2009.12.02 Wednesday
過去15年間、尾花「投手コーチ」が所属したチーム(監督)と順位、主なその前後の様子を調べてみた。
尾花投手コーチの力と、各球団の浮沈に「相関性がある」と言ってしまっては乱暴にすぎるだろう。順位のすべてを投手コーチが担うワケではないから、監督や選手、タイミングに恵まれたという側面も大いにあったのだろう。しかしながら、立派な成績だ。
キャリアの初期であるマリーンズ、スワローズ時代は、力をふるえる環境にもなかっただろうが、乞われて移籍したホークスで常に優勝争いをする投手スタッフを形成し、退団とともにそれが崩れる。家庭の事情で移ったジャイアンツでは、いきなり前年4.80でセ最下位だったチーム防御率を3.65まで改善、以後は3連覇の原動力となる投手陣を作った。
あらためてあちこち調べて見たところ、熱血&猛烈指導、わかりやすい具体的数値目標、バッテリーとしての配球研究、この3本が指導の柱ということらしい。誰もが考えることではあろうが、結果を残すコーチというのは、そのやりようが徹底的で、周囲を動かす信念があるのだろう。
投手コーチとしてできたことが監督としてできるのか、という疑問はあるにはある。ひょっとしたら自分がものすごく優秀であるがゆえに、部下である投手コーチとの関係に問題が生じないかとか、今までは「専門外」であった攻撃系指導者と、どのような権限分担をするのかとか。しかし、たぶんきっと3年以内にびっくりするくらいの投手陣を作ってくるのではないだろうか。
その状況は楽しみであるが、タイガースにはとにかくうかうかしてくれるなと言いたい。
1995 M 2位(バレンタイン)
1996 M 5位(江尻)
1997 S 1位(野村)
1998 S 4位(野村)
1999 H 1位(王)※前年は3位、その前20年連続Bクラス
2000 H 1位(王)
2001 H 2位(王)
2002 H 2位(王)
2003 H 1位(王)
2004 H 2位(王)
2005 H 2位(王)※翌年より3位以下
2006 G 4位(原)※前年は5位、防御率は1点良くなる
2007 G 1位(原)
2008 G 1位(原)
2009 G 1位(原)
尾花投手コーチの力と、各球団の浮沈に「相関性がある」と言ってしまっては乱暴にすぎるだろう。順位のすべてを投手コーチが担うワケではないから、監督や選手、タイミングに恵まれたという側面も大いにあったのだろう。しかしながら、立派な成績だ。
キャリアの初期であるマリーンズ、スワローズ時代は、力をふるえる環境にもなかっただろうが、乞われて移籍したホークスで常に優勝争いをする投手スタッフを形成し、退団とともにそれが崩れる。家庭の事情で移ったジャイアンツでは、いきなり前年4.80でセ最下位だったチーム防御率を3.65まで改善、以後は3連覇の原動力となる投手陣を作った。
あらためてあちこち調べて見たところ、熱血&猛烈指導、わかりやすい具体的数値目標、バッテリーとしての配球研究、この3本が指導の柱ということらしい。誰もが考えることではあろうが、結果を残すコーチというのは、そのやりようが徹底的で、周囲を動かす信念があるのだろう。
投手コーチとしてできたことが監督としてできるのか、という疑問はあるにはある。ひょっとしたら自分がものすごく優秀であるがゆえに、部下である投手コーチとの関係に問題が生じないかとか、今までは「専門外」であった攻撃系指導者と、どのような権限分担をするのかとか。しかし、たぶんきっと3年以内にびっくりするくらいの投手陣を作ってくるのではないだろうか。
その状況は楽しみであるが、タイガースにはとにかくうかうかしてくれるなと言いたい。