自称阪神タイガース評論家（跡地）

　夕方までやっていたナゴドのＤ−Ｇ戦は、終盤に来て逆転、また逆転の熱戦。満員の土曜日、ミス絡みで淡々と負けちゃうタイガース、寂しいぞ！

◇７月４日（土）阪神−ヤクルト９回戦（ヤクルト７勝２敗、１８時、甲子園、４６８２１人）
ヤクル　０２１　０１０　０２０−６
阪　神　１００　００２　０００−３
【ヤクルト】○由規（５勝４敗）　五十嵐　Ｓ林（19セーブ）
【阪神】●能見（３勝６敗）　渡辺　筒井　アッチソン　桟原
[本塁打] 青木７号（ヤ）　金本14号（神）

　能見が心配な立ち上がりをすっと出て、１回裏平野技ありヒット、関本送り、新井初球痛烈三遊間（昨日は併殺打だったけど初球から強く振ったのは良し）、金本大きな犠飛で簡単に先制。しかし直後、能見は先頭デントナ四球からあっさり２点失って逆手を許す。その後も締まらぬ投球のまま、３回は青木のソロ、５回先頭青木に四球を出すに至って、ベンチもこの回の途中交代を決意した次第。
　やっちゃいけないって言われるとやっちゃうタイプ？ひょっとしたら、回の先頭には四球でもかまわないから、内外角をきっちり攻めていけ！とか、中途半端に当てられるくらいならホームラン打たれた方がマシだから、思い切って腕を振れ！とか言われたいタイプ？まあ、なんでもええから勝てる投球せいやっちゅうことで。

　このピンチをナベが防げず１−４。攻撃も１回の後は、得点できず。特に３回平野三塁打で一死三塁、その後二死満塁まで作ったけれど、関本とブラゼルが走者を帰せなかった。

　Ｓ先発由規は、能見の弱腰と対照的に、若さあふれる直球ぐいぐい。そうタイガースを攻略するには、若さを全面に出すことなのだ。その瞬間からタイガース選手たちは「ふうむ、若いってのはええなぁ。ワシにもあんな頃があったもんや」と老け込んじゃうから（笑）。
　やっぱり「勢い」はまだまだかと思い始めた時、６回金本が「若さなら負けん」の２ランＨＲ。１点差として大いに期待させたが、８回関本の凡エラーからアッチソン痛打を浴びてだめ押し２失点。五十嵐、林と繋がれて終了。

　体調イマイチの赤星に代わって１番センターに入った平野が３安打。金本が２の２、全３打点。スタメンマスク清水は大きな見せ場なし。

　敗色濃厚となった９回表は桟原が久々の当番。二死満塁ガイエルという大ピンチを招いたが、最後は開き直って思いっきり腕振って150km/hの高め直球で見逃し三振。何かを思い出してくれたら良いね。

　中盤でちょっとだけもつれさせることができたのは、３番手筒井の好投によるところ。６，７回を２０球打者６人。小気味良く投げ込んだ。
　能見同様、阪神名物「繊細系左腕」に属する投手。楽な場面ながらも、なんとか自信をつけて、大きな場面で活躍できるようになって欲しい。現状負け試合でできることの筆頭が、新中継ぎ投手の戦力化だから、その点では収穫あり。

　今日は久保、杉山の先発予想があり。とにかく大きなことができないのなら、まずはカード勝ち越しから。今日は勝とう！