2005.05.06 Friday
一二軍の入れ替えが難解…。5/4付、藤原を下げて上坂を上げ。結局藤原を使わず。走攻守どれをとってもバランスの良い、逆に言えば特徴のない藤原なので、使う機会が見つからないということだろうが、それなら上げるな。本人の身にもなってみろ。赤星のケガも考慮して上げた上坂は、代走にバント要員にと即使ったのに。ひょっとしたら試合前練習などで、その待遇を受けるだけの理由があったのかも知れないが…。藤原よ、腐るな。
5/5付、ブラウン、沖原を下げ、久慈、濱中を上げ。連敗脱出に貢献したブラウンを下げるのはなんとも忍びないが、下柳が戻るとなると致し方ないか。むしろ下柳の代わりに下げる選手に悩む。この中から誰かを下げるとしたら…桧山か?。
DHのある札幌でいよいよ濱中が復活。できれば甲子園の大歓声で勇気づけてやりたかった。8回ウラ大量得点後、桧山の打順で代打という考えもアリだと思うが、それではこの日桧山を使った意味がすっ飛ぶ。あくまでも桧山に対して丁重な岡田監督だった。
おかえり!強いタイガース。エースが試合を作り、四番が決める。それを彩る脇役がきっちり仕事をする。試合の流れが変わったと見るや、それをねじ伏せる中継ぎエースが立ちはだかり、勢いに乗って一気呵成にケリをつける。みんなが待っていたナイス・ゲーム。
ただこの日のエース井川の投球を見ていて、寂しい感覚にとらわれたのも正直な気持ち…。
先日のサンスポのインタビューで、井川が心境を吐露していた。井川は変わろうとしている。「とても打てないストレートがあり、それと同じ投法から変化球が来るのでなお打てない」という、私が大好きだった井川から「脱皮」したいらしい。その気持ちはよくわかる。20勝した一昨年、白星は打線の援護のおかげで、井川の投球自体はその前年より悪かった。昨年はさらに悪くなった。同じやり方ではジリ貧だと考えたのだろう。
井川は下柳を目指しているのかも知れない。下柳もここ数年で目覚ましく投球が変わった投手だ。移籍当初、星野監督は下柳を評して、(コントロールが「だいたい」なので先発向き)というようなことを言っていた。平たく言えば、物凄い剛球もなくなって、制球も甘いので、大事な場面のリリーフには使いづらいという意味だった。
しかし阪神で先発として使われる中で、下柳は制球の良い軟投派として完全に再生した。井川も目の前の壁を打破するために、下柳から少なからぬ影響を受けているように感じる。
しかし周囲が25歳の井川に求めるのは、36歳の下柳的「上手さ」などではなく、3年前の井川の「凄さ」である。このギャップがある限り、井川とその周辺には「きしみ」があり続ける。しかしそれが少しずつ埋まっていって、井川を、現在の下柳と同様な目で見る日が来てしまうのかも知れない。
2勝目をあげて、エースも変わってくるだろうという声もある。「今年の井川」として良くなってくることはあっても、「あの時の井川」のように変わってくることはないのではなかろうか。なんにしても頑固な男だから。
5/5付、ブラウン、沖原を下げ、久慈、濱中を上げ。連敗脱出に貢献したブラウンを下げるのはなんとも忍びないが、下柳が戻るとなると致し方ないか。むしろ下柳の代わりに下げる選手に悩む。この中から誰かを下げるとしたら…桧山か?。
DHのある札幌でいよいよ濱中が復活。できれば甲子園の大歓声で勇気づけてやりたかった。8回ウラ大量得点後、桧山の打順で代打という考えもアリだと思うが、それではこの日桧山を使った意味がすっ飛ぶ。あくまでも桧山に対して丁重な岡田監督だった。
おかえり!強いタイガース。エースが試合を作り、四番が決める。それを彩る脇役がきっちり仕事をする。試合の流れが変わったと見るや、それをねじ伏せる中継ぎエースが立ちはだかり、勢いに乗って一気呵成にケリをつける。みんなが待っていたナイス・ゲーム。
ただこの日のエース井川の投球を見ていて、寂しい感覚にとらわれたのも正直な気持ち…。
先日のサンスポのインタビューで、井川が心境を吐露していた。井川は変わろうとしている。「とても打てないストレートがあり、それと同じ投法から変化球が来るのでなお打てない」という、私が大好きだった井川から「脱皮」したいらしい。その気持ちはよくわかる。20勝した一昨年、白星は打線の援護のおかげで、井川の投球自体はその前年より悪かった。昨年はさらに悪くなった。同じやり方ではジリ貧だと考えたのだろう。
井川は下柳を目指しているのかも知れない。下柳もここ数年で目覚ましく投球が変わった投手だ。移籍当初、星野監督は下柳を評して、(コントロールが「だいたい」なので先発向き)というようなことを言っていた。平たく言えば、物凄い剛球もなくなって、制球も甘いので、大事な場面のリリーフには使いづらいという意味だった。
しかし阪神で先発として使われる中で、下柳は制球の良い軟投派として完全に再生した。井川も目の前の壁を打破するために、下柳から少なからぬ影響を受けているように感じる。
しかし周囲が25歳の井川に求めるのは、36歳の下柳的「上手さ」などではなく、3年前の井川の「凄さ」である。このギャップがある限り、井川とその周辺には「きしみ」があり続ける。しかしそれが少しずつ埋まっていって、井川を、現在の下柳と同様な目で見る日が来てしまうのかも知れない。
2勝目をあげて、エースも変わってくるだろうという声もある。「今年の井川」として良くなってくることはあっても、「あの時の井川」のように変わってくることはないのではなかろうか。なんにしても頑固な男だから。