和田の打球がフェンス手前で失速し「おかしいな」と首をひねっていたのを見て、溜飲が下がった。これとて直後の敗戦決定ですぐにまたムカムカしたんだけど（笑）。

　今日も明日への光が一つでも二つでも見える試合を。そしてできることなら勝利を。そんなに多くは望みませんので、お願いします、お願いします…。