2009.07.25 Saturday
ちょっと特別なおこづかいなんかをもらって、ぴーひゃらぴーひゃら音のする神社に急ぎ足で向かった夏祭りみたいな、そんなウキウキした気分になるのがオールスター。だけどなんだか今年はぜーんぜんそんな風じゃない。日常生活と違うことがゆるされちゃうような開放的な気分になるのがお祭りの日なのに、なんだかそういう切替ができないような感じ。あんまり今までこういう気分てなかったような気がするなあ。
阪神がバカみたいに弱かった頃、オールスターはオアシスみたいだった。「スター」と言ってよいかどうか微妙な選手が数人選ばれて、なんとか人気だけはある弱小球団の意地を見せようと奮闘する姿で、ひとときの安らぎを得た。
強い時は強い時で、おらおら暴れたれ、力を見せつけたれと勢い込んだ。大勢選ばれて、当然という顔でベンチを占めている様子が誇らしかった。
でもさあ、今年はさあ、前年2位としてコーチを務める真弓監督にしたって、どんな顔してお祭りに行ったら良いのかわからないだろうし、「いるべき人だから」とばかりに選手投票、監督推薦で選ばれた金本、藤川も、なんとなく心の持ちように困っているように感じる。
それはきっと「Aクラスから大きく遅れをとった5位に低迷している」という日常を現実として受け入れられていないからなんだろうね。ひどい負け方をしている時の真弓監督の表情を見ていると、「これは現実に起きていることなんだろうか」って顔に見える時がよくある。苦しさは相当なものがあるだろうけど、それをどれくらい現実のこととして受け入れているのか疑問を感じることがある。日常の苦しさを非現実的だと感じている人にとって、お祭りは「ひとときの楽しみ」にもならず、また違う非現実として、ただの戸惑いのもとなのかも。接近戦になって来て、ばちばち火花飛び散る原・落合の間で、低熱量低感情の表情を浮かべる真弓監督を見てそう思った。
正直言うと、私自身もそういう気分になることがよくあったし、今でもよくある。強い弱いよりも、こっちの気持ちの問題なんだなと思った。
故郷北海道で殿堂入り表彰の若松さん、おめでとうございます。
阪神がバカみたいに弱かった頃、オールスターはオアシスみたいだった。「スター」と言ってよいかどうか微妙な選手が数人選ばれて、なんとか人気だけはある弱小球団の意地を見せようと奮闘する姿で、ひとときの安らぎを得た。
強い時は強い時で、おらおら暴れたれ、力を見せつけたれと勢い込んだ。大勢選ばれて、当然という顔でベンチを占めている様子が誇らしかった。
でもさあ、今年はさあ、前年2位としてコーチを務める真弓監督にしたって、どんな顔してお祭りに行ったら良いのかわからないだろうし、「いるべき人だから」とばかりに選手投票、監督推薦で選ばれた金本、藤川も、なんとなく心の持ちように困っているように感じる。
それはきっと「Aクラスから大きく遅れをとった5位に低迷している」という日常を現実として受け入れられていないからなんだろうね。ひどい負け方をしている時の真弓監督の表情を見ていると、「これは現実に起きていることなんだろうか」って顔に見える時がよくある。苦しさは相当なものがあるだろうけど、それをどれくらい現実のこととして受け入れているのか疑問を感じることがある。日常の苦しさを非現実的だと感じている人にとって、お祭りは「ひとときの楽しみ」にもならず、また違う非現実として、ただの戸惑いのもとなのかも。接近戦になって来て、ばちばち火花飛び散る原・落合の間で、低熱量低感情の表情を浮かべる真弓監督を見てそう思った。
正直言うと、私自身もそういう気分になることがよくあったし、今でもよくある。強い弱いよりも、こっちの気持ちの問題なんだなと思った。
故郷北海道で殿堂入り表彰の若松さん、おめでとうございます。