自称阪神タイガース評論家（跡地）

　梅雨明けしたんじゃなかったのかなぁ。日本全国スキッと晴れて欲しいもんだ、だって今日は珍しい日食が見られる日だもんね。１９７８年というから３１年前、小学生の頃、校庭で日食を見た記憶がある。今日も見えると良いね。

　日食というのは後から付けた「当て字」で、元は「日蝕」。お日さんが、虫食いされるようにじわじわと削られていくもんね。
　タイガースもじわじわと蝕まれているのかなと思ってしまったのは、若い蕭の昇格テストを伝えたサンスポの記事中にあった南球団社長のコメントを紹介した部分。

南社長は「オールスター明けの甲子園６試合（２８−３０日横浜戦、３１−８月２日巨人戦）は最低限、レギュラーメンバーでいく。まだたくさんお客さんも来ているから」と８月４日からの夏のロードが若手との入れ替えのメドであることを示唆した。

　「ある時期まではレギュラーで戦う。その後状況を判断して、若手に切り換える」という発想は、暗黒的歴史観に蝕まれていると思う。何もくっきりとした線を引かなきゃ若手を使えないってなことはあるまいに。チーム運営者の発言としては、あまりに前近代的ではないか。
　「たくさんお客さん来ている」だから「レギュラーメンバーでいく」。「もう興業を打ってしまっている」だから「大関・花筏（はないかだ）を出さないワケにはいかない」（落語「花筏」より）。「興業優先」ということか。そりゃプロ野球は興業である。しかしその興業がスターシステムにばかり目が行くようでは、興行主としてお粗末としか言いようがない。スターになっていく過程をいかに見せていくか。キラリと輝く脇役をどう演出するか。競争を激しくして、一座全体の活力を上げていく工夫。スターの座をいつでも狙っている若頭の存在、それにより生まれるピリっとした危機感…。
　流れ流れるその場かぎりの見せ物小屋じゃあるまいし、関西の大興行主ならば、もうちったあ最近のチーム運営を学んで欲しい。ってか、解散総選挙やな。ビジョンなき政権に未来なし！

　メンチ奥さん出産に立ち会うため帰国（お金の関係で、向こうから契約解除を言い出すの待ち）とか、「おあがり君」野原祐支配下決定とか、他にも話題がないでもなかったけど、まあつらつらと無駄話。日食からずいぶん飛んで来てしまった。
　じゃ今日はここまで。起立！礼！（←それは日直）