2012.04.11 Wednesday
小雨の中で始まり、さらに悪くなっていくという予報の元で決行された試合。最近元気のなかった鳥谷、新井、ブラゼルがそれぞれ2安打、マルチ打点を記録するなど、先発大竹以下カープ投手陣を打ち崩し大量10得点。投げてはメッセンジャーが7回2失点と手堅くまとめて余裕の大勝だった。
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しかし二回無死二塁で送りバントを試みようとした藤井彰が顔面に死球を受け、救急車で運ばれるという残念な出来事があって、バンザーイって感じにはなれない…という日だった。11日朝の時点で、藤井は意識しっかり、目は見えていて、自力歩行した、精密検査を受けるという情報。戦力的にどうとか、今後の阪神にとってどうとか、そんなのは後で何とかするしかないこと、今はただ藤井の怪我の程度が大したことないようにと願うばかりだ。
どんな悪天候の中でも、試合をやるということになったら集中してやるだけ。それがプロというものだけど、雨天下の強行開催はただテレビで見ているだけでもあんまり好きじゃないな。チケット持っていて屋根のないスタンドで観戦するのはもちろんもっと辛い。
それにどうしてもやることが粗っぽくなってしまう。プロだから弁護することもないけど、そりゃ手も滑るし、足下にも不安を感じるし、いつ試合が中断、終了するかわからないという焦りも感じる。どうしたってこういう事故が起きやすくなる。藤井は本当に気の毒だし、そりゃ大竹に責任があるのだろうけれども、大竹だって気の毒だと思う。
そんな中、タイガースはプロとしてしっかり厳しく仕事をした。これは本当に褒めていい。「雨か、イヤだな」と思ったら負け、集中力を切らすことなく最後までよくやった。
この日全15安打の1本目、平野のヒットがすべて。貧打病の呪縛を解くし、難しい膝元のスライダーを一二塁間にクリーンヒットしたことで、投手の自信をなくした。平野は1番打者として足りない部分も多いけれど、「投手を崩す1番」というニュータイプだ。
柴田大活躍。コンスタントに存在感を見せる大和への対抗心をしっかり見せた。初回すんなりバント成功の後、右に左に3安打猛打賞。守っても走力を活かした守備範囲の広さを見せた。波はあるが、大和にはない爆発力がある。
鳥谷は終盤ダメ押しの2ランが出た。江草の真っ直ぐにタイミングピッタリ。雨粒モノともせずに低い弾道でライトスタンドまで届いた。3回にもいい感じのタイムリーを打ってこの日2安打3打点(例によって2四球も)。もう普通の鳥谷になっていきそう。
新井も二度の得点機でいずれも右方向へヒット。6回の右越2点タイムリー二塁打は、内の球を意識的に押っつけ、押し込み、パワーで運んだ。これをやられると相手投手はビビるね。急に攻めにくい打者になる。2四球も集中力が感じられた。
ブラゼル初回一死満塁での先制2点タイムリーはムリをしないコンパクトなミートで右中間に低い打球で打ち返した。3回もいい当たりで右前。いい集中だった。
金本も上昇。2回先頭打者で左越の二塁打。前を長く大きく取れる今年のスイングだから出た打球。3回は高めの直球を上からかぶせるように払ってライト前にクリーンヒット。この回大量点の1点目となるタイムリー。続く小宮山、メッセンジャーに迷わず思い切り振らせる効果あり、二人とも今季初安打で3連続タイムリーを呼び込んだ。
大量リードをもらって、早く試合を進めたいという焦りが4回ウラに少しだけ出て乱れたものの、メッセンジャーは落ち着いた投球ができた。前回はどの球もどうしようもなかったが、カーブもフォークもスライダーもきっちり使えた。これでようやく開幕だ。
渡辺と福原が「誰かがやらなきゃいけない仕事」を、きっちりやりきって完勝。みんなおつとめご苦労さまでした。
小宮山主戦、二軍から捕手を上げて戦うことになる。藤井への心配な気持ちをチームの団結力に変えて、これからもしっかり仕事をしていくしかないよね。この日のように、プロの仕事としてね。
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どんな悪天候の中でも、試合をやるということになったら集中してやるだけ。それがプロというものだけど、雨天下の強行開催はただテレビで見ているだけでもあんまり好きじゃないな。チケット持っていて屋根のないスタンドで観戦するのはもちろんもっと辛い。
それにどうしてもやることが粗っぽくなってしまう。プロだから弁護することもないけど、そりゃ手も滑るし、足下にも不安を感じるし、いつ試合が中断、終了するかわからないという焦りも感じる。どうしたってこういう事故が起きやすくなる。藤井は本当に気の毒だし、そりゃ大竹に責任があるのだろうけれども、大竹だって気の毒だと思う。
そんな中、タイガースはプロとしてしっかり厳しく仕事をした。これは本当に褒めていい。「雨か、イヤだな」と思ったら負け、集中力を切らすことなく最後までよくやった。
この日全15安打の1本目、平野のヒットがすべて。貧打病の呪縛を解くし、難しい膝元のスライダーを一二塁間にクリーンヒットしたことで、投手の自信をなくした。平野は1番打者として足りない部分も多いけれど、「投手を崩す1番」というニュータイプだ。
柴田大活躍。コンスタントに存在感を見せる大和への対抗心をしっかり見せた。初回すんなりバント成功の後、右に左に3安打猛打賞。守っても走力を活かした守備範囲の広さを見せた。波はあるが、大和にはない爆発力がある。
鳥谷は終盤ダメ押しの2ランが出た。江草の真っ直ぐにタイミングピッタリ。雨粒モノともせずに低い弾道でライトスタンドまで届いた。3回にもいい感じのタイムリーを打ってこの日2安打3打点(例によって2四球も)。もう普通の鳥谷になっていきそう。
新井も二度の得点機でいずれも右方向へヒット。6回の右越2点タイムリー二塁打は、内の球を意識的に押っつけ、押し込み、パワーで運んだ。これをやられると相手投手はビビるね。急に攻めにくい打者になる。2四球も集中力が感じられた。
ブラゼル初回一死満塁での先制2点タイムリーはムリをしないコンパクトなミートで右中間に低い打球で打ち返した。3回もいい当たりで右前。いい集中だった。
金本も上昇。2回先頭打者で左越の二塁打。前を長く大きく取れる今年のスイングだから出た打球。3回は高めの直球を上からかぶせるように払ってライト前にクリーンヒット。この回大量点の1点目となるタイムリー。続く小宮山、メッセンジャーに迷わず思い切り振らせる効果あり、二人とも今季初安打で3連続タイムリーを呼び込んだ。
大量リードをもらって、早く試合を進めたいという焦りが4回ウラに少しだけ出て乱れたものの、メッセンジャーは落ち着いた投球ができた。前回はどの球もどうしようもなかったが、カーブもフォークもスライダーもきっちり使えた。これでようやく開幕だ。
渡辺と福原が「誰かがやらなきゃいけない仕事」を、きっちりやりきって完勝。みんなおつとめご苦労さまでした。
小宮山主戦、二軍から捕手を上げて戦うことになる。藤井への心配な気持ちをチームの団結力に変えて、これからもしっかり仕事をしていくしかないよね。この日のように、プロの仕事としてね。
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