自称阪神タイガース評論家（跡地）

　中日ドラゴンズと久々の対戦。４月半ば甲子園は初戦能見で勝ったがあと２つ落として負け越し。５月頭のナゴドでは、先発久保、スタンリッジの頑張りはあったものの打線が機能せず、また球児の救援失敗もあったりして勝てず、１分２敗。ここまで６試合は１勝４敗１分、うち３つが完封負けで、いわずもがなだが引き分はさんで４連敗中ということになる。

　しかしドラゴンズも故障者、不調者が多く、決して最高のチーム状態とは言えない。そんな中でも勝ちを拾っていくのが強さかもしれないが、タイガースがこれまで挑んでも挑んでも弾き返されてきたような分厚い鉄板のような様子はない。まずはその客観的な事実を、そのまま感じて欲しいと思う。だってもうナゴヤドームというだけで「勝てない」と刷り込まれていそうだからね。まずは気持ちで今度こそ違うぞと思ってもらわないと。

　違うといえば違うのだ。ドラゴンズとの戦いは勝機があったとしてもおそらくは僅差の展開になる。そこで最終回にマウンドに上がる藤川がいないのだから。もちろん度胸のある榎田なら球児の代わりを務められると思っているが、球児を迎える時とは気持ちが違うだろう。勝利のためには、榎田を少しでも楽に、１点差ではなく２点差、３点差にというのがそれぞれの打者の思いだろう。それがチームの思いとして結集してくれれば…それは願望にすぎないが、強いスイングと集中したインパクトに結びついてくれることを願う。

　今週の５割からの６連戦全力勝負。ここで自分たちの力を実感し、ある種の予感めいたものを醸成していくだろう。中盤に向けて、かなり重要な週だと思う。気合い入ってきたよ（笑）。