2009.09.12 Saturday
ニュースを伝える産経のページ、欄外「関連ニュース」に、野球選手時代のことを語った「わたしの失敗」という見出しがずらずら並んでいるのが目に痛い。
西村を抹消し、渡辺を登録。しっかり状態上げて来ているかな。西村は財産になる打ち込まれを経験できて良かった。やることしっかりやって待て。
特に浅井はミスター思い切りだから、気楽に振り切れたのが幸いして気持ちの良い追い打ちの一発をレフトに叩き込んだ。投手多めのベンチ入り編成ができるのは、浅井を頭の片隅に入れた捕手二人制のお陰。終盤でライトの守備も安心して任せられるし、浅井は本当に重要な戦力になっているね。
先制点は金本の一発。この日は終始強烈なスイングを見せていた。回の先頭、カウント1−3、真ん中真っ直ぐ、打った後に大きく伸びる、金本本来の弾道、センターバックスクリーンの左脇。好調金本が引っ張って幕を開けたシーズン、中間のほとんどは苦しい戦いだったけれど、しまいはまた金本が締めていかないとね。引っ張るのは中堅、若手。押すのはベテラン。そんな役割分担になってくれると、安心感が増す。
能見フタ桁勝利10勝目(8敗)。個人貯金を吐き出しやしまいかと心配していたが、悪いなりの投球で7回まで踏ん張り、見事に個人貯金を増やした。しかし悪いと言っても「すごく良いというワケではない」程度。例えば低めを狙った変化球が低すぎる、内を狙った速球が内すぎるというように、ミスではない側に外れてカウントを悪くするという内容。これをもって「今日は悪かった」なのだから、その信頼感、安定感の向上たるやたいしたもんだ。点差もなく、少々しんどい展開で6回あたりはスイッチも考えられたが、もはやここを能見に任せ切らないで、将来のタイガースはどうなるんだと思わせるだけの風格あり。ついこないだまでは「能美ちゃん」だったが、今や首領だからね(笑)。あとはコンディションキープで今季最後まで走りきること。岩田との左腕二枚看板ができてきた。嬉しい限り。
リードは1点、必要にして十分。アッチソン、藤川はそう言いたげだった。特にまあアッチソンは負けてても同点でも勝ってても、1回でも2回でも、ようやってると思うよ。特に最後内川を見逃し三振にとった外角いっぱいの直球、気持ち良かったこと。なんていうかたとえコースが微妙に外れていたとしても、投球リズム、投げ終わった時の動き、打者の見逃し方、捕手の動き…それらを総合していくと、最後に球審が「ストラックバッターアウトー!」って大見得切らないと終わらないって感じだもん(笑)。ものすごい様式美、ものすごいカタルシス。
パワー投手だと励まされた能見にしても、いつも一緒にやってきたA、Fにしても、ジェフの復活チャレンジには大いに燃えたと思うよ。みんな恩返ししたいと思ってるよ。
8回ウラ先頭のアッチソンへ代打野原祐也、一軍初打席。そしたら田代さんたら投手を左腕変則加藤康介にスイッチ。もう大人げないんだから…1点差だから、そらそうか(笑)。しかし初打席で「代打の代打」ではキズが付くとでも思ったか、まあ思うけど(笑)、野原祐そのまま打席へ。こういうところが阪神タイガースの甘いところであり、好きなところである。投球練習中、和田コーチが入念に情報を入れる。打席でも落ち着いていて、荒れ球の加藤からボール、ボール。さあ次の球行けよ、振れよ、うわあ!ど真ん中見てしまった!こいつをフルスイングして欲しかったなあ…。心の中に生まれた「しまった」は隠しようもない。ボール球を2つ空振りして三振、最後は振り逃げを狙って一塁へ全力疾走、アウトになってから、ヘッドスライディング。お疲れさん、終わったよ、初打席。よく思いっきり振っていたし、よく思いっきり走った。次は打てるよ。
西村を抹消し、渡辺を登録。しっかり状態上げて来ているかな。西村は財産になる打ち込まれを経験できて良かった。やることしっかりやって待て。
