2010.01.11 Monday
薄っぺらい感じの新書。ほとんど期待感もなく読んでいたのだが、読後の感覚はことのほか良かった。
本の見た目のままに、どーでも良い話もたくさんある。酒とかゴルフとかカラオケとかね。どーでも良いんだけど、思わずフっと笑ってしまう。らしいや…って。
どこかでおしゃべりした内容をそのまま載せちゃった安易な作りを感じさせる部分もたくさんある。話はとりとめもなくあっちゃこっちゃ飛ぶ。子どもの頃の話から、学生時代、選手時代、オリックス移籍後、指導者スタート、阪神での二軍指導者時代、コーチ、監督…。よっさん、ノムさん、星野さん、選手たちとの関係。The Gameでのこと、第1次岡田タイガース最終戦でのこと。どれも知っている話で思っていたとおりの話。でも事実として挙げられるエピソードと、その時岡田が考えていたことがちょっとずつ意外だった。ユニフォームを脱いで、気楽に語ったのだから、おそらくこれが正直な気持ちなんだろうな。
例のちょっと自分を美化し過ぎのところや、頑固で自信過剰のところや、自慢話も目につく。それでもなお、読んだ後、岡田彰布という人をより好ましく思っている。そんなことよりも、どれだけ岡田が阪神タイガースのことを真剣に考え、選手たちのことを真剣に考え、考えに考えていたか、それが伝わってくる。そこまで考えていたと言いきれるから、信念として語れるのだろう。
阪神タイガースに岡田彰布がいた時代への愛情が、じわじわと増してくるような、そんな本だった。
本の見た目のままに、どーでも良い話もたくさんある。酒とかゴルフとかカラオケとかね。どーでも良いんだけど、思わずフっと笑ってしまう。らしいや…って。
どこかでおしゃべりした内容をそのまま載せちゃった安易な作りを感じさせる部分もたくさんある。話はとりとめもなくあっちゃこっちゃ飛ぶ。子どもの頃の話から、学生時代、選手時代、オリックス移籍後、指導者スタート、阪神での二軍指導者時代、コーチ、監督…。よっさん、ノムさん、星野さん、選手たちとの関係。The Gameでのこと、第1次岡田タイガース最終戦でのこと。どれも知っている話で思っていたとおりの話。でも事実として挙げられるエピソードと、その時岡田が考えていたことがちょっとずつ意外だった。ユニフォームを脱いで、気楽に語ったのだから、おそらくこれが正直な気持ちなんだろうな。
例のちょっと自分を美化し過ぎのところや、頑固で自信過剰のところや、自慢話も目につく。それでもなお、読んだ後、岡田彰布という人をより好ましく思っている。そんなことよりも、どれだけ岡田が阪神タイガースのことを真剣に考え、選手たちのことを真剣に考え、考えに考えていたか、それが伝わってくる。そこまで考えていたと言いきれるから、信念として語れるのだろう。
阪神タイガースに岡田彰布がいた時代への愛情が、じわじわと増してくるような、そんな本だった。