自称阪神タイガース評論家（跡地）

　予告先発は、ベイスターズ高崎、タイガースがメッセンジャー。開幕投手だった高崎がまるで何事もなかったかのように「二度目の開幕」マウンドに立つようだが、これが抹消明けの登板だ。ヒジに違和感ありということだったが、思ったより早く戻ってきた。ここまでまったく期待に応えられない投球が続いていたが、立て直して来たのかどうか。

　「何事もなかったかのよう」にかけては阪神タイガースの方が一枚も二枚も上手で、今朝の報道などを見ると、６連戦が続くローテーションは、交流戦の４本柱（メッセンジャー、スタンリッジ、能見、岩田）に、安藤、久保を戻しておしまいっぽい。それが首脳陣が見極めた「現時点での力」という判断なら、これはもう何の文句もない。ブレがないといえばそのとおりなので、後は選ばれた者が結果を出すだけだ。

　というのはタテマエで、ホンネは秋山使えや！だ。直近の二軍戦では０−３で負けたのだけど、失点はエラー絡みだったり、不運なあたりだったりで、低めにどーんと重そうな直球を投げ込んでいた。まだまだ荒削りだが、他球団の高卒ルーキーに負けない、魅力的な投球だった。個人的にはこのタイミングから絶対にローテに入れてくるものだと決めつけていたので、非常にガッカリした。

　一巡目だけ７人で回したっていいじゃないか。「ダメだったやつ一人抜け。一発勝負」で一回りさせてみたら面白い。まだまだ先は長いんだからね。
　「ブレない」もいいけど、いいタイミングで「一回だけチャンスやる。その代わり一回だけだぞ」すらかなわないのは寂しい。

　明日明後日はそんなに簡単じゃないと予想されるので、今日は和田監督の期待通り、景気よく打たなきゃいけない試合だ。

　先は長いのだけど、ここ２週間くらいで、私の心と和田タイガースの関係性の趨勢が決まりそうな予感。他の人の心は知らないが、私はもうすでにかなり冷たーい目で見ている。熱いところを見せてもらわないと、夏なのに寒いよ。勝ち負けだけじゃなくね。