2009.07.15 Wednesday
二軍戦で杉山7回1失点。リベンジのチャンスは近いかな。そういえば二軍でクローザー修行中と伝えられていた鶴はすっかり試合から遠ざかっている。また故障だろうか。その後は太陽がその任にあったが、最近では西村が務めている。
水田がレフト線二塁打で順調なデビュー。二塁とライトを守る。平野に代打出して、リードを奪った終盤に、センター葛城、ライトバルディリスになっちゃうような構成は問題ないかい?いや大アリだろう。二軍ではここのところ1番センター柴田がフルイニング修行中。赤星は今後も心配なのだから、柴田を上げる気がないのなら、他の守備固めセンターも用意しなきゃいけないだろう。
久々会心の1点差勝利。遡ってみれば前回のナゴドドラゴンズ戦、2連敗した後の逆転勝利以来。ドラゴンズのピリッとした空気に刺激されるのかな(笑)。
久保って「右の能見」だよなぁ。パワーの能見、テクニックの久保という違いはあるけれど、どっちも本当に良いものを持っている。でも6〜7回まで投げると、どこかで必ずやられちゃう。最大の武器への不信が生まれちゃう。能見は「この球の力では通用しないのではないか」、久保は「このコンビネーションでは崩せないのではないか」、ともに小さな心のひずみをつかれて点を取られちゃう。乗っている時は凄みもあるのにね。中継ぎの方が力を発揮しそうな気もするな。
でもこの日の投球はまずまずのもの。特に無死二三塁を暴投の1点で終えた4回表は良かったね。あの頑張りが直後の反撃を呼んだ。
ドラゴンズ先発中田も苦しんでいるようで、2四死球とタイムリー2本であっさり逆転を許すし、同点に追いついてもらって、試合を託されてもリードを踏ん張り切れなかった。だけどこうやって「大きくなれよ」とばかりに試合をくれてもらっているのは幸せだね。この4回ウラ、ブラゼルと鳥谷にタイムリーが出て3点は入ったけれど、アウトカウントだけ増えて、走者が進めない「無得点の危うさ」と隣り合わせだった。決勝点を取れた7回もそうだったね。先頭新井に良いヒットが出て無死一塁、鳥谷は浅いレフトフライで走者は進めず。もちろん「ここで1本」が出て点が入ったのは嬉しいことだけど、たまたまのことだ。アウトにならないことが大事だが、万一失敗してアウトになっても走者が進めるのはどんな打球か。右方向なのか左方向なのか。そのためにはどういうボールに勝負を賭けるべきなのか。その意識が弱かったように思う。タイムリーを打った時は、そのあたりの整理ができていたということなのだろうけどね。
その点で7回ウラ「あともう1点」ライト犠牲フライを打った高橋光はさすがだ。回も終盤、待望の勝ち越し点が入って、なお一死二三塁。欲しいのはもちろん点が入る打球。ライト方向へ大きいのがベストだ。逆方向打ちの方がボールを長く見る余裕がある(詰まりにくい)、犠飛で二走も三進できる。したがって狙いは外角、アウトハイならボール気味でもしめしめ。まさしくそんな球を一発で仕留めた。求められる結果を高確率で出すための思考、さすがはミツだった。グッジョブ。
もちろんその前に見事なタイムリーを放った桧山も素晴らしかった。速球に押されながらも、併殺に備えて二塁ベースよりにいた井端の左を鋭くゴロで破るタイムリー。いかに想定外の打球コースだったかは、固いドラゴンズの外野陣がなかなか打球に追いつけなかったことでもわかる。本来、桧山なら中田の速球を鋭く弾き返せないはずのコースだったのだろう。そのスキをついて二塁まで走った走塁もグッジョブ。あれで併殺の心配がなくなって、ミツも楽に打席に入れた。
弱気な配球からアッチソンがおたおたしちゃったけど、7回投げた久保に勝ちもついて、アッチにホールドもついて、藤川にセーブもついて、きっちり1点差を逃げ切った試合。これから各ポジションで競争激化していくようだし、こういうピリピリっとした試合を続けて欲しいね。
