2010.02.21 Sunday
録画ミスしてしまって、試合のはじめの方をごそっと見られなかったのだけれど、ハイライトシーンを見る限り先発した小嶋と白仁田はなかなか良い投球をしたみたいだね。他にもたくさん大事なところを見逃しているのだろうけれど、とにもかくにも、二軍の選手たちが懸命に練習して、レベルアップしたという感じは随所に伝わって来た。
実戦での振り分け、見極めとなると、ブルペンやフリー打撃で測定しうる「レベル」とは、明らかに違うものが見えてくる。投手で言えば、セットポジション、クイック投法の巧拙によってイニングのまとめ方が全然違ってくる。反復練習は同じようにやっているのだろうが、結果として「どれだけ勝負に集中できるか」という点で明かな差が出る。練習の時に実戦を意識している者は、実戦では練習を意識しない。ところが練習の時に実戦を意識できていない者は、実戦の場にあっても練習の時との違いに意識が向いてしまい、現在置かれている勝負に集中できない。鶴、ジェン、横山らを見ていて、そんなことを感じた。
打つ方は来る球への反射、反応だから、より技術の確かさが求められるのだろうが、例えば2点タイムリーを打った藤川俊の打撃など、およそ練習中から注意されているバックスイングの遠回りは修正されておらず、遠目の遅い変化球だから対応できたという感があるものの、逆にその球をミスせずにヒットにするところに「実戦向き」と呼ばれる意識の高さを感じる。
とはいえ、守備、走塁、小技、打撃の総合力において、安芸で努力を重ねてきた野原祐、甲斐、高橋勇、田上らより抜けているかと問われれば決してそんなことはない。今挙げた選手たちも実戦においてキラっと光るものをそれぞれに見せており、十分に一軍枠を狙える力を持っていると思った。
途中から慣れないショートに入ったことを差し引いても守備面で捕れず放れずをやらかしまくった上本は出直し。
高橋光、葛城はきっちり仕上げていて一安心。高濱、森田の高卒3年目は戦力になるところまで来ている。
高卒ルーキー捕手原口が使われていたのに驚き。しかも投手への声掛け、飛び出した走者への牽制など、実に周囲が見えているのに二度三度と驚いた。守備力高く、将来が楽しみ。
若竹が良かった。直球の球速がばらついていたが、意識してのものかはわからない。スローカーブで前後に揺さぶり、フォークで上下に崩せる。課題のコントロールに安定感が出ている。小嶋、白仁田、阿部とともに「足切りライン」は軽く越えていた。
実戦での振り分け、見極めとなると、ブルペンやフリー打撃で測定しうる「レベル」とは、明らかに違うものが見えてくる。投手で言えば、セットポジション、クイック投法の巧拙によってイニングのまとめ方が全然違ってくる。反復練習は同じようにやっているのだろうが、結果として「どれだけ勝負に集中できるか」という点で明かな差が出る。練習の時に実戦を意識している者は、実戦では練習を意識しない。ところが練習の時に実戦を意識できていない者は、実戦の場にあっても練習の時との違いに意識が向いてしまい、現在置かれている勝負に集中できない。鶴、ジェン、横山らを見ていて、そんなことを感じた。
打つ方は来る球への反射、反応だから、より技術の確かさが求められるのだろうが、例えば2点タイムリーを打った藤川俊の打撃など、およそ練習中から注意されているバックスイングの遠回りは修正されておらず、遠目の遅い変化球だから対応できたという感があるものの、逆にその球をミスせずにヒットにするところに「実戦向き」と呼ばれる意識の高さを感じる。
とはいえ、守備、走塁、小技、打撃の総合力において、安芸で努力を重ねてきた野原祐、甲斐、高橋勇、田上らより抜けているかと問われれば決してそんなことはない。今挙げた選手たちも実戦においてキラっと光るものをそれぞれに見せており、十分に一軍枠を狙える力を持っていると思った。
途中から慣れないショートに入ったことを差し引いても守備面で捕れず放れずをやらかしまくった上本は出直し。
高橋光、葛城はきっちり仕上げていて一安心。高濱、森田の高卒3年目は戦力になるところまで来ている。
高卒ルーキー捕手原口が使われていたのに驚き。しかも投手への声掛け、飛び出した走者への牽制など、実に周囲が見えているのに二度三度と驚いた。守備力高く、将来が楽しみ。
若竹が良かった。直球の球速がばらついていたが、意識してのものかはわからない。スローカーブで前後に揺さぶり、フォークで上下に崩せる。課題のコントロールに安定感が出ている。小嶋、白仁田、阿部とともに「足切りライン」は軽く越えていた。