2009.07.30 Thursday
これで26人目。前日はベンチ入りの25人ちょっきりの登録だったんだね。残り2枠は能見、下柳が埋めるとして、はてどういう順番で出てくるのか。6人目の先発はジェンなのか石川なのかまた別の投手なのか。
長い長い、とりわけ今年は長く感じたオフも終わり、いよいよ開幕したプロ野球。開幕第2戦は会心の試合。若きエース岩田がプロ初完封で1勝目、新クリーンアップ3番鳥谷が3安打1打点、4番金本3ランHR含む2安打4打点、5番新井3ランHR含む2安打3打点、先発野手全員安打のおまけもついて8−0で快勝。開幕2連勝で首位に立った。さあ去年の轍は踏むまい。今年も開幕ダッシュだ!そうだ、誰がなんと言おうと開幕猛ダッシュなのだ(笑)。
先頭打者にいきなり不運な二塁打されながら無失点で切り抜ける。
さっそくそのウラ、YB先発マストニーを攻め、死球の赤星と関本とで絶妙のバスターエンドラン。逆をつかれたショートの定位置を打球がコロコロ転がる間に赤星三塁へ到達。そうそう開幕直後は、あの手この手見せておかないとね(笑)。いや実際、好き好きなんだろうけど、個人的には「初回赤星出塁→関本初球バント」ほど萎えるものはないと去年から思い続けとったんよ。まあ3,4番がバカ打ちしていた去年の前半ならアリではあったんだけど、でも「つまらんなあ」「もったいないなあ」と思ってた。もっとも後半は出塁自体が少なかったけどね。今後も初回に限らずいろいろやって欲しい。
無死一三塁、再び「打ちそうオーラ全開状態」になった鳥谷が外高めの直球を上から被せるように打ち返し鋭くセンター前に抜けて1点先制。続く金本は一二塁間を大きなバウンドのゴロで破って、二走関本1本で帰る。クロスプレーになったがそれで良いんだよ。序盤つんのめりのアウトは全然アリなんだから。2−0、なお無死一三塁。しかし新井浅い中飛、ブラゼル一ゴロ併殺で2点止まり。相変わらずの晴れたり曇ったり。
3回ヒットの赤星を関本が送るも、期待の鳥谷倒れて二死、当然のごとく金本とまともに勝負せず二死一二塁で新井。外角ボールゾーンヘ直球、スライダー。おなじみの配球で、簡単に追い込まれるおなじみの光景。しかしここで見慣れない球が来た。スライダーのすっぽ抜けがふらっと肩口から真ん中高めへ、このクソボールをぐわりゃっとひっぱたくと、ひゅるひゅるひゅる〜っと打球が舞い上がってレフトポール近くに飛びこんだ。距離は短くても、大きな大きなホームラン。試合展開上も、今のタイガースにとっても、苦悩の2009年を生きる新井貴浩にとっても。喜び方を忘れていたかのような新井を大喜びのナインが出迎える。
不調の時、不振の時、不遇の時、人間の真価が問われる。本当の成長がある。もしたとえそれを克服できなかったとしても、壁と向き合い続けたものだけが手に入れられるものがある。そしてそれを必ず見ている人がいる。一人の苦悩が、別の誰かを成長させることもある。命の格闘が、別の命を燃やすこともある。
1本のホームランに何ほどの価値があろうか、新井は思っているかも知れないね。それで良い。その壁を乗り越えろ。ムチャクチャ嬉しいホームランだった。
7回には金本にも会心の3ランが出て、兄弟アベック3ラン。なんだかスカッとしたのは間違いないよ。引き出したのは関本の代走で出た大和。鳥谷の打席で「行くぞ行くぞ」の構え。警戒させてトリは直球狙いで見事ライト前へクリーンヒット。ライナー性の打球で、ライト吉村はレーザービームの持ち主にも関わらず、大和は躊躇なく三塁へ進む。やっぱりセンスが良いんだろうね。これでちょっと自信がぐらついている工藤が完全にグダグダになった。グッジョブ!チームに良い影響を与えているよ。
その後も岩田は毎回のように先頭を出塁させ、塁上をにぎわせながらも、要所でキレの良い球を叩き込んだ。らしいと言えばらしいのだけれど、点差と相手打線の粗さに助けられての完投、完封。次はもうちょっと締めていきたいね。