水田がレフト線二塁打で順調なデビュー。二塁とライトを守る。平野に代打出して、リードを奪った終盤に、センター葛城、ライトバルディリスになっちゃうような構成は問題ないかい?いや大アリだろう。二軍ではここのところ1番センター柴田がフルイニング修行中。赤星は今後も心配なのだから、柴田を上げる気がないのなら、他の守備固めセンターも用意しなきゃいけないだろう。
◇7月14日(火)阪神−中日9回戦(中日5勝4敗、18時1分、甲子園、42378人)
中 日 000 102 010−4
阪 神 000 300 20×−5
【中日】●中田(1勝2敗) パヤノ
【阪神】○久保(4勝4敗) アッチソン S藤川(10セーブ)
久々会心の1点差勝利。遡ってみれば前回のナゴドドラゴンズ戦、2連敗した後の逆転勝利以来。ドラゴンズのピリッとした空気に刺激されるのかな(笑)。
久保って「右の能見」だよなぁ。パワーの能見、テクニックの久保という違いはあるけれど、どっちも本当に良いものを持っている。でも6〜7回まで投げると、どこかで必ずやられちゃう。最大の武器への不信が生まれちゃう。能見は「この球の力では通用しないのではないか」、久保は「このコンビネーションでは崩せないのではないか」、ともに小さな心のひずみをつかれて点を取られちゃう。乗っている時は凄みもあるのにね。中継ぎの方が力を発揮しそうな気もするな。
でもこの日の投球はまずまずのもの。特に無死二三塁を暴投の1点で終えた4回表は良かったね。あの頑張りが直後の反撃を呼んだ。
ドラゴンズ先発中田も苦しんでいるようで、2四死球とタイムリー2本であっさり逆転を許すし、同点に追いついてもらって、試合を託されてもリードを踏ん張り切れなかった。だけどこうやって「大きくなれよ」とばかりに試合をくれてもらっているのは幸せだね。この4回ウラ、ブラゼルと鳥谷にタイムリーが出て3点は入ったけれど、アウトカウントだけ増えて、走者が進めない「無得点の危うさ」と隣り合わせだった。決勝点を取れた7回もそうだったね。先頭新井に良いヒットが出て無死一塁、鳥谷は浅いレフトフライで走者は進めず。もちろん「ここで1本」が出て点が入ったのは嬉しいことだけど、たまたまのことだ。アウトにならないことが大事だが、万一失敗してアウトになっても走者が進めるのはどんな打球か。右方向なのか左方向なのか。そのためにはどういうボールに勝負を賭けるべきなのか。その意識が弱かったように思う。タイムリーを打った時は、そのあたりの整理ができていたということなのだろうけどね。
その点で7回ウラ「あともう1点」ライト犠牲フライを打った高橋光はさすがだ。回も終盤、待望の勝ち越し点が入って、なお一死二三塁。欲しいのはもちろん点が入る打球。ライト方向へ大きいのがベストだ。逆方向打ちの方がボールを長く見る余裕がある(詰まりにくい)、犠飛で二走も三進できる。したがって狙いは外角、アウトハイならボール気味でもしめしめ。まさしくそんな球を一発で仕留めた。求められる結果を高確率で出すための思考、さすがはミツだった。グッジョブ。
もちろんその前に見事なタイムリーを放った桧山も素晴らしかった。速球に押されながらも、併殺に備えて二塁ベースよりにいた井端の左を鋭くゴロで破るタイムリー。いかに想定外の打球コースだったかは、固いドラゴンズの外野陣がなかなか打球に追いつけなかったことでもわかる。本来、桧山なら中田の速球を鋭く弾き返せないはずのコースだったのだろう。そのスキをついて二塁まで走った走塁もグッジョブ。あれで併殺の心配がなくなって、ミツも楽に打席に入れた。
弱気な配球からアッチソンがおたおたしちゃったけど、7回投げた久保に勝ちもついて、アッチにホールドもついて、藤川にセーブもついて、きっちり1点差を逃げ切った試合。これから各ポジションで競争激化していくようだし、こういうピリピリっとした試合を続けて欲しいね。