◇9月11日(金)阪神−横浜19回戦(阪神13勝6敗、18時、甲子園、44046人)先発を読み間違って右を並べたのだが、まあこれはなかなか巧妙だったので仕方ないね。っていうか、味方の田代監督が書き間違えるのだから、こっちが読み間違えるのは仕方ない(笑)。イクロー、リンちゃんはとんだとばっちりで残念だったけど、まあそんな時にはガチガチにならず、意外と思い切ったことができるもの。
横 浜 000 001 000―1
阪 神 020 000 00×―2
【横浜】●グリン(3勝13敗) 真田 加藤康
【阪神】○能見(10勝8敗) アッチソン S藤川(20セーブ)
[本塁打] 金本18号(神) 浅井2号(神)
特に浅井はミスター思い切りだから、気楽に振り切れたのが幸いして気持ちの良い追い打ちの一発をレフトに叩き込んだ。投手多めのベンチ入り編成ができるのは、浅井を頭の片隅に入れた捕手二人制のお陰。終盤でライトの守備も安心して任せられるし、浅井は本当に重要な戦力になっているね。
先制点は金本の一発。この日は終始強烈なスイングを見せていた。回の先頭、カウント1−3、真ん中真っ直ぐ、打った後に大きく伸びる、金本本来の弾道、センターバックスクリーンの左脇。好調金本が引っ張って幕を開けたシーズン、中間のほとんどは苦しい戦いだったけれど、しまいはまた金本が締めていかないとね。引っ張るのは中堅、若手。押すのはベテラン。そんな役割分担になってくれると、安心感が増す。
能見フタ桁勝利10勝目(8敗)。個人貯金を吐き出しやしまいかと心配していたが、悪いなりの投球で7回まで踏ん張り、見事に個人貯金を増やした。しかし悪いと言っても「すごく良いというワケではない」程度。例えば低めを狙った変化球が低すぎる、内を狙った速球が内すぎるというように、ミスではない側に外れてカウントを悪くするという内容。これをもって「今日は悪かった」なのだから、その信頼感、安定感の向上たるやたいしたもんだ。点差もなく、少々しんどい展開で6回あたりはスイッチも考えられたが、もはやここを能見に任せ切らないで、将来のタイガースはどうなるんだと思わせるだけの風格あり。ついこないだまでは「能美ちゃん」だったが、今や首領だからね(笑)。あとはコンディションキープで今季最後まで走りきること。岩田との左腕二枚看板ができてきた。嬉しい限り。
リードは1点、必要にして十分。アッチソン、藤川はそう言いたげだった。特にまあアッチソンは負けてても同点でも勝ってても、1回でも2回でも、ようやってると思うよ。特に最後内川を見逃し三振にとった外角いっぱいの直球、気持ち良かったこと。なんていうかたとえコースが微妙に外れていたとしても、投球リズム、投げ終わった時の動き、打者の見逃し方、捕手の動き…それらを総合していくと、最後に球審が「ストラックバッターアウトー!」って大見得切らないと終わらないって感じだもん(笑)。ものすごい様式美、ものすごいカタルシス。
パワー投手だと励まされた能見にしても、いつも一緒にやってきたA、Fにしても、ジェフの復活チャレンジには大いに燃えたと思うよ。みんな恩返ししたいと思ってるよ。
8回ウラ先頭のアッチソンへ代打野原祐也、一軍初打席。そしたら田代さんたら投手を左腕変則加藤康介にスイッチ。もう大人げないんだから…1点差だから、そらそうか(笑)。しかし初打席で「代打の代打」ではキズが付くとでも思ったか、まあ思うけど(笑)、野原祐そのまま打席へ。こういうところが阪神タイガースの甘いところであり、好きなところである。投球練習中、和田コーチが入念に情報を入れる。打席でも落ち着いていて、荒れ球の加藤からボール、ボール。さあ次の球行けよ、振れよ、うわあ!ど真ん中見てしまった!こいつをフルスイングして欲しかったなあ…。心の中に生まれた「しまった」は隠しようもない。ボール球を2つ空振りして三振、最後は振り逃げを狙って一塁へ全力疾走、アウトになってから、ヘッドスライディング。お疲れさん、終わったよ、初打席。よく思いっきり振っていたし、よく思いっきり走った。次は打てるよ。