自称阪神タイガース評論家（跡地）

５位指名の藤川も入団の意志を固めて、最終的な「スジ通し」待ちとのこと。待ち遠しいね。

　体力測定では３位指名の外野手甲斐が「一番時計」。タイガース選手平均を上回る身体能力を示したそうだ（サンスポ）。記事中で気に入ったのが、

現在は福岡大での自主トレに加えて、週２度のジム通い。幼いころからサッカーやバスケットなど、多種目でも鍛え上げた肉体にさらに磨きをかけている

という部分。サッカーやバスケをどんなレベルでどんな顔をしながらやっていたのかわからないけれど、種目特有の勘どころ、しんどいところをクリアするような、順応性のある身体能力やスポーツ頭の良さを持っているのでは、そんな期待を勝手にしてしまう。「甲斐はもっと下位でも…」とダジャレのように言われ、３位藤川５位甲斐でもするっと取れただろ…と指摘されていたが、逆に言えば万難を排して取りたかった選手ということなのだろうね。すぐに頭角を表して欲しい。

　一方ドラ１二神は全体に低数値だったという（こちらもサンスポ）。

高校、大学では（ウエートトレを）イマイチ、やってこなかったんです。投げて走って、がメーンでした

ということだが、投手の場合、身体能力数値が球に表れワケではないからね。背筋力がスピードに直結するなんて言われるけれど、必ずしもそれだけじゃない。筋肉の性能よりも、バランス、メンタルという制御系こそが投手の命。だから「大学では通用してもこれじゃプロでは…」なんて考えないで欲しい。どうして大学トップクラスと呼ばれる程になれたのか、今までの練習法のどこが良かったのか、常にこれをスタートにして考えて欲しいと思う。