2012.05.13 Sunday
====================
週間MVP投票受付中!
====================
====================
虎バカパーティー5/25(金)
====================
ベイスターズ三浦に8回までノーヒット、9回先頭桧山がライト線フェンス直撃のヒットで大記録は阻止。平野にも繋ぎのヒットが出て、マートンの投ゴロ併殺崩れの間になんとか完封も阻止。それだけで良しとしなきゃいけないという試合だった。
人気blogランキング >>
週間MVP投票受付中!
====================
====================
虎バカパーティー5/25(金)
====================
ベイスターズ三浦に8回までノーヒット、9回先頭桧山がライト線フェンス直撃のヒットで大記録は阻止。平野にも繋ぎのヒットが出て、マートンの投ゴロ併殺崩れの間になんとか完封も阻止。それだけで良しとしなきゃいけないという試合だった。
人気blogランキング >>
桧山の打席は本当に見事。別に体のどこかが悪いわけじゃなし、「代打の神様」専門というのが本当なのかどうかを確かめる必要があるんじゃないのか。40を遙かに超えて、「悠久の若虎」が「世界の鉄人」から4番を奪還するというストーリーもいいよね(笑)。
初回2四球に始まったように、完璧なコントロールでやられたという感じではない。まともなスイングをさせてもらえないというほどでもなく、タイガースの各打者は三浦に対してある程度しっかり振っていた。初回のマートン三ゴロ、新井の投ゴロもタイムリーヒットと紙一重。4回新井の二直もヒット性。6回岩田の遊ゴロも投手三浦の足をかすめてコースが変わりイージーゴロになったが打球はセンター前コースだった。8回代打林の右直も素晴らしい当たりだったが正面。
岩田はこの日も好投。ただし「安定した投球」という感じではなく、抜けも引っかかりもありながら、体と球のキレの良さで勝負ができていた。持ち前の動くボールの威力もあったようで、内野ゴロの山を築けた。いい投球だった。
6回表まで0−0。本来打線にその責任を負わせるのが正しいことはわかっているが、無援護と言えばお互い無援護。あえて両投手のどこに違いがあったのかを問っていきたい。
三浦は、初回に四球で走者をためはしたが、その内面ではしっかりとした方針を感じた。まず、自分のスタミナには自信がある。だから球数を少なくしようなどと考える必要はない。次にストライクゾーンが狭くて堅い秋村球審だからジャッジの幸運を期待せずに、辛い判定にもめげずに、それでも厳しくコーナーを攻め続けよう…そんな感じ。惜しいところをボールと言われ続けても、丁寧に丹念に甘くならないことを肝に銘じて投げ続けていた。「番長」なんていう言葉とは対極の、控えめ、謙虚、無欲な投球だった。
岩田の方は持ち球の軌道で勝負する投手。したがって打者の残像を利用したコンビネーションによって、打ちにくさが増すタイプだ。だから失点した6回先頭サラサーへの配球が悔やまれる。
右のサラサーに対し、初球は高めから大きく曲げ落とすスライダーで1ストライク。2球目はストライクからどんどん外に逃げていくボール球のチェンジアップを空振りさせて2ストライク。この空振りは直球のタイミングで前につんのめって、しかも届かない外側にムリムリ腕を伸ばすような本当に形の悪い空振りだった。勝負球はこれでいけると誰もが思う空振り。しかし3球目、バッテリーが同じ球を続けて投げると、サラサーはこれに対応し、およぎながらもセンター前に落とした。確実に打ち取れる方法がわかって、それをさらに確実にさせる手順を踏まずに、ウィニングショットを続けて打たれてしまった所に傲慢さを感じた。どうあっても抑えたい先頭打者、抑え方が見つかった先頭打者なのだ。
たった1球の判断ミスではあるが、三浦がずーっと続けていた謙虚さの対局にある選択だったことを考えれば、岩田・藤井のバッテリーとして決して軽く扱えるようなものではないと思うのだ。
