2012.06.14 Thursday
1回9回に鳥谷と新井良がセンター前ヒット、その2本以外何もなく2回から8回までは三者凡退、石井一の前に二塁も踏めず零封。守っても先発安藤が中村、秋山に連続ホームランを打たれ、さらに右足スネに打球をぶつけられて安藤はKO。痛い敗戦になった。
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またもやひどい試合だったけど、観戦マナーは別問題。プレーしている選手を狙ってモノを投げつけるような輩は、野球を見に来る資格なし。球場は探し出したのか?あんなのはアメリカ並みに出入り禁止処分にすべきだと思う。
さて、気になったシーンは3つ。まずは4回ウラ、先頭3番中島が二度目の打席に向かうライオンズはベンチ前で円陣を組んだ。二巡目の頭ですでにチームとして手を打つ。6月に入ってからの平均得点が5点、最少でも3点取っているチームは動きが機敏だ。
指示を聞いていないだろう中島は初球の真っ直ぐを振り切ったが中飛。続く中村は、低めの直球を二つ見送ってカウント1−1、真ん中高めから外へ曲げたカーブを左中間スタンド奥深くまで運ばれた。
続く秋山へは初球膝元低めストライクからボールになる速めのタテスラをいとも簡単に見切り、2球目同じ球が少しだけ高くストライクからストライクになったところを低いライナーでライトポールに一直線、連続HRされた。
次のヘルマンの初球、外角のスライダー、ベルトの高さをピッチャー返しされて負傷退場。
怖い球がない安藤なので、低めの境界線と外の境界線を出し入れする配球と制球が生命線。おそらくライオンズ打撃コーチからの指示は、「スライダーが少し高く入ってくる球があるから、それを一発で仕留めろ。低めは全部捨てろ」だったと思う。相手に考えさせるだけという陽動作戦もあるから慎重さは必要なものの、円陣でどんな指示があるだろうかと予測して、先手を打って対応するのも大事なこと。この日はそれができたであろうに、まんまと狙い的中されてしまった。
一方タイガース片岡コーチが集合をかけたのは6回表の前、8番小宮山からの打順、2巡目が終わって3巡目に入っていくタイミングだった。その後の打者の対応を見て、どんな指示だったのか。特に目立った傾向が出ているわけでもないので、よくわからない。
球種で絞れ、コースで絞れ、球数投げさせろ、ファーストストライクを狙え、セーフティーバントで揺さぶれ…そのようなわかりやすい指示は出てなかったと思われる。対応が遅いし、実効性もなかったと言うしかない。石井は確かに良かった。「阪神は弱い」という若かりし頃の刷り込みも生きていたのだろう。しかしまるで阪神打線が楽に投げさせてやるのに協力してやっていたかのような「まるで無策」だった。これが2つめ。
もう一つは安藤に打撃が直撃した時。まず「薄情な感じ」がしたな。トレーナーはもちろんすっ飛んでいったが他の人たちの様子がね。もちろん中継映像だけだから正確でないかもしれないが、心配そうにマウンドに駆け寄って来ているのは捕手小宮山とサード新井だけ。連続ホームランを含む3連打ということで、シラっとした空気が流れていたのかも知れないが、目の前でもんどり打って倒れている投手がいる状況としては寂しい。
ベンチでは安藤が転倒して藪コーチが歩いて出て行った瞬間から、和田監督、有田ヘッドがベンチ入りメンバーが書かれた白板を見ながら右往左往、吉田バッテリーコーチが慌てた様子でブルペンに電話している。もしアクシデントがあったら…その日の投手のことだけでなく、コーチ陣の役割分担も含め、アクシデントへの備えができていないことが手に取るようにわかった。もしアクシデントが発生した時の投手が決まっていて、その確認の担当が明確なら、監督と藪コーチは安藤のところにすっとんで行くべきだろう。「大丈夫か?」と聞いたところでどうなるもんでもないが、それが「熱い心」ってもんだろう。
緊急登板となった加藤以下、それぞれ1回とちょっとずつをゼロに抑えた渡辺、筒井はナイスピッチング。最後まで一応試合になったのはこの投手たちのおかげ。
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さて、気になったシーンは3つ。まずは4回ウラ、先頭3番中島が二度目の打席に向かうライオンズはベンチ前で円陣を組んだ。二巡目の頭ですでにチームとして手を打つ。6月に入ってからの平均得点が5点、最少でも3点取っているチームは動きが機敏だ。
指示を聞いていないだろう中島は初球の真っ直ぐを振り切ったが中飛。続く中村は、低めの直球を二つ見送ってカウント1−1、真ん中高めから外へ曲げたカーブを左中間スタンド奥深くまで運ばれた。
続く秋山へは初球膝元低めストライクからボールになる速めのタテスラをいとも簡単に見切り、2球目同じ球が少しだけ高くストライクからストライクになったところを低いライナーでライトポールに一直線、連続HRされた。
次のヘルマンの初球、外角のスライダー、ベルトの高さをピッチャー返しされて負傷退場。
怖い球がない安藤なので、低めの境界線と外の境界線を出し入れする配球と制球が生命線。おそらくライオンズ打撃コーチからの指示は、「スライダーが少し高く入ってくる球があるから、それを一発で仕留めろ。低めは全部捨てろ」だったと思う。相手に考えさせるだけという陽動作戦もあるから慎重さは必要なものの、円陣でどんな指示があるだろうかと予測して、先手を打って対応するのも大事なこと。この日はそれができたであろうに、まんまと狙い的中されてしまった。
一方タイガース片岡コーチが集合をかけたのは6回表の前、8番小宮山からの打順、2巡目が終わって3巡目に入っていくタイミングだった。その後の打者の対応を見て、どんな指示だったのか。特に目立った傾向が出ているわけでもないので、よくわからない。
球種で絞れ、コースで絞れ、球数投げさせろ、ファーストストライクを狙え、セーフティーバントで揺さぶれ…そのようなわかりやすい指示は出てなかったと思われる。対応が遅いし、実効性もなかったと言うしかない。石井は確かに良かった。「阪神は弱い」という若かりし頃の刷り込みも生きていたのだろう。しかしまるで阪神打線が楽に投げさせてやるのに協力してやっていたかのような「まるで無策」だった。これが2つめ。
もう一つは安藤に打撃が直撃した時。まず「薄情な感じ」がしたな。トレーナーはもちろんすっ飛んでいったが他の人たちの様子がね。もちろん中継映像だけだから正確でないかもしれないが、心配そうにマウンドに駆け寄って来ているのは捕手小宮山とサード新井だけ。連続ホームランを含む3連打ということで、シラっとした空気が流れていたのかも知れないが、目の前でもんどり打って倒れている投手がいる状況としては寂しい。
ベンチでは安藤が転倒して藪コーチが歩いて出て行った瞬間から、和田監督、有田ヘッドがベンチ入りメンバーが書かれた白板を見ながら右往左往、吉田バッテリーコーチが慌てた様子でブルペンに電話している。もしアクシデントがあったら…その日の投手のことだけでなく、コーチ陣の役割分担も含め、アクシデントへの備えができていないことが手に取るようにわかった。もしアクシデントが発生した時の投手が決まっていて、その確認の担当が明確なら、監督と藪コーチは安藤のところにすっとんで行くべきだろう。「大丈夫か?」と聞いたところでどうなるもんでもないが、それが「熱い心」ってもんだろう。
緊急登板となった加藤以下、それぞれ1回とちょっとずつをゼロに抑えた渡辺、筒井はナイスピッチング。最後まで一応試合になったのはこの投手たちのおかげ。
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