2005.05.02 Monday
ホークスに3タテで、マリーンズ10連勝か。勢いこそが最大の戦力であることを痛感する。
タイガースの勢いは、「なくなった」などという甘いものではなく、激しい逆風にさらされている。連敗は消極性を呼び、それがまた敗戦を招くという悪循環。
この日、打線は決して低調ではなかった。1〜6番までまんべんなく出塁できているのに、わずか1得点。笑っちゃうぐらいに繋がらない。肝心なところで弱気の虫が出て、振りが鈍る。バットが出ない。
そんな時こそ、エンドランのサインで打者を楽にさせる手もあるのだが、ベンチも消極的だったように思う。また、チャンスで打席に向かう打者の邪念を振り払ってあげるようなアドバイスもできていない。基本的にどっしりと個人の復調を待つのは正しい。でも、ここ一番という状況では、責任を一緒にかぶってやろうという姿勢も必要だ。
それでも各打者にヒットが出ているのはもちろん良い兆候。ちょうど開幕第1戦と同じような状態で、少し冷静さが出てきていると思う。
消極性は能見投手にも伝染していた。矢野捕手は強気を引き出そうと直球を主体に組み立てようとしたが、ストライクゾーンに来ない。打たれる前から打たれることを怖がってしまっていた。宮本・青木への連続四球は、急上昇したヤクルト打線の連打の引き金となってしまった。
しかしその後を受け継いだリリーフ投手陣に光明を見た。特に火のついてしまった相手の猛攻を見事に止めた橋本の精神的な強さは素晴らしい。そして橋本の好投は、「ビハインド用中継ぎ投手陣」に攻めの好連鎖を生んだ。橋本1 2/3、吉野2、江草2と追加点を防いだ。残念ながら反撃は実らなかったが、それぞれがしっかりとした投球で、期待を抱かせる試合展開にした。
また、なぜか最近登板機会を与えられなかった吉野の好投が好材料。久しぶりにやってきたチャンスを生かそうと、積極的に打者を攻めた。
例え負けている試合でも、より多くの選手にチャレンジさせる場を与えることの大切さを感じた。矢野を休ませるという意味も含めて、野口、浅井にもチャレンジさせないといけなし、せっかく上げてきた藤原、林にも「やや重すぎる荷物」を背負わせてみないとなにも始まらない。首脳陣にも勇気と積極性を与える吉野の好投であって欲しい。
辛い辛い踏ん張りどころで負け。ダメはダメなのだが、少しだけ良い負け方をしたのかなと思う。
タイガースの勢いは、「なくなった」などという甘いものではなく、激しい逆風にさらされている。連敗は消極性を呼び、それがまた敗戦を招くという悪循環。
この日、打線は決して低調ではなかった。1〜6番までまんべんなく出塁できているのに、わずか1得点。笑っちゃうぐらいに繋がらない。肝心なところで弱気の虫が出て、振りが鈍る。バットが出ない。
そんな時こそ、エンドランのサインで打者を楽にさせる手もあるのだが、ベンチも消極的だったように思う。また、チャンスで打席に向かう打者の邪念を振り払ってあげるようなアドバイスもできていない。基本的にどっしりと個人の復調を待つのは正しい。でも、ここ一番という状況では、責任を一緒にかぶってやろうという姿勢も必要だ。
それでも各打者にヒットが出ているのはもちろん良い兆候。ちょうど開幕第1戦と同じような状態で、少し冷静さが出てきていると思う。
消極性は能見投手にも伝染していた。矢野捕手は強気を引き出そうと直球を主体に組み立てようとしたが、ストライクゾーンに来ない。打たれる前から打たれることを怖がってしまっていた。宮本・青木への連続四球は、急上昇したヤクルト打線の連打の引き金となってしまった。
しかしその後を受け継いだリリーフ投手陣に光明を見た。特に火のついてしまった相手の猛攻を見事に止めた橋本の精神的な強さは素晴らしい。そして橋本の好投は、「ビハインド用中継ぎ投手陣」に攻めの好連鎖を生んだ。橋本1 2/3、吉野2、江草2と追加点を防いだ。残念ながら反撃は実らなかったが、それぞれがしっかりとした投球で、期待を抱かせる試合展開にした。
また、なぜか最近登板機会を与えられなかった吉野の好投が好材料。久しぶりにやってきたチャンスを生かそうと、積極的に打者を攻めた。
例え負けている試合でも、より多くの選手にチャレンジさせる場を与えることの大切さを感じた。矢野を休ませるという意味も含めて、野口、浅井にもチャレンジさせないといけなし、せっかく上げてきた藤原、林にも「やや重すぎる荷物」を背負わせてみないとなにも始まらない。首脳陣にも勇気と積極性を与える吉野の好投であって欲しい。
辛い辛い踏ん張りどころで負け。ダメはダメなのだが、少しだけ良い負け方をしたのかなと思う。