2012.06.15 Friday
13安打、四球も4つもらいながらも1点ずつの4点止まりで残塁14。大拙攻は何も変わっていないようで、タイガース内部では何か大きな蠢きがあって、一進一退のせめぎ合いをしているかのように感じた。
何も変わらない、誰にも変えられない、しょうがない…それでいいのかよ、それじゃダメだろ?だってどうしろっていうんだよ、やってみたらいいじゃないか、余計悪くなるだけ考えればわかるだろ、考えてるからダメなんだやってみりゃいいじゃないか、ホレ何も起きないじゃないか、ここを少し我慢しないでどうするんだよ、やっぱり普通に淡々とやっていくしかないんだよ、あれ?、おっ?(←タイガースいまここ)。
中村が好守の際に肩を痛めて下がったこと、L先発西口がピリッとしなかったこと、ライオンズの攻撃が雑だったこと、中継ぎ投手の質が低いこともむろんある。あるけれども、じわりじわりとタイガースが地殻変動を起こした。
序盤で3点を失い今日もまた…と白い空気に覆われそうな試合。4回先頭四球の金本がバッテリーエラーで二進するも新井は三振、ブラゼルのヒットで金本は帰れず一死一三塁。打順は「元気期待」の7番良太。この下位で無得点なら、新井の三振や、そこそこのワンヒットで帰って来られない鈍重打線をまた嘆きたくなるところ。良太はポテンながらタイムリーを放つ。
いつもと同じという展開から、たまたまだろうがなんだろうがいつもと違う1点をもたらしたことが大きい。
それでも後は続かない。続かないどころか5回は一死満塁で新井、ブラゼルが凡退し無得点。おなじみ「知ってた」という光景が繰り広げられる。
だが6回は、さっきの良太のタイムリーの後、続くことができなかった柴田、今成が連打でチャンスメークする。この日安藤(骨に異常なし良かった)に代わって登録即1番スタメン起用された野原祐は追い込まれて苦し紛れの投ゴロ、全力疾走でなんとか併殺は阻止した。と、いうような平凡な感じには進行しなかった。野原は一塁にヘッドスライディングをしたのだ。この好機でゲッツーを食らうわけにはいかない、なんとかしたいという思いが自然とそうさせたのがじんわり伝わってくる。正面からどんな必死な顔をしていたのか見てみたかった。
野原の思いは、平野に伝わったのだろう。一塁ヘッドスライディングに込める思いを平野がわからぬはずがない。二死一三塁、投手代わって左の松永。コンパクトスイングで左前に返した。1点差に迫るタイムリーで野原祐の必死さを繋ぐ。しかし続いた好機で金本は決められない。ちぐはぐ。良かった人が悪かったり、悪かった人が良かったり…闇のタイガースと、光のタイガースの攻防が続く。
7回投手はマイケル。ここまでいいところなしの新井兄が先頭で左越二塁打。打撃上昇中のブラゼルだが好機で三振、続く新井良太が投手足下を抜く中前で兄が必死のランニングで生還。同点。中間走のスピード、ローリングスライディング(とくに必要なし)いい走塁だった。
良太への代走大和、初球二盗成功で勢いに乗る。しかし柴田、今成は続けない。そう簡単にいかない。
同点の9回、投手ウィリアムスから金本ヒット、代走田上。新井兄が三遊間ヒットで続く。ブラゼル中飛で一死一三塁、打者は代走から出場の大和。相手バッテリーとすればイヤだと思う。大して打てない、非力なのはわかっているが、ボテボテゴロでも点は入るし、スクイズだってあり得る。先に3ボールにしてからフルカウントにした相手バッテリーの攻めは戦術なのか、そうでもないように見えた。
フルカウントからタイガースベンチが出した策は、三走スタート、大和は絶対にゴロ打ちという「ヒットエンドラン」。田上がそうコメントしちゃっている(言わないんだよ、そういうのは)。スリーバントアウトがないだけで、スクイズと変わらないギャンブルプレーだ。大和の打球は地上スレスレ投ライナー、最悪の併殺プレーになりかけていたが、その打球がウィリアムスのグラブを弾きコロコロと転がってくれたのはやはり大和の気合い、和田監督の気合いだろう。早すぎたという田上のスタートも、投ゴロでもセーフになるような、あるいはワンバウンド空振り三振でも本盗成功になりそうなものだった。
救援陣が支えた試合。筒井、榎田、福原の無安打、無四球リリーフ素晴らしかった。
急遽登板回避した球児が大したことないのを願う。福原堂々の1点差締めナイスピッチング。変化の胎動もすべて堅いリリーフ陣あってのことだ。
ベテラン選手もそれぞれ働き、支えた。でも白い空気を変えたのは、若手たちの不器用な熱さだ。固定観念を振り払うには、さらに腹をくくっていかないとね。