長い長い、とりわけ今年は長く感じたオフも終わり、いよいよ開幕したプロ野球。開幕第2戦は会心の試合。若きエース岩田がプロ初完封で1勝目、新クリーンアップ3番鳥谷が3安打1打点、4番金本3ランHR含む2安打4打点、5番新井3ランHR含む2安打3打点、先発野手全員安打のおまけもついて8−0で快勝。開幕2連勝で首位に立った。さあ去年の轍は踏むまい。今年も開幕ダッシュだ!そうだ、誰がなんと言おうと開幕猛ダッシュなのだ(笑)。
◇7月29日(水)阪神−横浜14回戦(阪神9勝5敗、18時、甲子園、44296人)
横 浜 000 000 000―0
阪 神 203 000 30×―8
【横浜】●マストニー(1勝5敗) 高崎 工藤 小山田
【阪神】○岩田(1勝1敗)
[本塁打] 新井10号(神) 金本15号(神)
先頭打者にいきなり不運な二塁打されながら無失点で切り抜ける。
さっそくそのウラ、YB先発マストニーを攻め、死球の赤星と関本とで絶妙のバスターエンドラン。逆をつかれたショートの定位置を打球がコロコロ転がる間に赤星三塁へ到達。そうそう開幕直後は、あの手この手見せておかないとね(笑)。いや実際、好き好きなんだろうけど、個人的には「初回赤星出塁→関本初球バント」ほど萎えるものはないと去年から思い続けとったんよ。まあ3,4番がバカ打ちしていた去年の前半ならアリではあったんだけど、でも「つまらんなあ」「もったいないなあ」と思ってた。もっとも後半は出塁自体が少なかったけどね。今後も初回に限らずいろいろやって欲しい。
無死一三塁、再び「打ちそうオーラ全開状態」になった鳥谷が外高めの直球を上から被せるように打ち返し鋭くセンター前に抜けて1点先制。続く金本は一二塁間を大きなバウンドのゴロで破って、二走関本1本で帰る。クロスプレーになったがそれで良いんだよ。序盤つんのめりのアウトは全然アリなんだから。2−0、なお無死一三塁。しかし新井浅い中飛、ブラゼル一ゴロ併殺で2点止まり。相変わらずの晴れたり曇ったり。
3回ヒットの赤星を関本が送るも、期待の鳥谷倒れて二死、当然のごとく金本とまともに勝負せず二死一二塁で新井。外角ボールゾーンヘ直球、スライダー。おなじみの配球で、簡単に追い込まれるおなじみの光景。しかしここで見慣れない球が来た。スライダーのすっぽ抜けがふらっと肩口から真ん中高めへ、このクソボールをぐわりゃっとひっぱたくと、ひゅるひゅるひゅる〜っと打球が舞い上がってレフトポール近くに飛びこんだ。距離は短くても、大きな大きなホームラン。試合展開上も、今のタイガースにとっても、苦悩の2009年を生きる新井貴浩にとっても。喜び方を忘れていたかのような新井を大喜びのナインが出迎える。
不調の時、不振の時、不遇の時、人間の真価が問われる。本当の成長がある。もしたとえそれを克服できなかったとしても、壁と向き合い続けたものだけが手に入れられるものがある。そしてそれを必ず見ている人がいる。一人の苦悩が、別の誰かを成長させることもある。命の格闘が、別の命を燃やすこともある。
1本のホームランに何ほどの価値があろうか、新井は思っているかも知れないね。それで良い。その壁を乗り越えろ。ムチャクチャ嬉しいホームランだった。
7回には金本にも会心の3ランが出て、兄弟アベック3ラン。なんだかスカッとしたのは間違いないよ。引き出したのは関本の代走で出た大和。鳥谷の打席で「行くぞ行くぞ」の構え。警戒させてトリは直球狙いで見事ライト前へクリーンヒット。ライナー性の打球で、ライト吉村はレーザービームの持ち主にも関わらず、大和は躊躇なく三塁へ進む。やっぱりセンスが良いんだろうね。これでちょっと自信がぐらついている工藤が完全にグダグダになった。グッジョブ!チームに良い影響を与えているよ。
その後も岩田は毎回のように先頭を出塁させ、塁上をにぎわせながらも、要所でキレの良い球を叩き込んだ。らしいと言えばらしいのだけれど、点差と相手打線の粗さに助けられての完投、完封。次はもうちょっと締めていきたいね。