2009.08.10 Monday
◇8月9日(日)広島−阪神14回戦(7勝7敗、18時、マツダスタジアム、31684人)
阪 神 000 001 200―3
広 島 000 302 11×―7
【阪神】●下柳(5勝8敗) 渡辺 江草 ジェン
【広島】○ルイス(7勝5敗) 青木勇 青木高 シュルツ 永川
[本塁打] フィリップス6号(広) マクレーン11号(広)
多少足下を取られる場面があったものの、豪雨が避けて通ってくれて普通にできちゃった新広島球場。中止でも良かったのに(笑)。
肝心なところで甘くなってフィリップスに3ランを打たれたけれど5回3失点なら御の字。6回表の反撃でブサイクながらも1点返して、1−3の6回ウラ頭から下柳を代えてやるのが手筋だったろうなあ。筒井、金村は使えないとしても、翌日移動日なのだから、僅差負けの展開なら間隔の空いていているアッチ、藤川もつぎ込めるんだしね。この回、下柳がマクレーン、フィリップスに長打されて2失点がなんとも響いた。毎年のことながら、夏になると下柳らしいという投球が影を潜める。わかっていることなんだから使う方の問題ではなかろうか。
以後、後手に回ったかのように出る投手出る投手、ここ一番を押さえきれず加点され完敗。終盤でどこか1カ所でもぐいっとせき止められるポイントさえ作れていれば、また展開も変わっていたろうに、そころへんが残念な試合。
もちろん攻撃陣が流れを変える起点を作ってやれれば良かったんだけど、逆に投手をがっかりさせるようなものだったかもね。なんともちぐはぐだった。
1,2回は、二死から鳥谷、葛城がそれぞれ右翼線二塁打を放った。先発ルイスに全員が球数をたくさん放らせる粘りのある攻撃をしていた。
4回、先頭鳥谷がレフト線へこの日2本目の二塁打で無死二塁。しかし金本引っ張れずに遊飛、新井ブラゼルは外野フライで、走者動けず無得点。先制3ランはこの直後。
6回の反撃は最近の平野の得意技から。投球後一塁側に倒れていくルイスの動きにつけ込んで、ショート前へプッシュしていくセーフティバントで出塁。初回三塁線へのセーフティ(惜しくもアウト)もサードを直線的に前進させる伏線になっている。大和への初球にヒットエンドラン!ボールは右打ち意識なら絶好球のアウトロー直球。しかし軸の右足を後ろに引くブサイクスイングでファール。大和は軸足の踏ん張りが利いている時は好打が出るが、しょっちゅうこれがぐらついてしまう。送りバント失敗(ファール)を経て、ボール球のスライダーに空振り三振。勢いを止めてしまった。まあ、この痛い思いを、自分なりにどう考えて対処するかによってはかめへんけどな。
こんな打席もあって次の反撃機に代打を送られてしまったのは仕方ない。まだまだ打撃面では一軍レベルの投手についていけていないというのが現状だろう。しかしそれでもやっぱり大和は使いたくなる選手だ。2回裏カープの攻撃、無死で二塁に二塁打のフィリップス。小窪の当たりは詰まり気味におっつけた二ゴロ。低いライナー気味に打球が飛び出したので二走のスタートが一拍遅れたのを大和は見逃さず、素早い突っ込みからスムーズに三塁送球、走者の鈍足もあり余裕でアウト。当たり前のプレーではあるけれど、守備面での信頼性の高さをアピールしている。
大和が走者を動かせず、頼みの鳥谷も凡退で好機広がらずと思ったが、金本四球で二死一二塁、ここで新井左前クリーンヒット。平野三塁を回ったところで滑って転ぶ。山脇コーチの信号がどうだったのか。レフトフィリップスのファンブルもあり、コケずに回っていれば余裕の生還だった。この後、ブラゼルの一ゴロがエラーを誘い1点は取ったけれど、勢いを殺して殺しての1点だった。
点差を広げられた直後7回表の攻撃は気持ちよかった。二死一塁に平野、平野がシュルツを揺さぶって盗塁敢行、大和への代打高橋光うまく二塁の逆をとって右前に転がし、平野は三塁へ。代走水田もシュルツを揺さぶって二盗成功、すかさず鳥谷がレフトへあとちょっとでHRのこの日3本目の二塁打で2点ゲット。しかし金本ボールをストライクとコールされて見逃し三振でここまで。
最後の攻撃も代打桧山の粘りなどで追いすがるも、浜風の甲子園ならスタンドに入ったであろう鳥谷の大きなレフトフライで試合終了。2点差に迫れば4点差に広げられ、また2点差に迫っても突き放されるという展開ではいかんともしがたかった。