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何も変わらない、誰にも変えられない、しょうがない…それでいいのかよ、それじゃダメだろ?だってどうしろっていうんだよ、やってみたらいいじゃないか、余計悪くなるだけ考えればわかるだろ、考えてるからダメなんだやってみりゃいいじゃないか、ホレ何も起きないじゃないか、ここを少し我慢しないでどうするんだよ、やっぱり普通に淡々とやっていくしかないんだよ、あれ?、おっ?(←タイガースいまここ)。
中村が好守の際に肩を痛めて下がったこと、L先発西口がピリッとしなかったこと、ライオンズの攻撃が雑だったこと、中継ぎ投手の質が低いこともむろんある。あるけれども、じわりじわりとタイガースが地殻変動を起こした。
序盤で3点を失い今日もまた…と白い空気に覆われそうな試合。4回先頭四球の金本がバッテリーエラーで二進するも新井は三振、ブラゼルのヒットで金本は帰れず一死一三塁。打順は「元気期待」の7番良太。この下位で無得点なら、新井の三振や、そこそこのワンヒットで帰って来られない鈍重打線をまた嘆きたくなるところ。良太はポテンながらタイムリーを放つ。
いつもと同じという展開から、たまたまだろうがなんだろうがいつもと違う1点をもたらしたことが大きい。
それでも後は続かない。続かないどころか5回は一死満塁で新井、ブラゼルが凡退し無得点。おなじみ「知ってた」という光景が繰り広げられる。
だが6回は、さっきの良太のタイムリーの後、続くことができなかった柴田、今成が連打でチャンスメークする。この日安藤(骨に異常なし良かった)に代わって登録即1番スタメン起用された野原祐は追い込まれて苦し紛れの投ゴロ、全力疾走でなんとか併殺は阻止した。と、いうような平凡な感じには進行しなかった。野原は一塁にヘッドスライディングをしたのだ。この好機でゲッツーを食らうわけにはいかない、なんとかしたいという思いが自然とそうさせたのがじんわり伝わってくる。正面からどんな必死な顔をしていたのか見てみたかった。
野原の思いは、平野に伝わったのだろう。一塁ヘッドスライディングに込める思いを平野がわからぬはずがない。二死一三塁、投手代わって左の松永。コンパクトスイングで左前に返した。1点差に迫るタイムリーで野原祐の必死さを繋ぐ。しかし続いた好機で金本は決められない。ちぐはぐ。良かった人が悪かったり、悪かった人が良かったり…闇のタイガースと、光のタイガースの攻防が続く。
7回投手はマイケル。ここまでいいところなしの新井兄が先頭で左越二塁打。打撃上昇中のブラゼルだが好機で三振、続く新井良太が投手足下を抜く中前で兄が必死のランニングで生還。同点。中間走のスピード、ローリングスライディング(とくに必要なし)いい走塁だった。
良太への代走大和、初球二盗成功で勢いに乗る。しかし柴田、今成は続けない。そう簡単にいかない。
同点の9回、投手ウィリアムスから金本ヒット、代走田上。新井兄が三遊間ヒットで続く。ブラゼル中飛で一死一三塁、打者は代走から出場の大和。相手バッテリーとすればイヤだと思う。大して打てない、非力なのはわかっているが、ボテボテゴロでも点は入るし、スクイズだってあり得る。先に3ボールにしてからフルカウントにした相手バッテリーの攻めは戦術なのか、そうでもないように見えた。
フルカウントからタイガースベンチが出した策は、三走スタート、大和は絶対にゴロ打ちという「ヒットエンドラン」。田上がそうコメントしちゃっている(言わないんだよ、そういうのは)。スリーバントアウトがないだけで、スクイズと変わらないギャンブルプレーだ。大和の打球は地上スレスレ投ライナー、最悪の併殺プレーになりかけていたが、その打球がウィリアムスのグラブを弾きコロコロと転がってくれたのはやはり大和の気合い、和田監督の気合いだろう。早すぎたという田上のスタートも、投ゴロでもセーフになるような、あるいはワンバウンド空振り三振でも本盗成功になりそうなものだった。
救援陣が支えた試合。筒井、榎田、福原の無安打、無四球リリーフ素晴らしかった。
急遽登板回避した球児が大したことないのを願う。福原堂々の1点差締めナイスピッチング。変化の胎動もすべて堅いリリーフ陣あってのことだ。
ベテラン選手もそれぞれ働き、支えた。でも白い空気を変えたのは、若手たちの不器用な熱さだ。固定観念を振り払うには、さらに腹をくくっていかないとね。
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