自称阪神タイガース評論家（跡地）

◇８月１１日（火）阪神−中日１５回戦（中日１０勝５敗、１８時、京セラドーム大阪、３０１３８人）
中　日　００２　１００　０００―３
阪　神　０００　０００　１００―１
【中日】○チェン（６勝２敗）　浅尾　Ｓ岩瀬（34セーブ）
【阪神】●安藤（６勝８敗）　江草　渡辺

　Ｔは安藤江草渡辺の３人でつないで６安打３四球３失点。Ｄはチェン浅尾岩瀬の３人でつないで６安打４四球１失点。序盤から毎回好機を作りながら潰すタイガースに対して、少ない好機をものにするドラゴンズ。平野の惜しい守備とか、チェンのラッキーヒットとか、ここというところで良いことが起きる。安藤ももどかしかろうなあ。
　前回相手にされなかったチェンの調子は悪そうだったんだけどね。０−２の３回ウラ一死二三塁、鳥谷の強烈な一直が抜けりゃ良いのに正面に行っちゃう。こっちには良いことが起きないんだよなあ。
　唯一の得点は７回ウラ、安藤への代打浅井がファーストストライク、チェンの外の直球、つんのめるくらい投手寄りのポイント、バットの先で捉えて、高い高い弾道のフェン直三塁打。続く平野のあわやポテンという浅いレフトライナーでタッチアップ生還した。この打席を評価されて、守備につき、９回は岩瀬からライト前にクリーンヒットを放った。
　５月に右足首を負傷し戦線離脱していたが、ようやくチャンスが巡ってきて、見事に生かした。他の打者がどうにもできていないのに、途中出場で結果を出すというのは大変なこと。チェンにしても、岩瀬にしても今季初対戦なんだからね。信賞必罰、手柄をたてたものには、次のチャンスを与えることで讃えてやって欲しいと思う。

　まるでひっかかりなく、すらーっと終わってしまったような試合だったけど、悟りがあるから大丈夫（笑）。ちゃんと大和はチェンに対して四度打席に入って、ドッキドキしながら犠打を２つ決めた。また二塁打も打った。けっこうけっこう。桜井も打てなかったけれどチェン３回、岩瀬１回、四度打席に立った。良い良い。
　どうしようもなかったチェンに対して、この日もビシッと捉えきれなかったけど、ポイントを前に置いて振っていった結果がこれ。チェンの調子だけじゃなく、打ちに来ていると思わせる部分で、少なくとも前回よりは微妙な制球を狂わせてはいた。次当たる時には打ち込んでくれよな。

　３連敗か、まあ切り替えて。まず今日一つ。勝っても負けても、明日のためにしっかりと。