不運な判定もあったけれど、4番が封じ込められてはチームの鼻先はどうしても上を向いていかない。金本自身が打ってどうにかするのか。首脳陣がどうにかするのか。息苦しさを感じるような、身にまとわりつくこのどんより重たい空気をどうにかして欲しい。スキッと払う風が欲しい。
肝心なところで甘くなってフィリップスに3ランを打たれたけれど5回3失点なら御の字。6回表の反撃でブサイクながらも1点返して、1−3の6回ウラ頭から下柳を代えてやるのが手筋だったろうなあ。筒井、金村は使えないとしても、翌日移動日なのだから、僅差負けの展開なら間隔の空いていているアッチ、藤川もつぎ込めるんだしね。この回、下柳がマクレーン、フィリップスに長打されて2失点がなんとも響いた。毎年のことながら、夏になると下柳らしいという投球が影を潜める。わかっていることなんだから使う方の問題ではなかろうか。
以後、後手に回ったかのように出る投手出る投手、ここ一番を押さえきれず加点され完敗。終盤でどこか1カ所でもぐいっとせき止められるポイントさえ作れていれば、また展開も変わっていたろうに、そころへんが残念な試合。
もちろん攻撃陣が流れを変える起点を作ってやれれば良かったんだけど、逆に投手をがっかりさせるようなものだったかもね。なんともちぐはぐだった。
1,2回は、二死から鳥谷、葛城がそれぞれ右翼線二塁打を放った。先発ルイスに全員が球数をたくさん放らせる粘りのある攻撃をしていた。
4回、先頭鳥谷がレフト線へこの日2本目の二塁打で無死二塁。しかし金本引っ張れずに遊飛、新井ブラゼルは外野フライで、走者動けず無得点。先制3ランはこの直後。
6回の反撃は最近の平野の得意技から。投球後一塁側に倒れていくルイスの動きにつけ込んで、ショート前へプッシュしていくセーフティバントで出塁。初回三塁線へのセーフティ(惜しくもアウト)もサードを直線的に前進させる伏線になっている。大和への初球にヒットエンドラン!ボールは右打ち意識なら絶好球のアウトロー直球。しかし軸の右足を後ろに引くブサイクスイングでファール。大和は軸足の踏ん張りが利いている時は好打が出るが、しょっちゅうこれがぐらついてしまう。送りバント失敗(ファール)を経て、ボール球のスライダーに空振り三振。勢いを止めてしまった。まあ、この痛い思いを、自分なりにどう考えて対処するかによってはかめへんけどな。
こんな打席もあって次の反撃機に代打を送られてしまったのは仕方ない。まだまだ打撃面では一軍レベルの投手についていけていないというのが現状だろう。しかしそれでもやっぱり大和は使いたくなる選手だ。2回裏カープの攻撃、無死で二塁に二塁打のフィリップス。小窪の当たりは詰まり気味におっつけた二ゴロ。低いライナー気味に打球が飛び出したので二走のスタートが一拍遅れたのを大和は見逃さず、素早い突っ込みからスムーズに三塁送球、走者の鈍足もあり余裕でアウト。当たり前のプレーではあるけれど、守備面での信頼性の高さをアピールしている。
大和が走者を動かせず、頼みの鳥谷も凡退で好機広がらずと思ったが、金本四球で二死一二塁、ここで新井左前クリーンヒット。平野三塁を回ったところで滑って転ぶ。山脇コーチの信号がどうだったのか。レフトフィリップスのファンブルもあり、コケずに回っていれば余裕の生還だった。この後、ブラゼルの一ゴロがエラーを誘い1点は取ったけれど、勢いを殺して殺しての1点だった。
点差を広げられた直後7回表の攻撃は気持ちよかった。二死一塁に平野、平野がシュルツを揺さぶって盗塁敢行、大和への代打高橋光うまく二塁の逆をとって右前に転がし、平野は三塁へ。代走水田もシュルツを揺さぶって二盗成功、すかさず鳥谷がレフトへあとちょっとでHRのこの日3本目の二塁打で2点ゲット。しかし金本ボールをストライクとコールされて見逃し三振でここまで。
最後の攻撃も代打桧山の粘りなどで追いすがるも、浜風の甲子園ならスタンドに入ったであろう鳥谷の大きなレフトフライで試合終了。2点差に迫れば4点差に広げられ、また2点差に迫っても突き放されるという展開ではいかんともしがたかった。
不運な判定もあったけれど、4番が封じ込められてはチームの鼻先はどうしても上を向いていかない。金本自身が打ってどうにかするのか。首脳陣がどうにかするのか。息苦しさを感じるような、身にまとわりつくこのどんより重たい空気をどうにかして欲しい。スキッと払う風が欲しい。