この後、3番筒香が送りバント成功で一死二塁。ラミレス中飛で二死二塁。ここで前の打席で岩田のコンビネーションにまんまと引っかかり併殺打の中村紀を敬遠し、コンパクトなおっつけスイングでセンター前ヒットを打ち、三振地獄から一息ついた吉村との勝負を選択。結果的に初球を右中間オーバー、敬遠した走者まで生還を許す。この辺りはベンチワークを含め冴えていなかった。守る側に冷静さがあれば、「あと1本」は意外と出ない。それは日々得点不足の自分たちが痛感していること。空いているベース、投げられるボール球をどうやって使って、誰からアウトを取るのが高確率か。もっともっと緻密に1アウトを取りに行って欲しいのに、いかにも安易なプランで、粘りなく失点してしまった。それが残念だった。
人気blogランキング >>
初回2四球に始まったように、完璧なコントロールでやられたという感じではない。まともなスイングをさせてもらえないというほどでもなく、タイガースの各打者は三浦に対してある程度しっかり振っていた。初回のマートン三ゴロ、新井の投ゴロもタイムリーヒットと紙一重。4回新井の二直もヒット性。6回岩田の遊ゴロも投手三浦の足をかすめてコースが変わりイージーゴロになったが打球はセンター前コースだった。8回代打林の右直も素晴らしい当たりだったが正面。
岩田はこの日も好投。ただし「安定した投球」という感じではなく、抜けも引っかかりもありながら、体と球のキレの良さで勝負ができていた。持ち前の動くボールの威力もあったようで、内野ゴロの山を築けた。いい投球だった。
6回表まで0−0。本来打線にその責任を負わせるのが正しいことはわかっているが、無援護と言えばお互い無援護。あえて両投手のどこに違いがあったのかを問っていきたい。
三浦は、初回に四球で走者をためはしたが、その内面ではしっかりとした方針を感じた。まず、自分のスタミナには自信がある。だから球数を少なくしようなどと考える必要はない。次にストライクゾーンが狭くて堅い秋村球審だからジャッジの幸運を期待せずに、辛い判定にもめげずに、それでも厳しくコーナーを攻め続けよう…そんな感じ。惜しいところをボールと言われ続けても、丁寧に丹念に甘くならないことを肝に銘じて投げ続けていた。「番長」なんていう言葉とは対極の、控えめ、謙虚、無欲な投球だった。
岩田の方は持ち球の軌道で勝負する投手。したがって打者の残像を利用したコンビネーションによって、打ちにくさが増すタイプだ。だから失点した6回先頭サラサーへの配球が悔やまれる。
右のサラサーに対し、初球は高めから大きく曲げ落とすスライダーで1ストライク。2球目はストライクからどんどん外に逃げていくボール球のチェンジアップを空振りさせて2ストライク。この空振りは直球のタイミングで前につんのめって、しかも届かない外側にムリムリ腕を伸ばすような本当に形の悪い空振りだった。勝負球はこれでいけると誰もが思う空振り。しかし3球目、バッテリーが同じ球を続けて投げると、サラサーはこれに対応し、およぎながらもセンター前に落とした。確実に打ち取れる方法がわかって、それをさらに確実にさせる手順を踏まずに、ウィニングショットを続けて打たれてしまった所に傲慢さを感じた。どうあっても抑えたい先頭打者、抑え方が見つかった先頭打者なのだ。
たった1球の判断ミスではあるが、三浦がずーっと続けていた謙虚さの対局にある選択だったことを考えれば、岩田・藤井のバッテリーとして決して軽く扱えるようなものではないと思うのだ。
この後、3番筒香が送りバント成功で一死二塁。ラミレス中飛で二死二塁。ここで前の打席で岩田のコンビネーションにまんまと引っかかり併殺打の中村紀を敬遠し、コンパクトなおっつけスイングでセンター前ヒットを打ち、三振地獄から一息ついた吉村との勝負を選択。結果的に初球を右中間オーバー、敬遠した走者まで生還を許す。この辺りはベンチワークを含め冴えていなかった。守る側に冷静さがあれば、「あと1本」は意外と出ない。それは日々得点不足の自分たちが痛感していること。空いているベース、投げられるボール球をどうやって使って、誰からアウトを取るのが高確率か。もっともっと緻密に1アウトを取りに行って欲しいのに、いかにも安易なプランで、粘りなく失点してしまった。それが残念だった。
人気blogランキング >>