自称阪神タイガース評論家（跡地）

スタンリッジ中継ぎで１回３者凡退、本日連投テストで中継ぎスタンバイ。一軍の藤川俊、大和も元気に親子ゲーム出場。浅井がＨＲ。彼は下に落とされると毎回すぐに結果を出して格の違いを見せる。

阪神−広島４回戦（阪神３勝１敗、１８時、甲子園、３８２４２人）
広　島　０００　０００　１０１―２
阪　神　００１　０００　０００―１
【広島】○前田健（３勝１敗） Ｓシュルツ（５セーブ）
【阪神】●久保（２勝２敗）
[本塁打]小窪１号（広）

　マエケン、久保ともに好投の投手戦。引き締まった良い試合だった。完全に調子が上がって来た久保は、スピードあり変化球キレあり制球良し。巡り合わせで結果完投負けとなってしまったが、先発投手としての役割は十分以上に果たした。だから一瞬の暗転からあっという間に敗戦が決まってしまったのが本当に残念。
　７回に追いつかれたものの逆転は許さず、８回表からレフトに入った藤川俊が末永の頭上を襲う大きなライナーを反応良く背走してジャンピングキャッチ。どっちに動くかわかりにくい速い打球だったが上手く裁いた。これで良いムードがやってきて、８回ウラは先頭マートンが粘りの四球、平野への代打、待ってました金本が移籍初代打でのヒットで無死一二塁（代走大和）。鳥谷はバントの構えからバットを引いて二ゴロ進塁打で一死二三塁。もっとも一死二三塁の形を作れる可能性が高い良い戦術選択だったと思う。でもラッキーヒットも出るようになって、バッティング急上昇中の鳥谷に「ゲッツーでかわまんから、なんも考えずに思いっきり打て」で行って欲しかったのが私の考え。結果新井敬遠で一死満塁、城島ブラゼル連続三振でマエケンの勝ち。

　久保続投頑張れ。でも今度はピンチを凌いだカープが意気上がる番。ところがところが中東のヒット性を久保が好フィールディングで投ゴロにして一死、さらにはこの日３安打の廣瀬の左中間前方への「ヒット」を藤川俊が頭から突っ込んでダイビングキャッチ！これにはスタンドも大興奮。好守連発で完全に勢いを引き戻した。…と思うよね、普通。
　続く小窪もぽんぽんと簡単に追い込んで、決めに行くところサインが合わない。二度首を振って投げたフォークはちょっと低くてワンバウンド。その後もしきりに誘ったが粘られてフルカウント。なかばエイヤと投げたラストボールは外角に切れたけれど、これをふんわりと合わせられた…甲子園のとりわけ狭いポール際レフトスタンド前の方に打球が落ち、何かこう納得いかぬまま逆転されてしまった。打球の質は違えども、うーんこれは中村豊的一発…。

　９回ウラ、活躍した藤川俊をそのまま打席に送るも遊ゴロ、最後の反撃もなくゲームセット。あのまま小窪をすんなりと三振に仕留めていたら、藤川俊の打席内容も変わっていて、ヒーローインタビューに立っていたかもなあ…意味のない妄想に軽く身を委ね、しかる後にスイッチオフ。